ソフトウェア編その3

Windows95/98でのハングル使用についての覚え書きです。

自分が使ってみたことのあるプログラムを中心に書いています。 便利なプログラムは他にもいろいろある様なので、 少しずつ試してみたいと思います。

「その」1〜「その3」の3つのページに分けています。 もしよければ最後まで読んでください。

目次

  1. ハングル用フォント
  2. ハングルフォント内蔵アプリケーヨン
  3. ハングルフォントを持たないアプリケーション
  4. その他の有用なアプリケーション

(IME)という印がついているソフトは、 ハングルIME(入力機能)が付いているものです。

(*)という印がついているソフトは、 実際に使ったことはないけれども、 Webや雑誌などで情報を得たソフトです。


ハングル用フォント

!NJWIN, AsiaSurf, Unionwayなど!

いずれも画面表示に使うフォントを強制的に変更することにより、 ハングルを表示させる。 使うフォントはアプリケーションが独自に持っているfontである。 いずれも日本語(JIS、EUC、Shift-JIS)、韓国語(KS)、 中国語(GB、Big5、HZ)に対応している。 (同様のプログラムに、LanExplert、TwinBridge、というのもあるそうです。)

次のような違いがある。

NJWIN
画面上の全てのフォントを、 指定した言語に変更する。 2002年3月に確認したところ、入力機能を持つ バージョンも存在していました。
AsiaSurf
ウィンドウのタイトル名とメニュー名のフォントが変更されない (日本語のまま)という点が、NJWINとは異なる。 また、日本語のEUCとShift-JISとの切り替えが、設定ダイアログを 開いて、そこで変更しないといけない。 (2002年3月にホームページを見たところ、 この製品についての記述はなくなっていました。 ただし、あちこちのFTPサイトにはまだ 残っているかもしれません。)
Unionway (IME)
正確にはUnionwayは会社名である。 Asian Suite 97が商品名である。 入力機能(IME)も持っている。

入力機能は、line入力、すなわち入力が別のウインドウに 表示されて、文字が確定した後で、ワープロソフト内に 表示される。

2揃え式キーボードからの入力と、KSコードの直接入力ができる。

そして、ワープロのフォント指定で Unionway専用フォントが指定可能になる (もちろん、MS Internet Explorer の add on フォントを使ってもいい。)。

LanExpert
http://www.vector.co.jp/ で入手可能です。 入力機能はついていません。

これらのソフトを使うときは、 日本語コードの自動判別機能は使わないこと。 つまり、Shift-JISコードを指定すること。 Webブラウザでは欧文を指定してもよい。

私がこれらのソフトを使用したのは、1997年の夏ごろです。 今では、Unicodeに対応しているかもしれません。 (2002年3月、ホームページを見たところ、継続的に ヴァージョンアップしているようでした。)

1998年5月、日本語環境対応Lynxを入手しました。 これはテキストブラウザです。 MS-DOSプロンプトで使用するため、フォントをハングルに 変更することができません。 (lynxの設定画面には、Koreanの項目はあります。) そこで、(ヴァージョンが古いのですが)1年半前の雑誌の 付録CD−ROMに入っていた UnionwayとNJWINをもう一度インストールして、 lynxを(というか、DOSプロンプトを)使用してみました。
結果は、NJWINを使うとlynxでハングル表示ができました。 しかし、Unionwayでは表示できませんでした。
NJWINを使う方法は、「Windows95でLynxを使おう」
http://www.t3.rim.or.jp/~mochiai/lynx.htm
の中の掲示板で知りました。

!外字としてのハングル(日本語IME用辞書付き)!

今ではもう使う必要はない、古い方法です。

ビットマップフォントです。 コリアネットのサイトからダウンロード可能です。 ATOKとMS-IMEの一括登録ファイルもついています。 外字ですから、メモ帳でも使えます。 独自のローマ字入力をサポートしています。 KSコードとのコンバーターは付いていません。

外字エディターで開いてみれば判るように、 原則として共和国式にハングルが並んでいます。

全ての日本語フォントの外字領域にこのフォントが登録されます。 (もちろん、他のコードとは互換性はありませんが。) ということは、ショートカットのアイコン名をハングルで表示できるわけです。 (でも"ごみ箱"だけは、アイコン名を変更できない^^;;)

!ユニコード・フォント!(*)

Netscape Navigator 4 や、Juria's Win32 Editor で 使えるそうです。

詳しくは、The Home Page formerly known as KYUNG-A Multimedia Labs.を参考にしてください。

ハングルフォント内蔵アプリケーヨン

!ウリマル ノレマダン (韓国語 歌広場)!

IBM-PC互換機(DOS/V)用のカラオケソフトがあります。

韓国のftpサイトから入手できます。 たとえば
ftp://ftp.kornet.nm.kr/pub/Hangul/misc/
ftp://cair-archive.kaist.ac.kr/pub/hangul/misc/
などから入手できます。ksing.lzhというファイルです。

解凍後、ksing.batをダブルクリックします。 ハングルフォントは必要ありません。 音楽再生に必要なハードウェアの条件はよく わかりませんが、多分大丈夫なのでは? 98で動くかどうかは知りません。

拡張子が、txtになっているファイルには歌詞がのっています。 これは、組み合わせ型コードで書かれています。 例えば、Big Eyesで読んでください。

!vada!(IME)

これはDOS用(IBM PC 互換機)のエディターです。

自分自身がハングルfontを持っています。 組合せコードを使用します。 外字(記号)も少し入っています。 漢字はありません。 (完成型コードに変換するためには別途コードコンバーターを 入手してください。)

入力方式は2揃い式、3揃い式が選べます。 KS組合せコードを使用します。

印刷機能がついています。 DOS用ですが、 Windowsでも印刷できました。 解像度を変えると 字の大きさが変ります。 手書き文字の書体もありますよ。

Windows95での使用上の注意
解凍後、vada.exeをダブルクリックすると、 DOSプロンプトが現れて、画面が灰色になって動かなくなります。 ここで、空白キーを押しながらENTERキーを同時に押すと、 設定画面(pado.exe)が現れます。 ”貯蔵して終了”を選ぶと、 エディター画面が現れます。 F10キーを押すと、メニューが現れます。 使い方はvada.doc、vada.hlpを読んでください。 F3キーでファイル名を入力すると、読み込みます。

!pensil(ヨンピル)!(IME)

これはWindows3.1以上用のエディターです。

自分自身がハングルfontを持っています。 組合せコードを使用します。 外字(記号)も少し入っています。 漢字はありません。

vadaと同じく、ハヌルソ(空の牛)の作成です。 韓国のftpサイトから入手できます。 (ftp.kaist.ac.kr/pub/hangul/editor/penなど) (/hangul/editor/penを探してみてください。 その中の全てのファイルが必要です。)

入力方式は2揃い式、3揃い式が選べます。 KS組合せコードを使用します。

詳しくはpen.exeを使ってpen.hlpを読んで下さい。 (pen.hlpはKS組合せコードで書かれています。)

shift+spaceでハングル・英文を切り替えます。

印刷機能はありません。 しかし、ハードコピーをして、 ペイントで印刷する、という方法があります。
< PrtSc > (Print Screen) というキーを押すと、 画面全体がクリップボードにコピーされます。 それをペイントに貼りつけて、印刷します。

完成型コードの文書をhcodeなどで 組合せ型コードに変換した場合、 漢字が混ざっていると、pencilではカーソルが うまく動かなくなります。

!Old Hangeul Text Editor - Nara Malsseum!(IME)

"ナラ マルスム" は、ユニコードの中の新しい 組み合わせコードを使用する MS-DOS用のエディターです。 (OHWP12.ZIP) Information regarding Hangeul より入手できます。

最大の特徴は、昔のハングル文字も扱うことが できることです。 キーボードは、3揃い式に古いハングルを加えたものです。
(ただし、アメリカのキーボードを使っています。 日本のキーボードの場合、記号に割り当ててある ハングル字母の位置が、異ります。注意!)

ユニコード、組み合わせ型コード、KS完成型コード 間のコードコンバーターがついています。 (完成型ユニコードは古いバージョンのものです。)

インストールは、ハードディスクに展開するだけでよいです。 OHWP.exeをダブルクリックしてください。 f10キーを押すと、メニューが出ます。

説明書 (README.TXT, README.COV) は組み合わせ型コードで 書かれています。 これを読むには、

  1. vada.exe や pen.exe を使用する。
  2. 附属のコードコンバーターを利用して、
    tbj2ksc readme.txt readme.ksc
    として KSC5601完成型コードに変換して、 適当なプログラムで読む。
  3. 附属のコードコンバーターを利用して、
    tbj2nj readme.txt readme.uc2
    としてユニコードの新しい組み合わせ型コードに 変換して、ナラ マルスムで読む。
といった方法があります。

印刷機能はありますが、Windowsでは動きませんでした。 そのかわりに、 PrtSc (Print Screen) キーを押すと、画面が クリップボードにコピーされるので、 これをペイントに貼り付けて、画像として 印刷すればいいと思います。

!UniEdit!(IME)

Duke Universityで作られた、 ユニコードベースの多言語エディターです。 45日間のTrial versionが入手可能です。 ハングルはもちろん、タイ語やペルシア語などの 混在ができます。 Korean -> English dictionary もあります。 もちろん、Shift-JISやKSでの保存や読み込みも可能です。

!Hpoem(カウルナム・秋の木)!

作者チョ・ヨンジュさんのサイト
http://www.eecs.uic.edu/~ycho/
で入手可能。

ハングルの詩をランダムに表示するプログラム。 組み合わせ型フォントを使用。 スペースキーを押すと次の詩が表示されます。 左ドラッグで移動できます。

右ボタンクリックで出現するメニュー内のハングルが 文字化け(表示されない)しますが、特に不便はないと思います。 KSなんとかと書かれているものは、KS完成型コードでクリップボードに コピーします。 終了は下から3つめの項目のようです。

詩は、Internet BBSであるKIDSと、Hitelの中のGLDOWNに 載っていたものを使用しているそうです。

!Big Eyes (ワンヌニ)!

複数ハングルコードに対応したハングル文書表示プログラム。 これもチョ・ヨンジュさんの作品です。 (でも、作者のサイトからのダウンロードがうまく いきませんでした。
http://www.khan.co.kr/internet/Be32-135.htm
から入手できるそうです。アップグレイド版を使うには、
http://www.khan.co.kr/internet/Be32-140.htm
もダウンロードしてください。)

フォントは組み合わせ型コードを使用していますが、 完成型コードを含めた全部で8つのコードに対応しています。 さらに、アレアハングル(hwp)のファイルから文字だけを 抽出して表示できます (ただしVer.2.5のファイルまで)。 検索機能もあり、そのためのハングルIMEも付いています。 KS完成型コードによるコピーもできます。

やはり、メニューや設定画面ではハングルが文字化けします。 しかし、ツールバー内のアイコンを使えば問題ないでしょう。 メニューバーの左から4つめの中の、1つめの項目をクリックすると、 Preferences設定画面になります。この中で、3と書いてある 行の次の行の先頭の四角をクリックして、OKを押せば、 メニューバーだけは英語表記になります。

drag and dropもでき、なかなか便利です。 (特に、組み合わせ型コードで書かれた文書を読む時は。)

漢字フォントは別途に求めないといけません。 下のIyagiという通信ソフトの中の漢字フォントが使えます。 BigEyesの説明書にもその設定のしかたが書かれていますが、 Iyagiの中の"Ihanja.fnt"というファイルを "hanja.fnt"という名前でWindowsフォルダにコピーします。

!Iyagi!(*)(IME)

これは通信ソフトです。 だから、自分はこれを持っていても使い道がありません。 しかし、漢字フォントが入っていて、これを使うと 上のBig Eyesで漢字が表示できるのです。

私が持っているのはDOS用の"Iyagi5,3"です。
ftp://ftp.infodrom.north.de/pub/hangul/dos/comm/
から入手しました。 現在は、シェアウェアになっているそうです。

!Token!

PC通信用のtelnetソフトです。 詳しくは、きょん☆あさんの Enjoy! Hangul Computing 〜Windowsでハングルを使おう を参考にしてください。 そこから入手できます。

ハングルフォントを持たないアプリケーション

!sendfont!

指定したウィンドウ内のシステムフォントを 変更するプログラムです。
従って、 フォント指定のできないはずのメモ帳でハングルを表示できるし、 Webブラウザのウィンドウを指定すれば html文書内のボタン名やフォーム内の文字列なども ハングルで表示できます。 (Unionway などを使っていれば問題ありませんが、 ホームページを見る時、フォントをハングルにしただけでは ボタン名などが文字化けします。) 下で述べるcvt8もシステムフォントを使用するので、 このsendfontを使うと便利です。
私は vector から入手したのですが、そこの説明にあるように、 dllファイルがひとつと、それはcab形式で配布されているので cabviewer が必要です。入手方法も書かれています。

!韓国映画データ・ベース Mr.Kim for Windows!

Windows用のプログラムです。俳優名や映画館などで 検索できたりします。 韓国映画とハングルより入手可能です。 標準ハングル、またはKorean Writerフォントがあると、 ハングルによる表示が可能です。(kWnnフォントはサポートしていないようだ。) なぜか、歌手のデータもあり、たとえば、 カンスジでひくと、主演映画が一本あることがわかります。 (ちなみに、監督はカンウソク、共演はアンソンギ。 3人とも日本では有名な人だが、この映画は輸入されていないですね。)

! Juria's Editor Beta2!

エディターですが、日本語の入力には少し問題があります。
しかし、ユニコードに対応しており、コードコンバーターとしては 十分実用的です。 が、現在、配布ホームページが消滅しているようです。

読み込み時のコードは、View ->Languageでset Default にしたものが 有効です。
書込み時のコードは、View ->Fontで指定したものが 有効です。
Unicodeを経由して、日中韓の漢字を変換できます。 fontを替るだけです。

(LittleEndian)Unicode, BigEndian Unicode, UTF8, UTF7 に対応しています。

ところで、Big-Endian や Little-Endian とは一体何か、という 疑問が生じます。
これは、Unicodeだけではなくて、もっと一般的な概念のようです。
たとえば、16bitで整数を表すとします。これは、上位8bit(=1octet, 1byte) と下位8bit(=1octet, 1byte)に分けることができます。 これを"下位8bit-上位8bit"の順番で処理するか、あるいは "上位8bit-下位8bit"の順番で処理するか、は CPUの種類によって異なるのだそうです、 Intelか、Motorolaか、といった違いによって。
これが Big-Endian と Little-Endian の違いです。 (どっちがどっちかは今ちょっと忘れました。) Character(文字)というのは、機械の中では整数と同じ なので、この問題が関係するわけです。
なお、BOM(Byte Order Mark) という16bitsのマークを ファイルの先頭に入れることで、両者を区別することも あります。

その他の有用なアプリケーション

!日本で紹介された韓国映画一覧表!

韓国映画とハングルより入手可能です。 csv形式のデータです。ハングルはカタカナ表記です。

!ハングルWindowsのスタートボタン!

韓国語とPC」で 入手可能な画像データです。TClockという フリーウェアを使って、ツールバーの左側にある スタートボタンを、ハングルWindows風のボタンに 変更できます。

!hmconv!

DOSプロンプトで動かすフリーソフトであり、 韓国のftpサイトから入手可能です。 Winows用とDOS用の2種類入っています。 euc-kr(8bitコード)と iso-2022-kr(7bitコード)との 相互変換ができます。

「GUIでコード変換編」も参考にしてください。

hcode

これも韓国のftpサイトから入手可能な DOS用のフリーソフトです。 euc-kr(完成型コード)とiso-2022-krだけでなくて、 組合せ型コード、電子メールのB_encoded_Header、 南北が合意したハングルのローマ字表記、 などのコード変換ができます。

「GUIでコード変換編」も参考にしてください。

韓国のftpサイトには、他のコードコンバーターも いくつかあるようですが、 自分は使ったことがないので、詳細は不明です。

!cc5700!

Information regarding Hangeul で入手できる、cc5700.zipというファイルは、 euc-kr、組み合わせコード、ユニコード間の コードコンバーターのセットです。(DOS用です。) 同様のコードコンバーターセットは、ナラマルスムにも附属しています。
注意:ナラマルスム附属のコンバーターは、古いUnicode (Unicode1.1)対応だそうです。 cc5700で、iwxとなっているのも古いUnicodeです。 現在のUnicode(Unicode2.0)はiwの方です。 ただし、Bigendian Unicodeのようです。

!cvt8!

文字化けしたハングル電子メールを 復元するWindows用プログラムです。 やはり韓国のftpサイトから入手可能な フリーソフトです。 たとえば
ftp.kaist.ac.kr/pub/hangul/code/PC
から入手可能です。 cvt8-faq.txtも一緒にダウンロードしましょう。

読めないメール本文をクリップボードにコピーして、 cvt8のdecodeメニューの下にいくつかの デコーディング方法が現れるので、 適当に選択します。 デコーディング方法には次のようなものがあります。

!ロボビュー2.0!(*)

"テクノクラフト"という会社の製品。 中国語、韓国語、東ヨーロッパ諸語、ロシア語、ギリシア語を Windows95上で利用できるようにするソフトだそうです。 (PCing (学研) 6月号 107ページの記事より。)

!ユリちゃん97!(*)

トリリンガル・ペクソン社製。 外字ハングルと、Lotus123のマクロを使ったハングル環境を 提供するらしいが、詳細は不明。 日韓、韓日辞書もあるそうです。
作成日:1997年10月18日(2000年12月6日にファイルを分割した)
更新日:2002年5月24日

chiyu (chiyu@sings.jp)
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