大湊線(野辺地・大湊)


最新乗車 2000年夏


大湊線は、東北本線野辺地から別れて、下北半島の西岸を北上する路線である。沿線人口が少ないため、線内全列車の4割(といっても4往復)が快速「しもきた」となっており、途中駅に停車する列車は少ない。車輌は全列車、新型のキハ100型が使用されているが、予備車が少ないため、検査が重なるときなどはキハ40、48形が代用されることもある。

野辺地を出た列車は、すぐに東北本線と別れて右にカーブし、林と住宅が混在する地域を北上する。海に行く手を阻まれるように再び右にカーブし、北野辺地を過ぎる頃から、左に野辺地湾を見ながら走るようになる。海側に併走するのは国道279号線はまなすライン。夏場ともなれば、ライダーやチャリダーをよく見かける。海と付かず離れずしながら列車は北上する。右側の下北半島の脊梁部はなだらかで、突出して高い山はあまり見受けられない。

有戸で一旦海から離れ、国道279号線との踏切を過ぎると、海岸線を走るようになる。この辺りは、大湊線で最も有名な撮影地の1つでもある。道路から撮り易いというのもあるのだろう。この辺りの下北半島の東岸は、かの有名な六ヶ所村である。海岸線から離れ、再び国道279号線と交差して吹越を過ぎる。少々海と距離を置きつつ北上し、横浜町の中心陸奥横浜に到着する。ここは、大湊線唯一の交換駅となっており、私が1997年に乗車したときはタブレット閉塞だったため、タブレットの交換が見られたが、今は自動化されており、腕木式信号機、タブレットともに見られなくなってしまった。

右側の脊梁部は次第に険しくなってくる。それまでと比べて曲線が多くなるが、有畑を過ぎて国道279号線が山側に移り、むつ市に入ると、再びなだらかな海岸沿いを真っ直ぐ走るようになる。近川金谷沢赤川と海岸線の林に沿って走り、右から下北交通が急カーブで接近してきて、下北に到着する。下北の海側は、かつての原子力船「むつ」の母港跡であり、貨物線が以前はのびていたようである。田名部川を渡り、左にカーブしてしばらく走ると、左に海上自衛隊の基地を見ながら、終点の大湊である。駅前から見える釜臥山の向こうは恐山である。


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