FreeBSD に標準でインストールされている IIJ-PPP で ISP(Internet Service Provider)へ接続する方法を紹介します。今回説明するのは私が加入している生協インターネットへの接続方法を紹介します。ただ、どこの ISP も基本的には同じ考え方で接続できるものと思います。
ちなみに今回は FreeBSD 2.2.7 を想定して説明しています。
| シリアルポート | FreeBSD の Kernel | FreeBSD でのモデム |
| COM1 | sio0 | /dev/cuaa0 |
| COM2 | sio1 | /dev/cuaa1 |
| COM3 | sio2 | /dev/cuaa2 |
| COM4 | sio3 | /dev/cuaa3 |
例えば:
sio0 と sio1 をカーネルが見つけたなら /dev/cuaa0 か /dev/cuaa1 を利用できると言う事になります。
実際 cu というコマンドを利用して、モデムが利用できるか確認します。
# cu -l /dev/cuaa0 ⇒ COM1 にモデムを接続している場合
Connected. ⇒ システムのメッセージ
at ⇒ モデムのコマンド。
OK ⇒ モデムが利用可能とのメッセージ。
~. ⇒ このターミナルを終了するコマンド。
Disconnected. ⇒ システムのメッセージ
#
このように at と打ち込んで OK と返ってくればモデムは利用可能です。反対に at を打ち込めなかったり、 OK と返ってこなければモデムは利用できません。
/etc/host.conf
resolv.conf
ppp/ppp.conf
ppp.linkup
IIJ-PPP のコンフィグファイルは /etc/ppp 以下にあるファイルですが、/etc/host.conf,/etc/resolv.conf もインタネットに接続する際には設定が必要です。/etc/host.conf:以下は IIJ-PPP で利用するコンフィグファイルの設定です。
hosts,bind ⇒ 名前解決を最初に hosts で行う
/etc/resolv.conf:
domain seikyou.ne.jp ⇒ 契約した ISP のドメイン名 nameserver 202.211.152.221 ⇒ 契約した ISP のプライマリ DNS サーバー nameserver 165.76.12.2 ⇒ 契約した ISP のセカンダリ DNS サーバー
/etc/ppp/ppp.conf:
default: ⇒ default はどの設定にも有効な部分です。 allow users akiyama ⇒ akiyama というユーザーにダイアルアップをさせることができます。これがないと一般ユーザーが利用できません。 set log Phase Chat Connect Carrier LCP IPCP CCP tun command ⇒ どんな log をとるかの設定 set device /dev/cuaa2 ⇒ COM3 のモデムを利用します。PAO ではこの設定が一番多いです。 set speed 115200 ⇒ シリアルの転送速度。 deny lqr set dial "ABORT BUSY ABORT NO\\sCARRIER TIMEOUT 5 \"\" AT OK-AT-OK ATE1Q0 OK \\dATDT\\T TIMEOUT 40 CONNECT" ⇒ モデムへのコマンド。 seikyou-osaka: ⇒ ppp で利用する設定名です。 accept chap ⇒ CHAP 認証を受け付けます。 deny pap ⇒ PAP 認証を拒否します。 set phone xxxxxxxx ⇒ 接続先の電話番号(必須) set login set authname xxxxxxxx ⇒ 貴方のアカウント(必須) set authkey xxxxxxxx ⇒ 貴方のパスワード(必須) set timeout 1200 ⇒ アイドル時間(1200 -> 20 分) set ifaddr 0 0 0 0 ⇒ ダイアルアップは振られた IP を利用する。 delete ALL add 0 0 HISADDR
/etc/ppp/ppp.linkup:
MYADDR: delete 0 add 0 0 HISADDR seikyou-osaka: delete ALL add 0 0 HISADDR
# ppp Working in interactive mode Using interface: tun0 ppp ON xxx> ppp ON xxx> dial seikyou-osaka ⇒ ppp.confの設定名から設定を読込む為です。 Dial attempt 1 of 1 Phone: xxxxxxxx ⇒ 接続先の電話番号、このあとダイアル音が聞こえます。 dial OK! login OK! ppp ON xxx> Packet mode. ppp ON xxx> PPP ON xxx> ⇒ リンクアップした時に ppp -> PPP へと変わります。これで接続が完了です。別のターミナルからpingなどで本当に外部に出られるか確認して下さい。
接続を終了したい場合は
PPP ON xxx> close ppp ON xxx>と打ち込んでください。また、ppp を終了したい場合は、
ppp ON xxx> quit #と打ち込んでください。
また、接続後の自分のIPを知りたい場合はリンクアップしていることを確認して、
PPP ON xxx> show ipcp IPCP [Opened] his side: xxxxxxxxxx ⇒ コミニュケーションサーバーのIPアドレス my side: xxxxxxxxxx ⇒ 自分に割り振られたIPアドレス 中略として下さい。ppp で show ? とすると様々な情報が得られます。
以上で IIJ-PPP の設定は終わりです。
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