陸羽西線(余目・新庄)
陸羽東線(新庄・小牛田)


最新乗車 2000年夏


陸羽西線と陸羽東線はこれらと石巻線を結んで日本海岸と太平洋岸を結ぶ東北地方の横断線となる。陸羽西線は最上川に沿い、陸羽東線は最上川の支流小国川に沿って登り、鳴子温泉からは北上川の支流江合川に沿って下って行く。山形新幹線新庄延伸に合わせて観光路線として脱皮を図り、キハ110系列により全列車が運行されている。紅葉の美しい風景の中を走るため、秋に乗車するのがオススメである。

余目を出た列車は、すぐに羽越本線と別れる。羽越本線の余目酒田間はもともと陸羽東線として開業しただけあり、酒田を発着する列車も多い。南野狩川と水田地帯を走ると、やがて最上川が右の車窓に現れる。この車窓を楽しんでもらうため、一部の車輌には川に向いたシートが装備されている。清川高屋古口と最上川の左岸に沿って列車は走る。この付近の最上川は紅葉の名所で、また、川下り舟も運航されている。最上川を渡って津谷、支流の鮭川を渡って羽前前波枡形と水田地帯を走り、左にカーブして奥羽本線と合流し、新庄に到着する。陸羽西線はここまでである。

新庄からは陸羽東線となる。しばらく奥羽本線と並行して走り、南新庄を過ぎてからようやくこちらが左カーブして別れる。すでに新庄盆地は尽き、小国川によって形作られた谷間をどんどん列車は登って行く。小国川を基本的に右に見ながら、長沢東長沢瀬見温泉鵜杉と過ぎる。最上町のちょっとした盆地に入り、少し周囲が開けると水田の中を大堀最上立小路赤倉温泉と走る。再び谷間(小国川の支流の明神川)に入る。堺田を過ぎるとなだらかな分水嶺を越え、山形県から宮城県へと入る。中山平温泉鳴子温泉鳴子御殿湯川渡温泉と温泉駅が続く。鳴子温泉郷である。中山平温泉鳴子温泉の間には紅葉の名所鳴子峡が存在するものの、いい所で列車はトンネルに入ってしまうため、堪能するには途中下車の必要がある。江合川に沿って仙台平野に出、のどかな水田地帯を池月上野目と過ぎ、江合川を渡って有備館岩出山と続く。岩出山城は伊達政宗が仙台に移るまでの居城で、有備館はその頃の学問 所とのことである。再び水田地帯を西大崎東大崎西古川塚目と走り、陸前古川の旧駅跡を過ぎると東北新幹線との接続駅古川である。陸前谷地北浦と過ぎ、右にカーブして東北本線石巻線と合流すると終点の小牛田である。


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