2002年7月

7月1日(月)
http://ha1.seikyou.ne.jp/home/arasiyama/diary0207.html#1
●「新宿少年探偵団」(原作:太田忠司、漫画:こやま基夫)★★★
 ファンタジーの文法で《少年探偵団》の世界を現代に甦らせた《新宿少年探偵団》シリーズの一作目の漫画化。
 構成を多少変えて刈り込んだという感じで、わりとそつなく纏まっていると思う。ただ、原作のノベルス版イラスト担当の大貫健一による画のイメージが強い為、多少の違和感を感じてしまったのは残念。つうか、違和感は多少どころではなかったけれども。
 全体として原作のファンにはあまり勧められない気がする。表紙のイラストと内容のコントラストと言う意味では原作の《新宿少年探偵団》シリーズ、上遠野浩平の《ブギー・ポップ》シリーズに勝るとも劣らない効果を挙げてるなあ。
 余談だが、原典の方の三作目を読んでる最中なので、或る意味この漫画版の刊行はタイムリーだったり(笑)。
●『江戸にいる私』読了。

7月2日(火)
http://ha1.seikyou.ne.jp/home/arasiyama/diary0207.html#2
●『摩天楼の悪夢』読了。
●そういえば、扶桑社文庫《昭和ミステリ秘宝》叢書は続刊の刊行が延び延びになってますねえ。まあ、読むのが追いついてなかったので或る意味好都合なんだけれども。2ちゃんねるの復刊スレッドはやっぱ面白いなあ。そういえば、ちくまの《怪奇探偵小説名作選》は第3期いけるのかなあ……。

7月3日(水)
http://ha1.seikyou.ne.jp/home/arasiyama/diary0207.html#3
●えーと、「ごくせん」最終回と「かまいたちの夜」のドラマ、放送時間一部被ってるんですけれど……(泣)。ついでに言うならば、テレビビデオはダブルチューナーでないので裏番組がみれない……。願わくはナイターが1時間延長してくれますように(笑)。無理っぽそうだが。無論、「ごくせん」優先です(笑)。ところで、「かまいたちの夜」の方、演出の人の欄に吉田秋生の名前がありますが、『吉祥天女』や『BANNA FISH』の作者さんと同名異人なんでしょうか。
●ところで、『魔術師大全』と言う本、京都では全然見かけないのですが、売り切れたのでしょうか? 今度梅田出たときに買おうっと。

7月4日(木)
http://ha1.seikyou.ne.jp/home/arasiyama/diary0207.html#4
●「ごくせん」★★★★
 極道の跡取り孫娘が教師をするという、設定自体は荒唐無稽であるが、ドラマ展開そのものは毎回きわめてオートバックス、否、オーソドックス。ついでに最終回もべたで、展開にひねりを求める人にはもの足らないかも。でも、仲間由紀恵の怪演(快演?)のおかげか、飽きずに見ることができた。つうか、毎回べたなところは笑いっぱなしだったのでそれだけでもいいっす(笑)。
 余談だが、そもそも「ごくせん」自体見る気なかったのであるが、「ごくせん」の前に放送している「ザ! 世界仰天ニュース」で初回放送直前に仲間由紀恵が出てて、まあ一回目くらい見てみるか、と思い見たらはまった、というのが見てた理由(笑)。
 視聴率がよかったらしく、一回放送回数が増えたらしい。多分、この様子だと一年以内に特別スペシャルは一回はやるよなあ。

7月5日(金)
http://ha1.seikyou.ne.jp/home/arasiyama/diary0207.html#5
●プチフリーズの回数が日を追うごとに増えていく(泣)。これは、マシンを買い換えろと言う事なのであろうか(泣)。
●ページを一部改装使用と計画中。いや、日誌の新着分をトップに持っていこうかと考えているだけなんだけれども。

7月6日(土)
http://ha1.seikyou.ne.jp/home/arasiyama/diary0207.html#6
●『透明な一日』『狐闇』読了。
●ああ、昼間流れていた中井貴一版金田一耕助の『犬神家の一族』見損ねたよ(泣)
●しかし、先日徳間文庫入りした『剣鬼喇嘛仏』、なんで今頃の再刊なんだろう。もしや! その日は近いのでしょうか。え? 買ったかって? 無論買いましたよ。所持してる本に収録されていない二編の為に(笑)。余談だが、解説の「伊賀の散歩者」への言及箇所は(正確に言えば引用箇所は)「伊賀の散歩者」が乱歩小説であることを考えると大爆笑以外の何ものでもない。

7月7日(日)、8日(月)
http://ha1.seikyou.ne.jp/home/arasiyama/diary0207.html#7_8
●この間は『忍法八犬伝』読了。
●昨日は三重県は名張まで駐車場関係で行ってたんですけれどもね、犬引き連れ率異様に多かったような。流行ですか。
ここのフレームの右側が表示されないの多いんだけれども、何でだろう。余談だが『被告の女性に関しては』の表紙の女性、サンスターオーラツー(商品名だが、正式な表記は覚えていない)のCMで「赤ワインでステイン♪」とかいってる人の顔に感じが似てるのであるが。表紙を見るたびに思い出してしょうがない(笑)。

7月9日(火)
http://ha1.seikyou.ne.jp/home/arasiyama/diary0207.html#9
●つうわけで、私家版上半期ベスト。というか、印象に残ったの。読了同に。
『本格ミステリコレクション 楠田匡介名作選 脱獄囚』(日下三蔵編/河出文庫)
『柳生忍法帖』『魔界転生』(山田風太郎/講談社文庫)
『聯愁殺』(西澤保彦/原書房)
『人間動物園』(連城三紀彦/双葉社)
『双月城の惨劇』(加賀美雅之/カッパノベルス)
『世界は密室でできている』(舞城王太郎/講談社ノベルス)
『第四の扉』(ポール・アルテ/ハヤカワミステリ)
 あたり。
 日下三蔵復刊シリーズ(笑)より『脱獄囚』。河出の《本格ミステリコレクション》で一番楽しみにしていた本。『脱獄囚』のような脱獄パズラーはもうないのかなあ。全編脱獄ばかり、ではないものの、それぞれよく考え抜かれている。
 忍法帖二編はべったべた過ぎていけ高々と挙げるのは恥ずかしいかも(笑)。余談だが、この二編、基本骨格が相似しているのは面白い。二編以外では『忍びの卍』『信玄忍法帖』『銀河忍法帖』『忍法封印いま破る』と言った講談社ノベルスから再刊されたっきりになってる奴が印象に残る。この辺、山風忍法帖ファンのみならず、ミステリファンなら探してでも読む価値は大ありです。特に前者二編。
『聯愁殺』『人間動物園』『双月城の惨劇』『第四の扉』は本格領域より。上半期は本格系かなり読んでるなあ。結構以外。この四編は今年のベスト候補、かも。『聯愁殺』は西澤本格の一つの到達点ではなかろうか。というか、こういう作品をあっさりと書いてしまう西澤保彦は怖い。『人間動物園』は何で連載完結後何年も寝かしてたかよくわからん。『人間動物園』に先駆け刊行された『白光』も読まないと。
『双月城の惨劇』『第四の扉』は二つともカーフォロワー。甲乙つけがたいが、前者の方により惹かれる。前者はカッパノベルス内の叢書《KAPPA-ONE》の一冊。『双月城の惨劇』を含め三冊ほど読んだが、どれも手堅い。フランスのカーとも言われるアルテの『第四の扉』は不可能犯罪てんこ盛りで解決編までキチンと解明できるか不安だった(笑)。続刊の早い刊行を望む。
 講談社ノベルス二十周年記念企画《密室本》より『世界は密室でできている』。《密室本》を全部読んでるわけでもないし、また、全冊出そろってないが、これが一番です(笑)。
 と言うわけでまた来週。

7月10日(水)
http://ha1.seikyou.ne.jp/home/arasiyama/diary0207.html#10
SFミステリに関して一部で話題になってるようだが、SFミステリのリストがないのは、多すぎると言うより寧ろ双方のジャンルで未だに鬼子扱いされてるからだと思う(SF領域ではそうでもなくなってきてるっぽいけれども)。以前とある理由でカンタンにリストUPしてみたところ、6、70作品はあったし。その時の割合は国産7、翻訳3だったけれども。面白いことに、国産SFミステリは90年代以降が9割を越える。何処までをSFと捉えるかによって数は増減するだろう。たとえば、有栖川有栖の『幽霊刑事』は「SFが読みたい」のSFミステリに関するコラムで取り上げられていたが、個人的にはSFミステリではないし(幽霊という特殊ルールが重要にしても)。幽霊をSFに入れたら、それこそ幻想ミステリもSFミステリになるしなあ。また、「ミステリ」を何処まで広げるかにもよるし。この辺の所はいずれ「九日間の不思議(仮)」で取り上げる予定。「館ミステリ試論」の二つ目をUPし終わったらね(笑)。

7月11日(木)
http://ha1.seikyou.ne.jp/home/arasiyama/diary0207.html#11
●『『瑠璃城』殺人事件』『メルサスの少年』読了。
●先日bk1で注文した本が到着。『魔術師大全』であるが、資料としてどうかなあ……。まあ、純粋に読み物としては面白そうだけれども。

7月12日(金)
http://ha1.seikyou.ne.jp/home/arasiyama/diary0207.html#12
●『まほろ市の殺人 春 無節操な死体』読了。
●SFミステリに関しては明日以降に。

7月13日(土)
http://ha1.seikyou.ne.jp/home/arasiyama/diary0207.html#13
●『まほろ市の殺人 夏』『まほろ市の殺人 秋』『まほろ市の殺人 冬』読了。
10日の記述について補足。ここの問いに答えておくと、リストUPした結果国産SFミステリは90年代作品が多い、と言うことです(下のリスト参照)。「90年代以降の9割を超える国産SFミステリは未だ鬼子扱いされてる、ということでしょうか?」とのことですが、そういうことです。書き方が悪くて申し訳ないです。
 ミステリ方面では幻想ミステリは市民権を得ているようですが、SFミステリはまだまだ(SFそのものが売れないと言う「迷信」故に)市民権というか、一山脈になってない気がします。異世界本格とどう違うか、と言うのも結構難しいところ。
●で、とりあえず、絞っておらず、数だけは無駄に多いですが、SFミステリリスト。SF設定で謎解きものの要素を兼ね備えているという縛りです。謎解きものという縛りがなければ浅暮三文作品や井上夢人作品にリスト入りするのもありますが。梅原克文の『ソリトンの悪魔』とか。斜体は(私の中で)微妙にSFミステリか否か判別がつきがたいのです。太字は未読。シリーズは同じ行にまとめております。国内は概ね拾えてると思うけれども、海外物は抜けが多いと思う。この辺ご意見求む。太字の作品はおいおいつぶしていく予定。
 
地底獣国の殺人(芦辺拓)
マリオネット症候群(乾くるみ)
ダレカガナカニイル…(井上夢人)
鋏の記憶(今邑彩)
きみにしか聞こえない―CALLING YOU―(乙一)
殺竜事件/紫骸城事件(上遠野浩平)
ルーガ=ルー(京極夏彦)
継ぐのは誰か?(小松左京)
男を探せ(小松左京)
ローウェル城の密室(小森健太朗)
透明受胎(佐野洋)
感染性求愛症(佐野洋)
F氏の時計(佐野洋)
イヴの時代(多岐川恭)
パーミリオンの猫(1)殺戮のための超・絶・技・巧/パーミリオンの猫(2)タンブーラの人形つかい/パーミリオンの猫(3)兇殺のミッシングリンク/パーミリオンの猫(4)魔の四面体≠フ悪霊(竹本健治)
星の国のアリス(田中啓文)
蒼白の城XXX/慟哭の城XXX(田中啓文)
流星航路(田中芳樹)
アリア系銀河鉄道 三月宇佐見のお茶の会(柄刀一)
未来警察殺人課(都筑道夫)
銀河盗賊ビリイ・アリグレロ(都筑道夫)

宇宙調査艦《ギガンテス》(二階堂黎人)
完全無欠の名探偵(西澤保彦)
七回死んだ男(西澤保彦)
殺意の集う夜(西澤保彦)
人格転移の殺人(西澤保彦)
死者は黄泉が得る(西澤保彦)
瞬間移動死体(西澤保彦)
複製症候群(西澤保彦)
幻惑密室/実況中死/念力密室!/夢幻巡礼/転・送・密・室/人形幻戯(西澤保彦)
ナイフが町に降ってくる(西澤保彦)
異邦人 fusion(西澤保彦)
変身(東野圭吾)
パラレルワールド・ラブストーリー(東野圭吾)
虹を操る少年(東野圭吾)
魔境殺神事件(半村良)
バルーン・タウンの殺人/バルーン・タウンの手品師(松尾由美)
M.G.H. 楽園の鏡像(三雲岳斗)
ワイヤレスハートチャイルド(三雲岳斗)
天狗風/震える岩(宮部みゆき)
女王の百年密室(森博嗣)
生ける屍の死(山口雅也)
柳生十兵衛死す(山田風太郎)
ペロー・ザ・キャット全仕事/ボーイ・ソプラノ(吉川良太郎)
製造迷夢(若竹七海)
怪奇探偵小説傑作選5 海野十三集 三人の双生児(日下三蔵編)←一部の作品
怪奇探偵小説名作選1 小酒井不木集 恋愛曲線(日下三蔵編)←一部の作品
21世紀本格(島田荘司編)←一部の作品
鋼鉄都市/はだかの太陽/夜明けのロボット(アイザック・アシモフ)
アシモフのミステリ世界(アイザック・アシモフ)
さらば、愛しき鈎爪(エリック・ガルシア)
魔術師が多すぎる
/魔術師を捜せ!(ランドル・ギャレット)
ゴールデン・フリース(ロバート・J・ソウヤー)
ターミナル・エクスペリメント(ロバート・J・ソウヤー)
フラッシュフォワード(ロバート・J・ソウヤー)
分解された男(アルフレッド・ベスター)

私のすべては一人の男(ボワロー&ナルスジャック)
星を継ぐもの(J・P・ホーガン)
コンピューター検察局/コンピューター404の殺人(E・D・ホック)

7月14日(日)
http://ha1.seikyou.ne.jp/home/arasiyama/diary0207.html#14
●『怪異投込寺』読了。
●今月の某畸人郷例会が昨日だったことに今日気づく。つうか、先月は20日と言ってたから安心して他のに(苦笑)。メルマガを見たらキチンと書いてたよ。まあ、いずれにせよ、行けなかったのには変わりないけれども。とりあえず、20日やと言ってた人に教えておかないと。

7月15日(月)
http://ha1.seikyou.ne.jp/home/arasiyama/diary0207.html#15
●『太陽の簒奪者』読了。
京都在住者必読
●間がかなり空いた気がしますが、「館ミステリ試論(2)−仕掛けある館−」UP。昨年書いた『人狼城の恐怖』評を大幅に加筆及び改稿したもの……になるはずだったんだけれども、あまりできてないです(笑)。『斜め屋敷の犯罪』『人狼城の恐怖』の根幹的ネタに言及してますので未読の人はご注意を。続きは……書かない可能性大(をい)。予定は未定と言うことで。

7月16日(火)
http://ha1.seikyou.ne.jp/home/arasiyama/diary0207.html#16
●人間ザリガニとしか言いようのない怪物におそわれる夢を見る。北野勇作の『ザリガニマン』のそれではなく、足も尾っぽで蛇みたいに這う奴。天井を伝って手を伸ばしてきやがったのでひっつかみ、ねじ切ったら千切れる。そいつをあんぐり開けたザリガニ男の口につっこんだらばりばり食いやがって、一言「まじぃ!」と叫ぶ。つうか、つっこまれたのか? その後の展開は目が覚めてしまったのでまた来週、と言う感じ。
●地震が瞬間的にすごかったにゃあ……。

7月17日(水)
http://ha1.seikyou.ne.jp/home/arasiyama/diary0207.html#17
えんじさんの所経由で茗荷丸さんの所の掲示板の「英米のミステリファンに日本のミステリを紹介する選集を編むとしたら?」と言う話題を知る。
 この辺の討論は結構興味深い。ところで、短編アンソロジーというのはどうだろうか。収録作を考えてみる。
 海野十三「点眼器殺人事件」、山田風太郎「天誅」、麻耶雄嵩「水難」、綾辻行人「どんどん橋、落ちた」、法月綸太郎「ロス・マクドナルドは黄色い部屋の夢を見るのか」、小松左京「長い部屋」、大阪圭吉「燈台鬼」、天城一「高天原の犯罪」、鷲尾三郎「風魔」、芦辺拓「怪物質オバハニウム」あたりを収録して「The Japanese Crazy Mysteries」と言うタイトルで。日本ミステリが誤解されること間違いなし(笑)。
 ……すみません。明日以降少々まじめに考えます。
●そういや、9月に『本格ミステリ・クロニクル300(仮題)』と言うのが出るようであるが、どのような作品が紹介されるのであろうか。「推理小説ノート」の新本格著作リストだけを見ても結構ありそうだから、どの作品が選ばれるか、落とされるかというのを考えるのも割と楽しい。個人的には『コズミック』の扱いがどうなるか見物。結構無視できない存在感があるんですけれども。YA領域にも目配りしてたらいいなあ(既成作家――YA作家以外のYA参入のこと――以外に特に)。
 一部でこういう本を出すことに意味はあるのか(レビューを並べてるだけではないか、とか)、と言った趣旨の発言があった気がするが(どこか忘れた)、皆無とはいえないと思う。こういう総括するものというか、概説書はあるに越したことはないし、膨大にふくれあがりすぎた近年の本格ミステリ群への格好の入門書になると思うし。尤も、300も挙げる必要あるのか? と聞かれれば返答に困るが……(概説書的なガイドならば150から200が丁度良いラインの気もするが)。

7月18日(木)
http://ha1.seikyou.ne.jp/home/arasiyama/diary0207.html#18
昨日の続き。海外に日本のミステリを紹介する際、個人的に真っ先に紹介してもらいたのは短編が有機的に繋がり、長編と化す手法を用いた作品であったりする。海外ミステリにはない手法だろうし。その際何にするか、と言うのが問題なんだけれども。明治ものかつミステリである山田風太郎の『明治断頭台』がベストなんだが、果たして受け入れられるか否か疑問。明治時代が舞台というのがネックになりそうな。それ以外ならば若竹七海の『僕のミステリな日常』とか、山田正紀の『人喰いの時代』、北森鴻の『メイン・ディッシュ』あたりかなあ。
『獄門島』や鮎川哲也の「達也が嗤う」あたりは翻訳紹介して欲しいけれども、絶対に無理だよなあ。うーん。鮎川哲也の鬼貫ものって、紹介されても受け入れられるか否か疑問も。日本の名作=翻訳して紹介されても受け入れられるとは限らないし。岡本綺堂の《青蛙堂奇談》ものや連城三紀彦の《花葬》連作は翻訳してもその全体像が伝わるか、と言うと疑問だし、折原一の叙述ものなんかは翻訳に困難を極めそうだし。この辺のことを考えると結構国産ミステリの翻訳紹介というのも壁多すぎ厚すぎ。
 ……つうか、元々お遊びでしょ?>自分

7月19日(金)
http://ha1.seikyou.ne.jp/home/arasiyama/diary0207.html#19
●SFミステリに関して補足。キッド・ピストルズシリーズはパラレルワールドものですが、そこにSF的な必然性(=特殊ルール)がないから、と言う理由でリスト外。『タイム・リープ』に関しては、『タイム・リープ』はタイムパラドックス系SFでSFミステリではないと言うと言う認識だからだったりします(その辺、『タイム・リープ』を読んでいないから、と言うのが大きいですが。読めば変わるかもしれません)>高橋さん

7月20日(土)
http://ha1.seikyou.ne.jp/home/arasiyama/diary0207.html#20
●本日で日誌三年目です。継続は力なり……。
●しかし、今日は久しぶりに暑かったなあ。

7月21日(日)
http://ha1.seikyou.ne.jp/home/arasiyama/diary0207.html#21
●あの人は今? と言う感じの番組をちらりと見たけれども、時間というのは残酷ですねえ……。
●最近本が読めてないなあ……。

7月22日(月)〜24日(水)
http://ha1.seikyou.ne.jp/home/arasiyama/diary0207.html#22_24
●いくつかのサイトでも言及されてますが、2ちゃんの「初心者に適当なことを教え込むスレッド」は微妙にホントのことを混ぜてるのもあって最高(笑)。センター試験の問題じゃないんだからさ、と言うくらい巧妙に虚実を混ぜ合わせているのは面白いが、逆に嘘臭すぎるのは面白くないのが少なくない。程度の問題だね。
●SFミステリについて、さらに補足というかアンサー(助田さんの7/22付け)。ディキンスンの『キングとジョーカー』は
・パラレルワールド(SF要素)
・SF要素が(一応)謎解きに関わっている様子がある
 と言うのを鑑みるとSFミステリかもしれませんが、いかんせん本自体がないので読めず、判断ができない、と言うところ。どなたか2000円くらいで譲ってくれませんかね(をい)。って、無茶書いてるなあ>自分(註・この記述の無茶さ加減はこの辺を一通り眺めるとわかります)。
 余談だけれども、パラレルワールドものというか異世界ものをSFミステリに於いてどう扱うかがSFミステリ論に於けるポイントの一つであることは間違いなく、論の展開にもよるけれども、麻耶雄嵩の『鴉』とかもSFミステリになりうる可能性を秘めてたりする。
 先日UPしたSFミステリリストも結構基準がいい加減だなあ……と改めて思う。そのうち「SFミステリリスト」を密室系の「不可能犯罪ミステリリスト」みたいにまとめてみようかな。いずれにせよ、当分先のことになりそうだが。

7月25日(木)
http://ha1.seikyou.ne.jp/home/arasiyama/diary0207.html#25
●肩が重い(泣)。誰か助けて。いや、まじで。

7月26日(金)
http://ha1.seikyou.ne.jp/home/arasiyama/diary0207.html#26
●四捨五入二十歳ネタが使えないお年頃になりました(笑)。
●肩は相変わらず(泣)

7月27日(土)
http://ha1.seikyou.ne.jp/home/arasiyama/diary0207.html#27
●ネタないので、吉野屋コピペブックオフバージョン(笑)。元ネタはこの辺に
 
昨日、近所のブックオフ行ったんです。ブックオフ。
そしたら、なんか人がめちゃくちゃいっぱいで入れないんです。
で、よく見たらなんか垂れ幕下がってて、全品百円、とか書いてあるんです。
もうね、アホかと。馬鹿かと。
お前らな、全品百円如きで普段来てないブックオフに来てんじゃねーよ、ボケが。
なんか親子連れとかもいるし。一家4人でブックオフか。おめでてーな。
よーしパパ岩波文庫買っちゃうぞー、とか言ってるの。もう見てらんない。
お前らな、蹴り入れられたくなかったら店出ろ。
ブックオフってのはな、もっと殺伐としてるべきなんだよ。
一冊の本を巡ってといつ喧嘩が始まってもおかしくない、
散りまくる火花で本が燃えそうな、そんな雰囲気がいいんじゃねーか。
で、やっと入れたかと思ったら、目の前のカップルが、赤川次郎の本がたくさんある〜、とか言ってるんです。
そこでまたぶち切れですよ。
あのな、赤川次郎なんてきょうび流行んねーんだよ。ボケが。
得意げな顔して何が、赤川次郎がある〜、だ。
お前らは本当に赤川次郎の本が読みたいのかと問いたい。問い詰めたい。小1時間問い詰めたい。
お前ら、赤川次郎の本があるって言いたいだけちゃうんかと。
ブックオフ通の俺から言わせてもらえば今、ブックオフ通の間での最新流行はやっぱり、
ストッカーを開けて本を探す。これだね。
店員の目を盗んでストッカーを開ける。これが通の本の探し方。
ストッカーには棚に並んでいない本が入ってる。そん代わり本棚に並んでる本も入っている。
で、まれに絶版本が入っている。100円の値札でサンリオSF文庫なら、これ最強。
しかしこれやると次から店員にマークされるという危険も伴う、諸刃の剣。
素人にはお薦め出来ない。
まあお前らド素人は、半額で西村京太郎でも買ってなさいってこった。
 
 んー、イマイチ。あ、別に他意もくそもないので、赤川次郎西村京太郎の隠れファンの方、気にしないでください。つうか、ブックオフで全品百円って、ブックオフ倒産目前、ってなことにならないとあり得ないよね。それに、ブックオフ通って何だよ(笑)。京都方面のブックオフのストッカーの中、なーんもないんだけれどもね(やったことあるんかい)。
 世界に広げよう、吉野屋の輪!(広げなくても良いです)。
●あー、馬鹿らし(笑)。どっちかというとブックオフより古本市場が好きなんだけれどもね。

7月28日(日)
http://ha1.seikyou.ne.jp/home/arasiyama/diary0207.html#28
●『続巷説百物語』読了。
●たまあにどこから電話番号を聞きつけたか知らないけれども勧誘の電話がかかってくる時ありますよね。今回はその撃退法。
・勧誘とわかった時点で速攻切る(レベル1)
・(本人でも)外出中ですという(レベル2)
・内容を聞き、興味を持った振りをしておもむろに「いらねえよ」と言って電話を切る(レベル3)
・(他の家族になりすまし)昨日死にました……と悲しそうな声で応対して切る(レベル4)
・上記の事を言って相手が同情したら「嘘だよ、ばぁか」と言って切る。(レベル5)
・(他の家族になりすまし)「○○でしたら、昨日人様を刺して……」と言って信じたら「嘘だよ、ばぁか」と言って切る。(レベル6)
 以上、タチ悪い順に(笑)。私はレベル3迄しかやったことありませんが。

7月29日(月)
http://ha1.seikyou.ne.jp/home/arasiyama/diary0207.html#29
●『首断ち六地蔵』読了。山田風太郎ファン必読の傑作。言うまでもなく、ミステリファン必読です。
●「ルパン三世 EPISODE:0 ファーストコンタクト」★★★★
 サブタイトルは思わず「スターウォーズ」じゃねえんだから、とつっこんでしまった。ま、それは私に限ったことではないと思うけれども。
 次元大介がライターに語るルパンファミリー初対面秘話、という構成だが、いろいろとつっこみどころも(笑)。最大のつっこみどころというか、五右衛門の愛刀斬鉄剣の由来というか来歴は既に語られてるような気が(調べたら五右衛門の先祖制作のはずだが? 最後にこれ伏線? と思ったけれどもそうでもなさげなエンディングだし。この辺、ルパンサイトでも侃々諤々の様子(大げさ))。それはさておき、展開なんかはべたながらも面白く見せてくれる。時折「ドリフのコントか!」と言うつっこみ多数(笑)。
 毎年恒例の真夏のルパン。来年も楽しみですよ。

7月30日(火)
http://ha1.seikyou.ne.jp/home/arasiyama/diary0207.html#30
●郵便受けになにげにはいってた「ガス設備調査日のお知らせ」の通知。予定日が「7月1日」になってるのは過去に遡ってこられるんですか?(笑)。時間遡るのには莫大な金かかりそうだから、そう考えると、ものすごい金かけてるな、O阪ガスよ……。
●先日古本市場に行った際
『透明受胎』(佐野洋/角川文庫・絶版)95円
『感染性求愛症』(佐野洋/光文社文庫・絶版)200円
『黒い犬の秘密』(エラリー・クイーン/ハヤカワ文庫Jr・絶版)95円
『緑色の亀の秘密』(エラリー・クイーン/ハヤカワ文庫Jr・絶版)95円
 当たりを拾う。佐野洋はSFミステリ補完計画用(いつの間に計画に?)。ところで、古本市場のカード1円1ポイントというかなり客側に有利すぎてなおかつ店側の負担が何割か増すような気がするが、そのうち10円か100円1ポイントに変更になるんだろうね。

7月31日(水)
http://ha1.seikyou.ne.jp/home/arasiyama/diary0207.html#31
●『魔境殺神事件』読了。構造というか行き所は本格ミステリと言うより寧ろ謀略サスペンスと言っても良いかもしれない。
●テキスト系サイトも結構愛読してるんだけれども、その中でも書店系は自分自身がしょっちゅう行くのでかなり面白く読んでいるこここことは雄雌です、いや、オススメです)。で、ネタになる客層は何処でも一緒なんだな、と思いつつも己の身を振り返ってみたりする。たまに客診断というか、自分はどうよ、と言う診断プログラムがあるけれども一応及第点は頂けるようです。しかし、この辺の書店系サイト読んでると、本が売れないのは景気や読者側の問題、万引きの問題もあるが、版元の営業サイトや取り次ぎの問題も結構でかいのではないのでないんかい?
 と言うわけで、リンク更新しました。トップへゴォ
●『クビキリサイクル』に関して、ずーっと違和感があったのであるが、「フ」をつければいいことに気づく。だから何だ、と言われそうだが。


館の日誌トップ
玄関