『麦の海に沈む果実』(恩田陸/講談社文庫)
→(関連本)『三月は深き紅の淵を』(恩田陸/講談社文庫)
一つの物語から新たな物語が。連綿と続く、三月の物語。
『アヒルと鴨のコインロッカー』(伊坂幸太郎/東京創元社)
→(関連本)『ラッシュライフ』(伊坂幸太郎/新潮社)
伊坂幸太郎のスタイリッシュな2冊。いずれもミステリファン必読。
『結末のない事件』(L・ブルース/新樹社)
→(関連本)『三人の名探偵のための事件』(レオ・ブルース/新樹社)
名探偵のパロディ的シリーズ繋がりで。如何にして名探偵の定石を崩したのか。
『黒娘 アウトサイダー・フィメール』(牧野修/講談社ノベルス)
→(関連本)『乙女軍曹ピュセル・アン・フラジャーイル』(牧野修/ソノラマ文庫)
全く対照的な作品。系統の違う作品だが、いずれも牧野修作品の本質なのである。
『クライマーズ・ハイ』(横山秀夫/文藝春秋)
→(関連本)『スリー・ウエイ・ワルツ』(五條瑛/祥伝社)
同じ事件を料理してここまで違うなんて! と仰天する事請け合い。しかも、出た時期も被ってるし。
『13人目の探偵士』(山口雅也/講談社文庫)
(関連本)→『キッド・ピストルズの慢心』(山口雅也/講談社文庫)
《キッド・ピストルズ》シリーズ、現時点最初と最後の事件簿。
『ダレカガナカニイル…』(井上夢人/講談社文庫)
(関連本)→『変身』(東野圭吾/講談社文庫)
私の中に誰か居る……。
『ドグマ・マ=グロ』(梶尾真治/新潮文庫)
→(関連本)『怪奇探偵小説傑作選5 三人の双生児』(海野十三/ちくま文庫)
怪奇探偵小説、現代に甦る。『ドグマ・マ=グロ』は夢野久作や乱歩より寧ろ海野十三のような気がします
『タイム・リープ』(高畑京一郎/電撃文庫)上巻/下巻
→(関連本)『七回死んだ男』(西澤保彦/講談社文庫)
時間ループパズルは如何にして解かれるか。驚くべき事に、2作は結構きびすを接して出されています。
『後巷説百物語』(京極夏彦/角川書店)
→(関連本)『巷説百物語』(京極夏彦/角川文庫)
直木賞受賞作のシリーズ。やはり、受賞作からよりもシリーズ一作目から読んだ方がいいかと。
『サイコトパス』(山田正紀/光文社)
→(関連本)『羊たちの沈黙』(T・ハリス/新潮文庫)
世にも奇妙な囚人たち。
『スティームタイガーの死走』(霞流一/角川文庫)
大阪圭吉に捧げられた最強の鉄道ミステリ。
『エロチカ』(e-NOVELS編/講談社)
当代一流の作家が挑戦した官能小説のアンソロジー。
『湯布院の奇妙な下宿屋』(司凍季/光文社文庫)
えげつないやり口に開いた口がふさがらない、倉知淳の『星降り山荘の殺人』に匹敵する(?)作品。
『時の誘拐』(芦辺拓/講談社文庫)
誘拐ミステリの傑作にして芦辺拓のターニングポイントとなった1冊。
『ΑΩ』(小林泰三/角川ホラー文庫)
「ウルトラマンミーツ電波」というフレーズは誰の言葉か忘れたが、至言。ミステリファンも必読のハードSFウルトラマン譚。
『黄昏の百合の骨』(恩田陸/講談社)
『麦と海に沈む果実』の続編と言うべき作品。舞台が当方の出身地、と言うこともあり愛着ある1冊。
『アベラシオン』(篠田真由美/講談社)
イタリアを舞台に広げられる、グランギニョルなショッカー。《建築探偵桜井京介》シリーズ、番外編
『星の牢獄』(谺健二/原書房)
宇宙人が挑む、神戸の街にある天文台でおきた不可思議な事件の数々。
『殺人の門』(東野圭吾/角川書店)
人は如何にして殺人者になるのか。一人の男のクロニクル。
『帝都探偵物語D 霧笛に哭くロロ』(赤城毅/光文社文庫)
シリーズ第一期完結編。名探偵が対決する化け物は……。
『虚無への供物』(中井英夫/講談社文庫)上巻/下巻
不朽の名作の新装版。綾辻行人、京極夏彦の推薦文付き。
『念力密室!』(西澤保彦/講談社文庫)
奇想天外な密室形成方法、そして堅実な密室の動機。SFミステリの傑作。
『ぼんくら』(宮部みゆき/講談社文庫)上巻/下巻
連作短編かと思えば実は長編。宮部時代小説ワールド入門に最適(?)
『アリア系銀河鉄道』(柄刀一/光文社文庫)
SFミステリの大傑作。読んでないなら読むべし、読むべし。
『
作者の呪縛、阪神大震災。震災にまつわる悲劇を描いた連作集。『密室殺人大百科』に発表された作品も収録した完全版(というか、せこい商売しなくても……)。
『幻夜』(東野圭吾/集英社)
傑作『白夜行』の続編。2人の「夜」は更に深まっていく……。
『白昼蟲』(黒田研二/講談社ノベルス)
シリーズ第2弾。そこにあるのは何のドラマか?
『ウサギの乱』(霞流一/講談社ノベルス)
霞流一講談社ノベルス初登場作品。密室トリックに唖然とすること必至。
『彼岸の奴隷』(小川勝己/角川文庫)
馳星周推薦のノワール作品。ミステリ的結構もきっちりしてます。
『天城一の密室犯罪学教程』(日下三蔵編/日本評論社)
日本のチェスタトンと言うべき天城一の、デビュー57年目にして初の商業出版単著。少しでも興味があるならばとりあえず押さえておくことをオススメします(この内容、厚さで3000円でお釣りが出る価格は安いと思う)。私家版『密室犯罪学教程』+摩耶シリーズ全作品収録。
『神のふたつの貌』(貫井徳郎/文春文庫)
或る神父を巡るクロニクル。そこに救いはあるのか……。
『イニシエーション・ラブ』(乾くるみ/原書房)
縦横無尽に張り巡らされた伏線をいくつ拾うことが出来るか? 最後のページを読み終えた直後に最初のページに続けたくなる怪作。
『さよならの代わりに』(貫井徳郎/幻冬舎)
爽やかな青春小説。ミステリ読者が満足する要素も十分にあります。。
『ビロードの悪魔』(ジョン・ディクスン・カー/ハヤカワ・ミステリ文庫)
巻措く能わざる大長編伝奇絵巻。カー嫌いもSFミステリファンも読んどけ。
『硝子のハンマー』(貴志祐介/角川書店)
(密室+『毒チョコ』+倒叙)×貴志テイスト=有栖川有栖、杉江松恋絶賛の貴志祐介初の本格ミステリ
『理由』(宮部みゆき/新潮文庫)
インタビューより浮かび上がる、数々の秘密……。今更薦めるまでもない、直木賞受賞作。
『十八の夏』(光原百合/双葉文庫)
花にまつわる連作短編集。表題作は協会賞受賞作。
『霧舎巧傑作短編集』(霧舎巧/講談社ノベルス)
タイトルのセンス云々はさておき、本書に於ける試みは特筆すべきもの有り。
『バルーン・タウンの手品師』(松尾由美/創元推理文庫)
《バルーン・タウン》シリーズ第2弾。まさかこのシリーズに続きがあるとは、『バルーン・タウンの殺人』を出た当初の読者は思わなかっただろうなぁ……。ついでに言うなら、私に関しては、第3弾があるとは本書の親本を読んだ当初は思いもしませんでしたが(笑)。
『悪いうさぎ』(若竹七海/文春文庫)
調査員葉村晶シリーズ、初の長編。出た時期が悪かったせいか埋もれかけてる感があるが、時期さえ外してなければ間違いなく各種ベスト10にくい込んだはず。
『名探偵木更津悠也』(麻耶雄嵩/カッパノベルス)
名探偵木更津悠也登場。ミステリを異形に変換させる、麻耶雄嵩の技の数々。余談ながら、文庫化の際には創元の雑誌『ミステリーズ』に発表した犯人当てが増補されると思う(笑)。
『都筑道夫恐怖短篇集成1 悪魔はあくまで悪魔である』(日下三蔵編/ちくま文庫)
都筑道夫の恐怖小説の精髄たち。恐怖小説ファン必読。
『本格ミステリ04』(本格ミステリ作家クラブ編/講談社ノベルス)
選りすぐりの本格ミステリ短篇集成。
『蹴りたい田中』(田中啓文/早川文庫JA)
茶川賞受賞作を含む田中啓文遺稿集……というか、ここまで弾けた本造りにまず脱帽。
『名探偵は千秋楽に謎を解く』(戸松淳矩/創元推理文庫)
ジュブナイルミステリの隠れた大傑作、創元推理文庫より登場。
『巫女の館の密室』(愛川晶/光文社文庫)
バカミス的な密室トリックに唖然。作者の最高傑作の呼び声も高い長編光文社文庫に登場。
『13階段』(高野和明/講談社文庫)
死刑執行を止めることが出来るのか? 乱歩賞受賞のタイムリミットサスペンス。
『紅楼夢の殺人』(芦辺拓/文藝春秋)
中国の四大奇書の1つ『紅楼夢』をベースにした殺人絵巻。ミステリファン必読のメタミステリ
『空の境界』(奈須きのこ/講談社ノベルス)(上)/(下)
どこを探しても初版はないので、初版マニアの人は初版を諦めてください(笑)。伝説の同人ノベル、講談社ノベルス登場。
『パズラー 謎と論理のエンタテイメント』(西澤保彦/集英社)
西澤保彦自選パズラー傑作選。水準は低くはないどころか高いです。
『都筑道夫恐怖短篇集成2 阿蘭陀すてれん』(日下三蔵編/ちくま文庫)
怪奇小説ファン必読の作品第2弾。
『追憶のかけら』(貫井徳郎/実業之日本社)
巻措く能わざる作品。先入観無しで読むことをお勧めします。
『百器徒然袋――風』(京極夏彦/講談社ノベルス)
榎木津大暴れの「探偵」小説。『百器徒然袋――雨』未読ならこっちから。
『倒錯の帰結』(折原一/講談社文庫)
《倒錯》シリーズ三部作の掉尾を飾る作品。特異な造本故に文庫化されるとは思ってもみかったよ……
『屍の王』(牧野修/角川ホラー文庫)
真綿で首を締められるような恐怖。牧野ホラーの最高峰、角川ホラー文庫に登場!
『小説探偵GEDO』(桐生祐狩/早川書房)
あらゆるジャンルをクロスする、ジャンルミックスメタノベルSF。
『幽霊人命救助隊』(高野和明/文藝春秋)
自殺者の幽霊が自殺志願者を自殺の淵から救い出す。バカミスすれすれのコミックノベル(と言ってしまおう)
『キマイラの新しい城』(殊能将之/講談社ノベルス)
依頼人は過去の幽霊? 移築された城で起きた殺人事件に挑むはご存じ石動戯作。
『ルピナス探偵団の当惑』(津原泰水/原書房)
X文庫で刊行された作品が今装いも新たに甦る。良い作品というのは一端消えても何らかの形で甦るという良い見本。
『新本格魔法少女りすか』(西尾維新/講談社ノベルス)
SFミステリの秀作と言うべきシリーズ第1弾。
『監獄島』(加賀美雅之/カッパノベルス)上巻/下巻
一読巻措く能わざる、本格探偵小説の傑作。古典ミステリ好きは必読です。
『荊の城』(サラ・ウォーターズ/創元推理文庫)上巻/下巻
コンゲームかと思えば……。ヴィクトリア朝時代を舞台にした傑作歴史ミステリ。
『ロシア幽霊軍艦事件』(島田荘司/角川文庫)
御手洗シリーズの良作にして歴史ミステリの佳作。島田荘司のアレが堪能できる、異色長編。
『コフィン・ダンサー』(ジェフリー・ディーヴァー/文春文庫)(上)/(下)
怪人対名探偵というべき、アメリカ版乱歩通俗長編第2弾
『共犯マジック』(北森鴻/徳間文庫)
最終的に現れる構図が美しい、昭和犯罪絵巻。
『グラスホッパー』(伊坂幸太郎/角川書店)
殺し屋3人が出会ったとき、新たな物語が生まれる。伊坂幸太郎の書き下ろし長編。
『レオナルドの沈黙』(飛鳥部勝則/東京創元社)
名探偵を前面に押し出した、クラシカルな探偵小説長編。昔ながらの探偵小説が好きな人にはたまらない一品。
『暗黒館の殺人』(綾辻行人/講談社ノベルス)
『黒猫館の殺人』から12年。シリーズ総集編というべき畢生の大作、ついに登場。
『誰でもない男の裁判』(A・H・Z・カー/晶文社)
本国を含めても初の短編集。山口雅也の『ミステリー倶楽部へ行こう』でも待望されてた、《異色作家短編集》。
『二度のお別れ』(黒川博行/創元推理文庫)
《黒川博行警察小説コレクション》第1弾。このような佳作が今まで埋もれてたとは……。
『綺譚集』(津原泰水/集英社)
或る意味オールタイムベストクラスの傑作集。
『PLAY』(山口雅也/朝日新聞社)
遊びをモチーフにした連作。作者の資質が色んな意味で開花した1冊。
『生首に聞いてみろ』(法月綸太郎/講談社文庫)
名探偵法月綸太郎、10年ぶりの長編登場作。パズラーとしての出来は保証済みの、傑作長編。
『魔術王事件』(二階堂黎人/講談社ノベルス)
怪人対名探偵テーマに正面からぶつかった、《魔王ラビリンス》との対決シリーズ第2弾。乱歩の通俗長編好きなら必読。
『霧の迷宮から君を救い出すために』(黒田研二/ジョイノベルス)
特殊病状ミステリ第2弾。今回の患者は動く物体を認識できない人。
『鬼に捧げる夜想曲』(神津慶次朗/東京創元社)
横溝正史の要素が絡み合う、本格探偵小説。第14回鮎川哲也賞受賞作。
『密室の
古都を舞台に、様々な思惑が交差する第14回鮎川哲也賞受賞作。
『水の迷宮』(石持浅海/カッパノベルス)
ロジックより美しさを重視した長編。結末の美しさは屈指のもの。
『ネフィリム 超吸血幻想譚』(小林泰三/角川書店)
三つ巴の闘いが展開される、SFホラーアクション
『怪人対名探偵』(芦辺拓/講談社文庫)
怪人対名探偵<vロットは現代を舞台に通用するのか? 作者の資質の一面が最大限に開花した長編文庫で登場!
『煙か土か食い物』(舞城王太郎/講談社文庫)
圧倒的な文体と迫力。果たして文庫でこの迫力を味わえるかの不安はないとも言えませんが。《奈津川家サーガ》第1弾。
『アルファベット・パズラーズ』(大山誠一郎/東京創元社)
ため息が出るほど端正な本格ミステリ。稀代の新鋭デビュー。
『ワイルド・ソウル』(垣根涼介/幻冬舎)
協会賞、大藪賞などを総なめにした垣根涼介の出世作。ブラジル移民に隠された闇の歴史とは?
『西城秀樹のおかげです』(森奈津子/ハヤカワ文庫JA)
大爆笑必至のセクシャルSF作品集。
『
怪人対名探偵≠巧く消化した、シリーズ最新作。今度の相手はマジシャン!
『お見世だし』(森山東/角川ホラー文庫)
ホラー小説大賞短編賞受賞作を含む3編収録。「呪扇」はグランギニョルな大傑作。
『
伝奇の基本なので押さえておきましょう。