Meadowでハングルを使う

このページでは、ハングルが使えるソフトとして、 Meadow(メドウ)というWindows用エディターを 紹介しようと思います。

はじめに

日本語用パソコン(OS)でハングルを扱う一番簡単な方法は、 恐らくWindows2000/XPやMac OS 9/Mac OS Xなど、 OSレベルで多言語を扱うことができるOSを 使うことでしょう。
また、日本語Windows95/98でも最近は ユニコードが普及してきているので、 日本語とハングルを同時に使うことのできる アプリケーションは増えています。

だから、ハングルが使えるというだけでMeadowを 勧める訳にはいかなくなりました。

でも、Meadowはすごく便利なソフトなので、 自分のわかる範囲で、ハングルを使うための 話を載せようと思います。

なお、自分が使っている各種アプリケーションは、 必ずしも最新版とは限りません。 よって、最新版とは挙動が異なることもあると思います。 ご了承ください。

まず、なぜMeadowなのか?それは

  1. Meadowは高機能エディターである。
  2. Meadowでは日本語が使える。
  3. Meadowでは韓国語も使える。
ということです。
Meadowは強力なカスタマイズ機能を持ち、 豊富なパッケージをインストールすることにより、単にエディターとしてだけでは なくて、さまざまな用途に使えます。
例えば、カード型データベースソフト、FTPソフト、電子メールソフト などとして使えます。
このようなさまざまな機能を紹介した日本語のWebページは、 たくさんあります。それらを参考にすれば、 Meadow上で快適な生活を送ることができると思います。
で、そのさまざまな機能は、ほとんどの場合、ハングルでも 利用可能なのです。(ここが大事。)
そこで、Meadowでハングルを使う時に知っておくと便利な事を、 このページでいくつか紹介したい、と思います。

ところで、最初にMeadowでハングルを使う際に、 自分が欠点と思う点を挙げておきます。

  1. Meadowは「Unicodeベースのアプリケーション」では*ない*
  2. Meadowからの印刷は、ちょっと不便な点がある。
  3. Unicode clipboardに対応していない。
  4. UnicodeにあってKS完成型にないハングルが使用できない。

1番目の欠点はどういうことかというと、 普通のWindowsアプリでは、 「ハングルが使える」、というと Unicodeベースのアプリであることが多いのです。
しかし、MeadowはUnicodeベースのアプリではありません。 だから、他のアプリケーションからの類推でハングルを扱おうとしても、 うまくいかない場合があります。 (フォントの話や、他のアプリとのコピーアンドペイストの話など)

2番目の欠点はどういうことかというと、 普通のWindowsアプリケーションみたいな使い勝手の 印刷機能が、まだついていない、という意味です。
ただし、PostScriptファイル(PSファイル)に出力することは可能です。 (Meadowに附属しているps-print.elを使う。) PSファイルは、GhostViewというフリーウェアを使って 画面に表示したりプリンタで印刷したりできます。 問題点としては、BDFフォントの設定がちょっとだけ面倒くさいこと、 でしょうか?
あるいは、一旦ファイルに保存して、他のプログラムを使用すれば、 もちろん印刷できます(xyzzy editor、kajero editor、Aprotool TM editor、 Internet Explorer、kWnn98、などなど)。
日本語の場合、Windows附属のメモ帳を利用して印刷する方法(設定)が Meadowの中に入っています。これをxyzzyエディターを利用するように 変更すれば、日韓混在文の印刷も可能です。

3番目の欠点は、たとえば、 Microsoft Internet Explorer 4 (以上) では、ユニコードクリップボードしか 使えないので、Meadowとcopy & pasteができない、ということです。
ただし、別のソフトを併用すれば、これは 一応解決できます。 UniKonvやxyzzyを使って、 自動的にユニコードクリップボードを利用するように 設定できます。 (後で説明します。)

4番目の欠点は、今のところ、どうしようもありません。 MeadowはISO-2022風の文字セットであるKS完成型コードしか 扱えません。 (ひょっとしたら、何か解決策があるのかもしれません。 タイ文字みたいに文字を合成するとか。)
가といった方法で記述して、Webブラウザで印刷する、 という手もありますね。 また、kTeXというpLaTeX用のハングルパッケージをインストールすれば、 LaTeX文書の中で日本語と一緒に現代ハングル11172文字が使えます。

Meadowとは?(MeadowとEmacsとMuleとの関係)

Meadow(メドウ)とは、UNIX(ユニックス)上で動くEmacs20(イーマックス20)を Windowsに移植したものです。Emacs20はMule4(ミュール4)の機能を 取り入れています。 そこで、EmacsとMuleについて簡単に説明します。

Emacsとは、UNIX上で動くエディターです。Emacs LISPというマクロ言語を 持ち、これを使って自在にカスタマイズできるのが特徴です。 正確にはGNU Emacs(グヌー イーマックス)といい、別の機種のコンピューター で動いていたEmacsを、GNUプロジェクトのストールマン氏がUNIX上に 移植したものです。以下では、単にEmacsと呼びます。

ところが、Emacsでは日本語が使えませんでした。 そこで、電子技術総合研究所の半田剣一氏、戸村哲氏、錦見美貴子氏、 高橋直人氏らが多言語機能を追加したものが、Muleです。 日本語はもちろん、朝鮮語やタイ語なども使用できます。

Emacs18を元にしたものがMule1、Emacs19を元にしたものがMule2です。 そして、最新版のEmacs20では、Muleの多言語機能が本家Emacsにも 採用されました。だから、今ではEmacsとMuleとは同じものだと思います、 多分。

そして、京都大学の宮下尚氏がこのEmacs20(Mule4)をWindowsに移植したものが、 Meadowです。

(実は、Mule2を宮下氏がWindowsに移植されたMule for Win32という ものもあります。Mule for Win32の方がMeadowよりも動作が軽快です。 そしてMule for Win32でもハングルを扱うことはできますが、 残念ながら日韓混在文の使用ができません。)

正確には、Meadow1.00はEmacs20.2/Mule3.0を移植したもので、 Meadow1.10はEmacs20.4/Mule4.1を移植したものらしいです。 もとのEmacsのversionが違うので、いろいろと仕様が変更になっています。

現在、Emacs21に対応したMeadow2.00が正式公開されています。(2004年7月7日)

現在、Meadowの最新バージョンは何番なのだろう?? 私は未だにMeadow2を使っています...(2007年4月6日)

お勧めサイト

Meadowのインストール、使用法についてのWEBページはいくつかあります。 私自身、それらのページがなければ、こうしてMeadowを使うことが できなかったでしょう。もしも私の説明ではよく分らない場合は、 参考文献(Meadow全般)のページを 訪ねてみてください。

目次

まだまだ作りかけです。不十分なところばかりです。 すこしずつ修正したいと思います。
作成日:1998年 9月18日
更新日:2007年 4月 6日
chiyu (chiyu@sings.jp)
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カウンターは1998年9月18日に設置しました。


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