2006年のオススメ

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1月のオススメ

『天霧家事件』(太田忠司/徳間文庫)
 ロスマクファン必読の、シリーズ番外編。
 
『激走福岡マラソン 42.195キロの謎』(鳥飼否宇/小学館)
 鳥飼否宇、表の代表作決定の(?)マラソンミステリ。バカミスではない……と思う。
 


2月のオススメ

『不連続殺人事件』(坂口安吾/ちくま文庫他)
 文豪坂口安吾がものにした、探偵作家クラブ賞をも受賞した名作本格。
 
『楽園の知恵 あるいはヒステリーの歴史』(牧野修/早川書房)
 初期作品や《異形コレクション》発表作を中心にした作品集。
 
『QED 神器封殺』(高田崇史/講談社ノベルス)
 シリーズ初の袋とじで明かされる歴史上の「真実」。インパクトという意味ではシリーズ随一かも。
 
『丑三つ時から夜明けまで』(大倉崇裕/光文社)
 幽霊が起こした犯罪を捜査する、ちょいと変わった連作。
 


3月のオススメ

『魔王の足跡』(ノーマン・ベロウ/国書刊行会)
 知る人ぞ知る作品だった不可能犯罪もの、ついに登場
 
『今春屋ゴメス』(西條奈加/新潮社)
 ファンタジーノベル大賞受賞の捕物帳。言うまでもなく……。
 
『第三の時効』(横山秀夫/集英社文庫)
 横山秀夫作品群の中で最も本格味が強い警察小説連作短編集。
 


4月のオススメ

『人形はなぜ殺される』(高木彬光/光文社文庫)
 本格ミステリ史上に燦然と輝く傑作、再び登場。ミステリファンを名乗るなら読むのは義務です。
 
『黒と茶の幻想』(恩田陸/講談社文庫)
 恩田陸の最高傑作名高い長編、ようやく文庫化(何度予告が出て流れたことか)。
 
『アベラシオン』(篠田真由美/講談社ノベルス)上巻下巻
 グランギニョルな、篠田真由美の代表作ついにノベルス化。
 
『脳髄工場』(小林泰三/角川ホラー文庫)
 SFから邪悪なホラー、レアなショートショートまで収録した短編集登場。
 


5月のオススメ

『模倣密室』(折原一/光文社文庫)
 密室パロディ短編集第2弾、ついに文庫化。
 
『匣の中』(乾くるみ/講談社文庫)
 名作『匣の中の失楽』に挑んだ怪作ついに登場。
 
『愚行録』(貫井徳郎/東京創元社)
 インタビューの果てに浮かび上がる、一家惨殺事件に隠された真実とは……。
 
『グッドバイ 叔父殺人事件』(折原一/原書房)
 偉大なるマンネリ(?)と言うべき、安定した作品。ここ最近の折原作品ではこれがベスト。
 
『チョコレートコスモス』(恩田陸/毎日新聞社)
 恩田陸版『ガラスの仮面』。ミステリではないけれども、ミステリファンも必読。
 
『怪盗グリフィン、絶体絶命』(法月綸太郎/講談社)
 悩める名探偵が登場しない、《ミステリーランド》参加作品。怪盗ものと言うより寧ろスパイ小説のノリ。
 


6月のオススメ

『破戒裁判』(高木彬光/光文社文庫)
 法廷ミステリの埋もれた傑作が新装版で再登場。名作は何度でも甦るという好例。
 
『りら荘事件』(鮎川哲也/講談社文庫)
 本格ミステリファン必携の1冊のひとつ、ついに復活。というか、これが品切れだったなんて……。
 
『Op.ローズダスト』(福井晴敏/文藝春秋)
 手に汗握る、アクション小説上下巻。連載分に書き下ろし800枚分を加えた大作ながらも一気読み必至。
 
『図書館戦争』(有川浩/メディアファクトリー)
 笑いあり笑いあり笑いあり……あれ? 表現の自由を守るために血を流す人間を描いた戦争物。
 


7月のオススメ

『それでも、警官は微笑う』(日明恩/講談社文庫)
 目指せ、「踊る大捜査線」。乞う、連ドラ化!。
 
『ロミオとロミオは永遠に』(恩田陸/ハヤカワ文庫JA)
 20世紀カルチャー総ざらえの、ハチャメチャドタバタコメディーSF、ついに文庫化。
 
『気分は名探偵』(我孫子武丸他/徳間書店)
 新聞連載された犯人当て競作が1冊に。フーダニット入門編として打ってつけな本。
 
『不思議島』(多島斗志之/創元推理文庫)
《多島斗志之コレクション》第1弾はサスペンス風味の誘拐もの。初期作品にある騙しのスピリッツは健在。
 
『厭魅の如き憑くもの』(三津田信三/原書房)
 ミステリとホラーの華麗なる融合を果たした傑作。ミステリ、もしくはホラーのみのファンでも一読の価値あり。
 


8月のオススメ

『ハナシがちがう! 笑酔亭梅寿謎解噺』(田中啓文/集英社文庫)
 クドカンの傑作のひとつ、『タイガー&ドラゴン』の元ネタとも噂される、笑える落語ミステリの大傑作(ま、笑える落語ミステリというのは或る意味「頭痛が痛い」というのに代表される、表現が重なっているに近いものがありますが)
 
『火天風神』(若竹七海/光文社文庫)
 若竹七海が描く、パニック長編の名作。台風の最中に起きる事件とは
 


9月のオススメ

『被告A』(折原一/ハヤカワ文庫JA)
 偉大なるマンネリ(?)、折原一の長編。誘拐と法廷の叙述トリックによる華麗なる融合。
 
『赤い指』(東野圭吾/講談社)
 直木賞受賞1作目は、『容疑者Xの献身』同様の倒叙ものなおかつ加賀刑事シリーズ。読み比べるのも一興かと。
 
『神の火』(高村薫/新潮文庫)上巻下巻
 テロリストが狙う原発の行方は。今だからこそなお面白い、高村薫の初期作品。
 
『刑事の墓場』(首藤瓜於/講談社)
 一風変わった警察ミステリ。結末に怒るかあきれるか?
 
『千夜一夜館の殺人』(芦辺拓/カッパノベルス)
 実に日本的な館ミステリ。カッパノベルスの館シリーズ最高傑作。
 
『ミッションスクール』(田中哲弥/ハヤカワ文庫JA)
 田中哲弥が描く、女子高生不条理ドタバタ物語。
 


10月のオススメ

『顔のない敵』(石持浅海/カッパノベルス)
 作者の『アイルランドの薔薇』以前の作品を含む、《地雷》シリーズを纏めた1冊。
 
『奇術師の密室』(リチャード・マシスン/扶桑社文庫)
 どんでん返しがこれでもかと繰り返される、山口雅也の「解決ドミノ倒し」や山風の「厨子家の悪霊」が好みなら必読の1冊。
 
『ハマースミスのうじ虫』(ウィリアム・モール/創元推理文庫)
 瀬戸川猛資も賞賛した、幻の叢書《クライムクラブ》の中の傑作の一つ。
 
『探偵と怪人のいるホテル』(芦辺拓/実業之日本社)
 芦辺拓の怪奇幻想趣味が結実した1冊。乱歩ファンなら必携の本でしょう。
 
『空白の叫び』(貫井徳郎/小学館)
 少年犯罪を少年の側から描いた作品。厚めの上下巻一気読みは必至。
 
『警視庁草紙』(山田風太郎/ちくま文庫)上巻下巻
 山田風太郎の代表作に挙げられることが少なくない、山風伝奇の金字塔。
 
『奇偶』(山口雅也/講談社文庫)上巻下巻
 ノベルス化から1年。ミステリに真っ向から喧嘩を売ったアンチミステリ、ついに文庫化。
 
『世界の終わり、そして始まり』(歌野晶午/角川文庫)
 クライムノベル+多重解決というアクロバティックな作品。
 


11月のオススメ

『ローリング邸の殺人』(ロジャー・スカーレット/論創社)
 まだ黄金時代の傑作は紹介され尽くされていない! そう確信させる1冊。
 
『シャドウ』(道尾秀介/東京創元社)
 不気味なサスペンスと意外なトリック。道尾秀介の初期を代表するであろうノンシリーズ長編早くも登場!?
 
『ポケットは犯罪のために』(浅暮三文/講談社ノベルス)
 軽妙洒脱なミステリ連作登場。ミステリ読み必読の1冊。
 


12月のオススメ

『アヒルと鴨のコインロッカー』(伊坂幸太郎/創元推理文庫)
 叢書《ミステリ・フロンティア》第1弾でもあった伊坂幸太郎最大の出世作、早くも文庫化。
 
『双月城の惨劇』(加賀美雅之/光文社文庫)
 重厚な、懐かしの探偵小説の香気漂う本格巨編、待望の文庫化。
 


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