仙台市交通局南北線(泉中央・富沢)


最新乗車 1996年夏


仙台市には市営の路面電車があった。全廃になったのは東北新幹線が開業する6年前、1976年のことである。八乙女富沢間に地下鉄が開業したのは1987年、その後1992年に泉中央まで一駅延伸されて現在に至っている。また東西線も計画されており、最初は仙石線との相互乗入できる方式やLRT方式も検討されたようだが、結局リニア式小断面地下鉄で建設することで落ち着いたようである。そういえば、この地下鉄南北線で活躍している1000系電車は今時珍しい非冷房車である。それだけ仙台は涼しいということなのだろうか。

仙台市北部の中心として発展めざましく、ビルに囲まれた泉中央を電車は出発する。ベガルタ仙台の本拠地仙台スタジアムにも近く、試合開催日は観客輸送に地下鉄が大活躍するようだ。その仙台スタジアムのある七北田公園を突っ切って、電車は七北田川を渡る。左カーブすると八乙女、緑の多い中を今度は緩く右カーブしながら走る。やがて半地下構造の黒松で、ここから電車はトンネルに入る。台原森林公園の脇を通って旭ヶ丘台原と過ぎ、仙山線との乗換駅、北仙台である。北仙台からは国道4号線(旧道)の地下に入って東北大医学部の最寄駅北四番丁、宮城県庁や仙台市役所の最寄駅勾当台公園を過ぎる。左カーブして国道4号線の地下から離れて広瀬通を出ると、今度は右カーブして仙台に到着する。仙石線あおば通とL字型に接続しており、東北新幹線や東北本線などの仙台駅とは、地下街を通って乗り換えることになる。国道4号線の下に戻って五橋、広瀬川に沿って愛宕橋河原町と 走り、今度は広瀬川をくぐって長町二丁目長町と続く。長町では再び東北本線と接続しているが、仙台と同じく乗り換え距離は長い。右カーブして国道4号線から離れ、長町南を出ると左カーブして南下する。富沢公園の脇で地上に出て高架線に駆け上がり、終点の富沢に到着する。線路は1km先の富沢車輌基地まで続いている。この車輌基地には市電保存館が併設されており、一般人も無料で見学することができる。私が訪れたときは富沢駅から歩いたのだが、今は富沢駅から無料送迎車が出ているようだ。


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