kajero editor 覚え書き編

kajero editorはdaishinさん作成の エディタです。 http://www1.im.uec.ac.jp/~daishin/software/kajero/ から入手できます。

kajero editor のヘルプファイルを読めば使い方は載っていますが、 ハングル使用時の注意点をまとめるのも意味があるのではないか、と思い、 書きました。 kajero editor ver 1.3.8 で確認しました。

なお、自分は時々しかkajero editorを使っていないので、 ひょっとしたら間違ったことを書いているかもしれません。 そのときは、ごめんなさい。

kajero editorのメニューバーは、複数言語から選べます。 以下では、日本語を選んだと仮定して、はなします。 メニューバーを日本語にするには、ツールバーで カナヅチの絵のボタンを押すと Customizeウィンドウが 現れますので、"Language"タブ内の"Menu"を"Japanese"にしてください。 その後、「適用」を押して、「OK」を押してください。

目次

  1. ハングルフォント
  2. 読み込みコードの指定
  3. 保存コードの指定
  4. クリップボード
  5. 言語環境
  6. 文字入力について
  7. さいごに

ハングルフォント

ハングルフォントは、Microsoft Internet Explorer 5の インストーラーから、ハングルフォントをカスタムインストールすれば 使えるようになります。kWnnなどの市販フォントも使えます (ただし、KSフォントのみ)。

フォントの登録は、

  1. メニューバーから「設定」⇒「設定...」で Customizeウィンドウを表示します。(カナヅチボタンを押してもよい)
  2. "Font"タブをクリックします。
  3. 言語ごとに、フォントを指定します。画面表示用と、印刷用の2種類のフォントを 指定します。
  4. 最後に「適用」を押して、「OK」を押します。

読み込みコードの指定

Unicode(16bit)、UTF-8、EUC-KR、ISO-2022-KR、 Shift-JIS、EUC-JP、ISO-2022-JP(いわゆるJIS)などが 読み込めます。

  1. メニューバーから「設定」⇒「設定...」で Customizeウィンドウを表示します。(カナヅチボタンを押してもよい)
  2. "Code"タブをクリックします。
  3. "Auto Code"にチェックをいれます。
  4. 最後に「適用」を押して、「OK」を押します。
これで、コードを自動判別します。普通はこれだけで十分だと思います。 自動判別に失敗する場合は、
  1. メニューバーから「設定」⇒「設定...」で Customizeウィンドウを表示します。(カナヅチボタンを押してもよい)
  2. "Code"タブをクリックします。
  3. "Auto Code"のチェックをはずします。
  4. 他の項目を適当に選びます。 UTF-8を読むときは「Unicode」内の「File」にチェックをいれます。 (16bit)ユニコードを読むときは、「Unicode」の「File(TTf-8)」に チェックをいれます。
  5. 最後に「適用」を押して、「OK」を押します。
これで、自動判別機能がOFFになるので、指定したコードで読み込みます。

kajeroのwindowの右下に、文字コード名が表示されます。

保存コードの指定

デフォルトでは、読み込み時のコードで保存されます。 これは、kajeroのwindowの右下に表示されているので 確認できます。

しかし、別のコードで保存したい場合もあります。 その場合は、次のようにして保存コードを変更できます。

  1. メニューバーから「設定」⇒「コード」を選び、 求めるコードを指定します。
  2. 必要に応じて、メニューバーから「設定」⇒「行末」を選び、 改行コードを変更します。

改行コードは、Windows(DOS)用が"CR+LF"で、UNIX用が"LF"で、Mac用が"CR"です。 "LF+CR"は通常は使いません。

作ったファイルを他人に渡す時は、保存文字コードに注意しなければなりません。

  1. 日本語のみのファイルは、"7bits"(この時ISO-2022-JPに相当する)、 "EUC Japanese"、"Shift-JIS"、"Unicode"、"UTF-8"の中から 選びましょう。
  2. 韓国語のみのファイルは、"EUC Korean"、"Unicode"、"UTF-8"の 中から選びましょう。"7bits shoft Korean"(ISO-2022-KRに相当する)は、 使わない方がいいと思います。"7bits"(この場合はISO-2022-JP-2に相当する)は 韓国では使われていません。
  3. 日韓混在文は、"Unicode"、"UTF-8"の中から選びましょう。 "7bits"(この場合はISO-2022-JP-2に相当する)は 韓国では使われていませんし、日本でもあまり使用されません。
他の文字コードで保存した場合、kajero editorでは読めますが、 他のeditorでは、ほとんど読めないと思います。 (Muleでは読めますし、kWnn98のコンバーターで読めるコードもあります。)

たとえば、日本語環境(下で説明します)で新規ファイルを作成した後、 (この時点でファイルのコードはShift-JISになる。) 韓国語環境にきりかえてハングル文書を作成して、そのまま 保存すると、他のエディターでは読めない文字コードになります。 この場合は、上に示したように、"EUC Korean"などを指定しましょう。

クリップボード

  1. メニューバーから「設定」⇒「設定...」で Customizeウィンドウを表示します。(カナヅチボタンを押してもよい)
  2. "Code"タブをクリックします。
  3. 「Unicode」内の「clipboard」にチェックをいれます。
  4. 最後に「適用」を押して、「OK」を押します。
これで、ユニコードクリップボードが使えるようになります。 Internet Explorer 5とハングルをコピーアンドペーストするには、 これが必要です。 (この状態でも、ユニコードクリップボードを使わないアプリケーションとの やりとりも可能です。)

言語環境

これは非常に大事です。

日本語環境では、ユニコードファイルを開いた時、できるだけ 日本の漢字で表示します。クリップボードから貼り付けた時も 同様です。また、日本語IMEからの入力は日本の漢字になります。

韓国語環境では、逆に、できるだけ韓国の漢字で表示します。 日本語IMEからの入力は韓国の漢字になります(下で説明します。)

カーソル位置の文字が日本の文字か韓国の文字かは、 kajeroのwindowsの右下を見れば確認できます。 ここに文字のコード値が表示されています。 "k:d0d1"のようにKではじまれば韓国の文字、 "J:3a23"のようにJではじまれば日本の文字です。

文字入力について

外部IMEを使う場合

日本語IMEを使う場合。

韓国語IMEを使う場合は、韓国語環境で使ってください。 日本語環境では使えないようです。

内蔵IMEを使う場合

実は、外部IMEを使わない入力も可能です。 つまり、ハングルIMEを持ってなくてもハングルが入力できます。 これも、詳しくはkajero editorのヘルプを参照してください。
まず、かなの入力: 次に、ハングルの入力:

記号の入力について

記号入力時の全角・半角の切替は、 メニューバーから「設定」⇒「キーボード」⇒「全角」か、 またはツールバーから「A」を押してください。 それで切り替わります。

また、文字コード表を表示して、文字を入力することもできます。 メニューバーから「編集」⇒「文字一覧」か、または ツールバーから虫眼鏡のボタンを押します。

さいごに

自分は通常はMeadowというエディターを使ってハングル入力を しています。でも、kajeroがどうしても必要な時があります。

ひとつは、印刷する時。 もうひとつは、IE5を使う時(Unicode clipboardを使うから)。

また、Windowsで動くハングルエディターを尋ねられたら、 まずkajero editorを勧めるつもりです。

このような便利なエディターを作成して、フリーで公開されている daishinさんに、感謝します。


作成日:2000年 9月21日
更新日:年 月日

chiyu (chiyu@sings.jp)
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