2000年3月

3月1日(水)
●某古本屋に長崎で買った本と、処分する本いくつかを持っていく。リスト更新。その後、古本屋のフルコース。結果、
『こちら幻想探偵社』(清水義範/ソノラマ文庫NEXT)200円
『殺意を運ぶ列車』(西村京太郎他/光文社文庫)200円
 と資料一冊購入。『こちら幻想探偵社』は某八尾の猫さんに勧められたもの(200円やし)、『殺意を運ぶ列車』は天城一の短編が目的。
『異形コレクション(14)世紀末サーカス』(井上雅彦監修/廣済堂文庫)を読む。「パリアッチョ」(高野史緒)読了。

3月2日(木)
●頭痛が痛い……。どーも風邪ひいたようである。あ゛あ゛、色々せねばならぬこと山積みなのに……。気力を振り絞って諸事務をこなす……はずだったが病魔に負ける(笑)。咳止めを飲み、一日中寝てたおかげで頭痛は治る。しんどかったので更新休止しました。
『ぼっけえ、きょうてえ』(岩井志麻子/角川書店)を読む。「ぼっけえ、きょうてえ」「密告箱」読了。

3月3日(金)
●起きたらずいぶん楽になったので(咳が若干残ってるぐらい)、調子に乗って図書館へ借りた本を返しに行く。原稿のための資料を一冊借りて小説を2冊借りる。17日までの返却だから当面置いておけるな(をい)。その足で河原町に出向き、『多重人格探偵サイコ 雨宮一彦の帰還』購入。『宇宙生物ゾーン』は『世紀末サーカス』を読み終えてからかうことにしようっと。あとは評判待ち、と言うところか。鬼籍通覧のシリーズはどうしようかなあ。『リサイクル』は来月あたり古本屋で買いそうな気が……
●ようやく『スパイラル−推理の絆−(1)』(城平京原作、水野英多画/エニックス)を購入。平台の横積みの方を探してたので見つからなかった。とある会話。私、意を決したように「すみません、先月の22日発売だったエニックスの漫画って全部売れたんですか?」店員、怪訝そうに「タイトルは何でしょうか?」私、おずおずと「『スパイラル』と言うタイトルなんですけれども」店員、無表情に「ああ、あそこです」と言って指さした方に沢山……。平台にないなんてなんて反則じゃああああ!(笑)。あ゛ーそーとー恥ずかしかったなあ(苦笑)。というわけで公約通り感想を。
『スパイラル−推理の絆−(1)』(城平京原作、水野英多画/エニックス)★★★
 『名探偵に薔薇を』(創元推理文庫)でデビューした城平氏が原作をつとめる漫画。当然ながらミステリ漫画だ。ミステリ漫画は少女コミックでは結構確立されてるようであるが、少年漫画ではほぼ未発達のジャンルだった。しかし、『金田一少年の事件簿』(講談社)や『名探偵コナン』(小学館)などの成功によって少年漫画におけるミステリ漫画というのは確立されたという見方も可能であろう。少年漫画におけるミステリに関しては思うところが少なくはないものの、とりあえず割愛しておく。気が向いたら書くかもしれない。
 この作品が連載されている「少年ガンガン」というのは、掲載されてるのはファンタジー系の作品が多いと思うが(本作と『幻の大地』を立ち読みするぐらいで他のは目を通していない)、やっぱりこの画の担当者、ミステリには不向きな画風何じゃないのかなあ。漫画の原作をやると聞き、掲載紙を聞いたとき少しばかり危惧したが、その危惧は結構現実味を帯びてるような。くだんの危惧とは、画が城平氏の作風に合わないんじゃないのかということ。他の方はどう思うか解らないが、連載第一回目を読んだ時は「うわ、合ってねえ」と思った。この人はミステリよりはファンタジーの画を描いた方がよっぽど合ってると思うけれどもなあ。単に私の好みの問題もあるんだろうけれどもね。どことなく生理的に受け付けないところがなきにしもあらずな画風だけれども、ひとえに読んでるのは原作に負うところが大きいのかなあ。
 掲載紙の性質を考慮してなのか、1巻でででてくるトリックは皆シンプルだ。横糸に小さな事件を配し、縦糸にはブレードチルドレンという謎を置く。このブレードチルドレンというのがどのように解かれていくかが興味の行き所であろうか。
 この作品、売れなければ全三巻で打ちきりになるらしいが、このまま延々とブレードチルドレンの謎で引っ張られるのであれば適当なところで(強引にでも)謎を解かせて終わりにした方が良いんじゃないのかなあと思うが如何なものか。って、結構邪悪な物言いだなあ(苦笑)。が、間延びして駄作になるよりもキリのいいところで終わらせる方が作品にとって良いことであるというのはすでに『ドラゴンボール』(鳥山明/集英社)などが証明している。
 とりあえず、二巻がでるのを心待ちにしたい。って、月刊誌だから二巻がでるのは早くても半年後なんだろうけれどもなあ……。しかし、上記の文章って1巻の内容にほとんど触れてない気がするけれども、気のせいにしておこう(笑)。というわけで、皆さん買いましょうね
●『ifの迷宮』の分を書き上げる。読了して間が空きすぎたためか、なんか言いたいことを上手くまとめられてないなあ(期間があいたことは関係ない?)。機会を見て読み返して書き直すかなあ。さて、いつになるやら。
『ぼっけえ、きょうてえ』(岩井志麻子/角川書店)を読む。「あまぞわい」「依って件のごとし」読了。

3月4日(土)
●先日の新聞で見たアメリカの裁判を元に考えたことを書こう。たまにはアカデミックなことを書くのかな? と期待されてる方もおられるかも知れませんが(いないか)、そんなことはないのでご心配なく(心配?)。学校にポケモンカードを持っていき、没収されたというのはどこにでもある話なのであるが、教師が没収したポケモンカードを無くしたらしい。紛失したポケモンカードの価値を巡って原告と被告の間で争われたようである。ポケモンカードで訴訟沙汰になるのはアメリカらしいが(日本ではまずあり得ないなあ)、ポケモンカードを古本に置き換えてみよう♪ 或るマニアの家が燃え、損害賠償の訴訟沙汰になったときに古本の値段というのはどこに準拠するのかなあ。例えば、同じ本でもブックオフと専門店では値段がアホなほど違うときが多く見られる。例えば、100円コーナーに置いてる本が専門店では1000円、2000円するというのはざらにある。ブックオフではがらくた同然の本たちが、専門店に行くと高価なものに変身するというのは当たり前。この場合、どっちを基準にして(本の分の)損害賠償を支払わなければならないのか。当然ながら原告側は専門店の値段で払わせようと、被告側はフックオフ系の量販型の値段で済ませようと争うであろう。最も、例え専門店の値段で払わせたとしても、全く同じものが揃うという保証はどこにもないわけであるが。そう考えるといくらもらっても原告のダメージというのは回復しないであろう。
●大阪に行き、有用な情報と考えさせられるような情報を仕入れる。割合で言えば《有用>考えさせられる》、なんだけれどもね。或る意味今の戦略で良いのかなあと思ったり、練り直そうかなあと思ったり。
 しかし、それはスタートであってゴールではないんだよね。さて、日夜画面の前に張り付くか。
●『虚無への供物』の塔晶夫版、実際に手に取ってみる。う゛ーん、(多分)読みもしないのに買うのは勿体ない気がした。塔晶夫版の復刻故に、新たなる解説が付いてるわけでもないし著者の手が入ってるわけでもないし。というわけで、今回買うのはやめにします。もし買うとしたら、1:古本市場に何故か美本、帯付きで出てる(まずあり得ない)、2:丁度お金がある(これはあり得るかも)、3:置き場所が確保できてる(もしかしたらあり得るかも)、といった三つの条件が揃ったときですな。まず1の条件が無いといけない訳なんだけれども、まずあり得ないし。といわけで、買わないと思います。それに、部数そんなに多いわけではないので、本当のファンの方に行き渡った方が本のためにも幸せなことなのであろうから。
『異形コレクション(14)世紀末サーカス』(井上雅彦監修/廣済堂文庫)を読む。「アクロバット」(斎藤肇)「フルベンド」(久美沙織)読了。

3月5日(日)
●深夜、石坂浩二主演の『獄門島』を深夜枠でやってたのでビデオに撮りつつ見る。最初の十分ぐらいで睡魔に負けて寝る(をい)。というわけで、感想は後日。
この日のような怖い夢を見ることはないが、みょーな夢は最近よく見る。何故だ?
●ということを疑問に思いつつ『疑惑の影』読了。森博嗣は日本のカーという意見に改めて納得したりする。後は感想にて。
『どすこい(仮)』(京極夏彦/集英社)を読む。うを、くだらねえと笑いつつ「四十七人の力士」「パラサイト・デブ」「すべてがデブになる」読了。感想は後日まとめて、と言うことで。というか、個々にコメントしづらいかも。

3月6日(月)
●映画『獄門島』★★★☆
 何を隠そう、初めて見た石坂浩二バージョンの金田一耕助である。今の今まで、金田一耕助と言えば古谷一行、片岡鶴太郎、西田政之(字、間違ってる気が……)、鹿賀、豊川悦治。見事に石坂浩二を外してます(笑)。
 イメージはどうかというと、まあまあかなあ。どんぴしゃ、とはいえ無いけれども。
 『獄門島』の旨味を上手く引き出しており、かなりいい出来である。変更点があったが、この変更は蛇足かも。映画ならではのと思ったのかも知れないが、空振りしてるような……。そこが残念。
 しかし、金田一耕助ものの映像化というのは今後は無理じゃあないのかなあ。独特の雰囲気を要求されると思うが、戦後の雰囲気を伝えることが出来る時代というのは横溝ブーム時の時期が最後だったのでは無かろうか、と思ったりする。この石坂バージョンでは時代の空気というのをよく伝えてると思う。
某大学ミス研関係で学校に。書類書きの邪魔手伝いをする。そろそろマニュアル化しろよ(私はする気無し)とぼやきつつ二時間近くかける。
『どすこい(仮)』(京極夏彦/集英社)を読む。あ゛ーーーーくだらねえーと笑いつつ「土俵(リング)・でぶせん」「脂鬼」「理油(意味不明)」「ウロボロスの基礎代謝」読了。

3月7日(火)
●一昨日関ミス連情報UPしました。トップからどーぞ。週一回ペースでチェックしていただければ幸いですっと。
●『多重人格探偵サイコ 雨宮一彦の帰還』読了。『象牙色の眠り』も読了。もしかして、『紫のアリス』の姉妹作品?
●いろんなことを考えてたら日が暮れてしまった(笑)。ああ、ダメだなあ……。最近どーもなあ……。オフまで2週間をきったので、切り替えないと。暗い表情で出席してはいけません。100万$の笑顔を忘れないようにしましょう。うん。

3月8日(水)
『異形コレクション(10)時間怪談』(井上雅彦監修/廣済堂文庫)に関して自分が書いた文章をふと読み返してて思わず声を上げてしまった。「むかしむかしこわい未来がありました」というタイトルの小説の作者名を見ると……。思わず本を取りだして井上雅彦の書いた扉の解題を見たら、異形コレクションを読んでホラーに目覚めたらしいと言うことが書いてあった。ということは、「ぼっけえ、きょうてえ」と言う作品は、異形コレクションがなければ生まれなかったのであろうか。……と、考えてしまった。しかし、異形コレクションの読者と『ぼっけえ、きょうてえ』の読者は結構重なってると思うが、気づいてる読者ってどれぐらい居るのかなあ。まあ、だからどうしたレベルなんだけれどもさ。みんな既に知ってたりしてね(笑)。
●図書館に行ったら懐かしい人物に出会う。全然変わってなくてホッとしたというか何というか。
『異形コレクション(14)世紀末サーカス』(井上雅彦監修/廣済堂文庫)を読む。「猛獣使い」(村田基)「にこやかな男」(田中啓文)「綱渡り」(岡崎弘明)読了。

3月9日(木)
●朝早く起きてバイトに行くために二条駅に行く途中、またもや懐かしい人に会う。ライブの打ち上げの帰りで徹夜明けだったようでかーなーりハイになってた。ああ、みんな変わってないねえ。良いことだ(ホントか?)。良い意味で最近テンションが上がってきてる。良い傾向だ。うん。
『異形コレクション(14)世紀末サーカス』(井上雅彦監修/廣済堂文庫)を読む。「帝都復興祭」(速瀬れい)「理想のペット」(我孫子武丸)「サダコ」(竹河聖)読了。
『啄木鳥探偵處』(伊井圭/東京創元社)もついでに。「高塔奇譚」読了。

3月10日(金)
●バイト後、アバンティに寄って本を買って帰る。半資料本を買って真っ直ぐ帰宅……というわけもなく、古本屋で立ち読みして夕食を食べて帰宅。何もない、平凡な一日でした、マル(笑)。
●ついでに。結構前から「はかたのしお」のCMをやってるが、最近まで「「博多」の塩」の漢字を当てていた(CMが流れてても、BGM代わりに聞いてるときとかでまともに見たことがなかった)。今まで、「へえ、博多って塩も有名なんだねえ」とかのんきに思ってたが、ポテトチップをのんきに食べてパッケージの裏を見ると……はかたの字って、「博多」じゃなくて、「伯方」だったのね! 皆さん、不肖嵐山は本日一個成長できました!。

3月11日(土)
●先週行った時、今度置いてたら買おうと思ってた本を購入。
『ブギーポップ・カウントダウン エンブリオ浸蝕』(上遠野浩平/電撃文庫)200円
『ブギーポップ・ウィキッド エンブリオ炎生』(上遠野浩平/電撃文庫)200円
 の2冊。後一冊でブギーポップシリーズコンプリート。ブギーポップのシリーズは、名探偵という存在を考える際に非常に有効な補助線になると思うが、それについてはいずれ。
●『鈎屋敷の夢魔』読了。
『異形コレクション(14)世紀末サーカス』(井上雅彦監修/廣済堂文庫)を読む。「来るべきサーカス」(友成純一)「炎のジャグラー」(安土萌)「朋類」(北原尚彦)「オータム・ラン」(菊地秀行)「JINTA」(井上雅彦)読了。

3月12日(日)
●そういえば、昨日行った古本市場での出来事。500円以上買うとスタンプを押してもらえるので、もう一冊買おうかなあと思いつつ棚を見た。結局買う本が上記の2冊しかなかったのであるが法月綸太郎氏の本が置いてあるところを見て唖然。ハ行の所に有ったのだ! 多分、「のりづき」ではなく、「ほうづき」と読むと思ったんだろうねえ(しみじみ)。ちょっと前までは正しい位置にあっただけになんとも。
●『ブギーポップ・オーバードライブ 歪曲王』読了。

3月13日(月)
啄木鳥探偵處きつつきたんていどころ』(伊井圭/東京創元社)を読む。「忍冬」「鳥人」読了。

3月14日(火)
●『烙印』再読完了。『啄木鳥探偵處』も読了。創元クライムクラブ二連発。
掲示板、えらいことになってるなあ……。
啄木鳥探偵處きつつきたんていどころ』(伊井圭/東京創元社)を読む。「逢魔が時」「魔窟の女」読了。

3月15日(水)
●いらいらいらいらいらいら
●バイト後、本屋に行く。ハルキ文庫の新刊二冊と河出のムック購入。河出のムックのタイトルは、或る意味脱力もの。「Jミステリ」って……。なんか、安直(笑)。タイトルとは裏腹に、内容はかなり充実してそう。1200円の(しかも、予定外)出費は痛いが。

3月16日(木)
●『夜明けのブギーポップ』読了。
●某畸人郷のメンバー何人かで某特撮映画を見に行く。映画を見た後古本屋→焼肉のコースを。どーも、古本屋に関して言えば、やる気のない時に限って買うべき本、買いたい本がさくさく出てくる。をを、これで更新できます(笑)。それは……古本通の鉄則(爆)。古本通の鉄則10(1〜9はここ):やる気のない時ほど良く見つかる。以上。
 ……って、これで終わってはいけません。書くべきことはいくつか有るのでまだまだ続きます。とりあえず、買ったのは
『灰色の巨人/魔法博士』(江戸川乱歩/江戸川乱歩推理文庫)320円
『カリブの鎮魂歌』(ブリジット・オベール/ハヤカワミステリ文庫・帯)300円
『十二宮12幻想』(津原泰水監修/エニックス・帯)600円
『悪魔を呼び起こせ』(デレック・スミス/国書刊行会・帯・月報無し)1300円
 の四冊。乱歩少年もの1000円以下探求一歩前進。国書の全集は月報がないのが痛かった。多分、チラシと間違えて古本屋のおばちゃんが捨てたに違いない。う゛う゛う゛……
 鶴橋をうろうろとし、焼肉屋へ。なんか喰った気がしなかったので、喫茶店ではパフェを食べる(あと、西院でたこ焼きも食す。そのせいで、舌をやけど(笑))。いろいろアホな話をしたが、夏には静岡行き決定?(んなわけないか)。22時15分過ぎに喫茶店を出て家路につく。久しぶりにアホな話ばかり出来て気力が充実した一日だった。うーん、まる。というわけで、見た映画の簡単な感想でも
「ウルトラマンティガ THE FINAL ODYSSEY」★★★★
 本シリーズ終了後の世界を描く、映画版。本シリーズ最終回ではクトゥルーの邪神を怪獣として登場させるという前代未聞の荒技をつかったこの「ウルトラマンティガ」。邪神ガタノゾーアが出現した遺跡ルルイエ(これも当然ながらクトゥルーのガジェットだ)に調査隊が赴くが、結果超古代の闇の戦士を甦らせてしまう。
 しかし、超古代はもういいよと思ったりもするが「ウルトラマンティガ」で映画を作るとしたら超古代しかないよなあ、とも思ったりもする。超古代の使い方はすこし甘い気がするが、そもそも子供向けなのでいたしかたないであろう。
 緊迫感は結構大人の鑑賞に堪えうると思うが、如何なものであろうか。本シリーズをみてないと何がなんだかさっぱり、というところが散見するので子供にはきついかなあ。もっとも、ガキどもはティガが戦うところさえ見られれば良いんだろうけれどもさ。途中、後のスーパーガッツの隊員がでてくる所はにやりとさせられる。
 しかし、最大の疑問は……なんでやられたら皆爆発するのか?(笑)

3月17日(金)
●バイトは単純手作業なので、慣れてしまったら何も考えずにさくさく仕事が進む。故に最近はバイト中ずっとプロットやトリックを考えたりしてる。一個面白いネタを思いついたので、理論上成立するか否か、物理の計算が出来る頼りがいのある人に計算を依頼中。机上の空論で成立すればOKなのさ♪
 今日は結構面倒な作業だった故にあまり考え事は進まなかったのであるが、ふと「人形はなぜしばかれる」というアホなタイトルが思い浮かぶ(笑)。デパートのマネキンを夜な夜なしばく男の謎。何故彼は人形をしばくのか? そして、詐欺の基本定理は「しゃべらなければ騙せない」。基本定理を軸に、六人の人間が六者六様の推理を構築……なんか、発想がこの人みたい(笑)。多分、ハルキ文庫から高木彬光の傑作『人形はなぜ殺される』が復刊されたから何だろうけれども。うーん、なんか面白そうだからもう少し進めてみるか?(マジ?>自分)
 とりあえず、『人形はなぜ殺される』は傑作なので、未読の人は読んだ方が良いでしょう。
●バイト後アバンティで藤木稟の新刊と「IN☆POCKET」購入。

3月18日(土)
●行くか否か迷ってたが、原稿等全くと言っていいほど進まないので気分転換を兼ねて行くことにする。某アレクセイの花園の主催人田中幸一氏らと古本屋を回るのである。集合したのは私、某大学ミス研OB、某大学ミス研(ここに非ず)の会員二名と三つの異名(笑)をもつ某さんの五名。行く途中で『魔術戦士(4)星辰召喚』読了。で、古本屋巡りであるが、この日述べた法則通り結構買う本が見つかる。あうう。ま、嬉しい本が多いのでいいけれども。買った本は
『果てしなき流れの果てに』(小松左京/ハルキ文庫・帯)100円
『密室殺人傑作選』(H・S・サンテッスン編/ハヤカワポケットミステリ)200円
『ハイドラの弔鐘』(井上雅彦/KKベストセラーズ・絶版)100円
『ホラーコミック傑作選 第4集 人外魔境』(手塚治虫他/角川ホラー文庫)300円
d『ワンダー暗号ランド パズルつき・暗号推理小説傑作選』(長田順行編/講談社文庫・絶版・初版帯)100円
である。ふう。置き場所に頭痛が痛ひ……。段ボール箱数箱分、実家に送るか? 送らないけれども。
 古本屋に行った後は某畸人郷例会で使う喫茶店に。アホな話ばかりして腹がいてえ(笑)。
 18時前に田中幸一さんは退散。残りのメンバーでしゃべるが、誰も来ない。某畸人郷メンバーが集う時間帯になっても誰も来ないので待ち合わせ場所に赴くと、主催人が来てないとのこと。とりあえず、居たメンバーを喫茶店に移す。
 そして二次会。飲み屋でトークバトル。翌日オフを控えてるので早めに退散する予定だったのであるが、思いの外話し込んでしまう。

3月19日(日)
●起き抜けに『魔術戦士(5)白魔召喚』読了。
●いよいよ「嵐の館」五万人突破記念オフである。昼から開始。昼にJR京都駅に集まってぶらぶらする昼組、朝からパワフルに観光をする観光組、夜の宴会参加な夜組の三つに分かれた。私は昼組。
 起床は9時前。休みの日の起床時間としては早いほうである。
 ぼーっとしつつ、ビデオを少し消化し、日誌等を更新したりする。そして、10時過ぎに部屋を出て二条へ。JRで京都駅まで赴き、とりあえずアバンティへ♪ 「本格ミステリベスト10」をとりあえず立ち読みしようという魂胆だ。
 少し立ち読みして、待ち合わせ場所へ。前日さおりさんが待ち合わせ場所が解らないと言ってたので、私が地下鉄の改札で拾うことになる。私は、なにをトチ狂ったのか、地下鉄の改札の出口は二つしかないと勘違いしてた(笑)。「改札のどっちかでまってるし」と言うことだったので、アバンティに行く途中改札を四つぐらい発見して顔が青くなる。急いで電話し、具体的な出口を告げる。
 早めに駅に行ったことが功を奏し、滞り無くさおりさんをひろって待ち合わせ場所の烏丸中央口へ。ここでも一つへまをしてたことに気づく。人が異様に多かったのだ(笑)。いつも通るときは(素通りだけれども)そんな人多くなかったのに……って、休日と言うことを思いっきり忘れてたのです。しかし、そんな心配はどこ吹く風。村田さん、八尾やおの猫八尾はちびの猫さん、SAMANAさん、タケさん(SAMANAタケ両氏は同時)の順に待ち合わせ場所に到着。食事をとって移動、ということでどこで食事をするかということになったが、お金をおろし忘れたというさおりさんの鶴の一声で懐具合を考えてロッテリアへ。食事後はJRで嵐山へ。
 雨模様の嵐山でどこを見るかと言うことになり、オルゴールの館へ。中を一通り見た後にどこへ行くか迷ったものの、結局茶屋で休憩。途中寺があったが、拝観料が高かった故にパスした。茶屋のメニューに「嵐山」というのがあった故に私が「嵐山」を注文する。どんなものだったのかというと、寒天、白玉、抹茶アイス、小豆が入ったもの。
 茶屋でだべってる間に観光組のFOOLさんからSAMANAさんの携帯に電話が。この時点で(多分)14時半を回ってたが、観光組はまだ食事をしてなかったらしい。直接声を聞いたわけではないが、どーもFOOLさん泣きが入ってたらしい(笑)(←笑い事ではありません)。15時半に観光組と合流する予定だった故に15時には店を出る。そして15時半、観光組と合流。観光組のメンバーはFOOLさん、えりさん、にっきーさん、月の子さん藤沢澪さんの5人。嵐山から阪急で河原町まで。阪急に乗ったとき澪さんを見失い一瞬「まさか置いて来ちゃったのか?」と思ったことは口が裂けても言えません(だから書きました(笑))。
 昼組、観光組が揃った時点で非常に恐ろしいことが判明する。だれも夜組の一人、ちはやさんと会ったことがないらしい。しかし、えりさんが携帯の番号を聞いてるとのことで事なきを得る。って、いいんか?(笑)。
 河原町の集合場所に16時前着。集合時間が17時だった故に(この待ち合わせ時間を私が間違えてたことは黙っておきましょう。しかも、待ち合わせ時間をメールで回したのは私です)、それまでそれぞれ時間つぶし。私、SAMANAさん、さおりさん、タケさん、村田さん、八尾の猫さんは三条京阪のブックオフへ。ブックオフへの道で笑い死にさせれれかける(笑)。うーん、なんであそこまではまったんやろ。ちなみにメロンとアロンαは違います。ブックオフではそれぞれ何か買ってたようである。私は
『人それ情死と呼ぶ』(鮎川哲也/角川文庫・絶版)200円
 購入。誰とは明記しないが、男の私にミッチーのヌード写真集(?)を買わないかとそそのかした人が約一名いたことをさりげなく書いておこう。ワシは男や(笑)。16時50分頃店を出、いざ待ち合わせ場所へ。待ち合わせ場所に着くとちはやさん、ちやさん、松本楽志さんがすでに居ていなばさん待ち。程なくしていなばさん到着。18時予約の所を17時半に変更して宴会場の監獄食房へ。
 下見をしてた故に道順は大丈夫だったのであるが、店を間違えかける(笑)。そして、首尾良く店に入ったはいいが、店側が仕掛けたトリックにまんまと引っかかる。ダミーの扉があったのだ(マジ)。そして本物の扉も、断頭台の穴に手を入れねば開かないと言う凝りよう。
 何とか店へ入って席に着く。私を起点に順繰りに自己紹介をする。そして乾杯。宴は始まる。
 途中、わったんさんが月の子さんに託したらしい放出本争奪戦がくりひろげられる。最初に『オルファトグラム』争奪戦。私を含め4人希望者が居て、じゃんけん。一回目は勝ったが、さしの勝負で負ける(泣)。何故かオークショニアみたいなことをやる。『崖の館』を「法月綸太郎絶賛!」とか「十円から!」とか言ったりして(笑)。って、こんなことを書くと関ミス連のオークションの司会やらされそうやな(苦笑)。わざわざ有り難うございます>わったんさん
 二時間経つと店の中が騒然。イベントがあったようである。いきなり真っ暗になり、うーうーサイレンの音が。なかなかおもろい趣向であった。
 宴が終わった20時前に家庭があるSAMANAさんは退散。残ったメンバーで喫茶店へ。
 21時前には八尾の猫さんがギブアップ。地下鉄の駅まで送った後所用で来られなくなったダリさんからいなばさんの携帯に電話。大きな声では言えないが、何故かAっKIぃさんと一瞬間違えたことを書いておきます。すみません。
 22時前には解散。すんなり解散かと思いきや、さおりさんが携帯電話を無くした! という非常事態勃発。どこにあったかというと……本人が持ってました(笑)。うう、やりやがったな。私はいなばさんを京都駅まで送り家路につく。
 しかし、企画した当初は集まってせいぜい7、8人ぐらいだろうかとおもってたが、16人という大人数が集まってくれて非常に感激しました。参加表明をしてくださったけれども、所用で参加できなかったダリさんと猫又さんは残念でした。またの機会にお会いしましょう。
 さて、7万アクセス突破か、3周年記念に第二回「嵐の館」オフ開催予定……ということにしておきましょう(って、またやる気か?)。

3月20日(月)
●オフのレポートの下書きを書いた後にビデオを消化。
「蒲生邸事件」★★★☆
 宮部みゆきの代表作の一つを何年か前に映像化したもの。それが地上波で流れたもののようである。
 原作のいいところをわりとよく引き出していて、ドラマ化という意味では及第点を与えれるかも。
 ただ、見終わって思うのは「原作読み返してから見れば良かったかな」と言うことのみである。過去のフイルムの使い方はNHKらしいといえばらしい。
●二、三日がかりで読んでた「KADOKAWAミステリ」(角川書店)連載のリレー小説『前夜祭』読了。一応今月出た4月号で最終回のようなのであるが……? まだなんか続きそうなので読了本にカウントするのは控えておこう。来月号を待て?
●気分転換に自転車で古本屋を回る(またかよ、という声も聞こえてきそうですが(笑))。資料二冊購入。小説は、買おうかなあと思ったのが数冊あったが、置き場所今後の入手難易度を考えて先送り。某関ミス連のオークションに出せそうなのもなかったし。「2000本格ベスト10」購入。

3月21日(火)
●昨日購入した「2000本格ミステリベスト10」について。
 全二十二冊中、読んでないのは『双生児は囁く』(横溝正史/カドカワエンタテイメント)のみ。『どんどん橋、落ちた』(綾辻行人/講談社)と、『百鬼徒然袋―雨』(京極夏彦/講談社ノベルス)の両短編集は「本になったもの」は読んでないものの初出で読んでるので「読んだ本」としてカウントしておく。――というような結果をみると、つくづく自分ってミステリ読みなんだねえと思ったりもする。
 でる前の予想では『念力密室!』(西澤保彦/講談社ノベルス)は悪くても二十位以内に入ってるだろうと予想してたのであるが、予想に反して影も形も見えず。アレやそれに比べて「本格らしい」作品なのになあ。昨年の1月という早い刊行が災いしたのか。あと、キャラクター主導故なのか。最も、投票すべき作品がわんさかあったので、泣く泣く外した方が多かったに違いない。
 というわけで、続きは後日。

3月22日(水)
●「モナリザの微笑」★★★☆
 北森鴻の『狐罠』(講談社)と『ギャラリー・フェイク』(小学館)を足して二で割ったような感じだった。二枚のモナリザの行方を縦糸に、一個一個の騙し合いコンゲームを横糸に。それぞれなかなか面白かったが、不満点を述べるとすれば縦と横が有機的に結びついてない、というところか。
 印象に残ったエピソードは、借金の保証人になった女優を救うためにコンゲームを仕掛ける回と父娘のエピソードの回。女優の回では「素人を騙せば犯罪、プロを騙せば勲章」の台詞と「嘘つきはオークショニアの始まり」という台詞が非常に印象に残る。
 コンクールはこれしかチェックしてなかったが、次は二、三気になるのが……。どれを切ってどれを残すか。うーん。

3月23日(木)
●『修羅の終わり』の再読完了。書評は日曜以降に。
●先日書くのを忘れてたのであるが、『トラブルはわが影法師』をGAKUさんがひろっておいてくれたらしい。多謝。
●河原町でブツの受け渡し。これで9月末締め切りの「本格推理」の為のプロットが作れます。
●「スリーピー・ホロウ」★★★★
 この映画を見てて思ったのであるが、カーの時代物ってめっちゃ映像化に向いてるのでは? といってもカーの時代物は一冊も読んでないけれども(をいをい)。
 「ケイゾク」の映画かこの「スリーピー・ホロウ」か散々迷ったがこっちにした。
 ホラーとミステリのガジェットの華麗なる融合と言う感じであるが、意地の悪い言い方をすればそれぞれが中途半端なところもなきにしもあらず。
 それぞれのガジェットの使い方は上手いことは上手い。が、作中の時代が時代なだけに、科学が完璧にホラーを喰ってしまうということはない。逆に、ホラーがミステリを完璧に喰ってしまっている。
 見てる最中はホラーと見せかけて実は……と思ってた所があったが「まんまやん」というところか。
 最後に。大の男が子供や女性を盾にとったり、騎士の幽霊をあいてに「奴はもう死んでる」といったりとつっこみどころは多数ですがこの映画は笑う映画ではありません(笑)。

3月25日(土)
●『太陽黒点』再読完了。精緻な作品だ。
●ホントは一日おとなしくしておくつもりであったが、『月の裏側』が出たという情報を昨晩得たので買ってくる。とりあえず、今抱えてる問題を二、三片づけてから読むことにしよう。すなわち、自分へのご褒美(笑)。読む前にジャック・フィニイの『盗まれた街』読んどいた方が良いかなあ。さて。
 今は、MLの作品と「朝顔の光(仮題)」を書き上げるのが急務、ってところかな。古本市場で頼まれてた本を買う。写真文庫みたいなやつ(エッチなのを想像してはいけません)。
●なんか、電話があかんくなってたことが発覚。実家から荷物が送ってきて、電話をしたら泣かれたのだ(笑←笑い事じゃないぞ)。ずっと連絡がつかずえらい心配してたようだ。電話機の問題なのであろうか?
●というわけで、21日の続き。
 いやあ、『白夜行』(東野圭吾/集英社)のランクインに疑問を覚える人がいたことに安心しました。こう思うのは私だけだろうか? と少々不安がってたのだ(マジな話)。この作品、良い作品であることは確かなんだけれども、「本格ミステリ」と言う縛りで評価するのは頷けません。一方、『盤上の敵』(北村薫/講談社)は、私の認識では本格の領域に入れてもかまわないかと。どうしてかは、『盤上の敵』の書評みたいなものを読んでただければわかるかと。その本格の試みが成功してるか否かは各者各様の意見があるであろうが。
 「このミステリーがすごい!」(宝島社)においていわゆる「ミステリー」という言葉の持つ意味が年々曖昧になってる中、一昨年から始まった「本格ミステリベスト10」というムックは或る意味ジャンルにとって救いかな、という感じもある。が、曖昧な投票者の「本格観」によって投票されたベストによって「本格ミステリ」という「ジャンル」はますます混迷を極めつつある、というのは穿った見方であろうか?
 この「本格ミステリベスト10」に関する不信感というのは今年に始まったことではなく、昨年も本格ベスト’99のところで若干触れている。昨年で言えば――別に某大学ミス研主催の関ミス連にゲストとしてくるからと言うわけではないが――『光と影の誘惑』(貫井徳郎/集英社)がその際たるものであろう。ベスト20にすら入ってなかったのだ。「本格ミステリ」としてみた場合、『光と影の誘惑』は評価すべきであろうはずなのに。バランスを欠いたが、あの作品やこの作品(どれだ?)に比べると本格印満載であろう。
 続きは後日。この文章、ある程度の分量になったら九日間の不思議(仮)につっこんでおくか?

3月26日(日)
●会費滞納しておんだされた(笑)SRの例会に、厚い皮をひっさげて顔を出そうかな……と思ったりもしたが、おとなしくしておく。会長と鉢合わせしたら気まずいし(苦笑)。
●うーん、今思えばあの時とどめを刺しておくべきだったかも。いや、とどめを刺さなかったから今被害をこうむっているというわけではないんだけれども。単に気持ちの問題で、やり残してるというかなんというか。まあ、その時点でかなり打ちのめされてたようだからいっかと思ってたのだ。しかし、なあ。ま、いいんだけれどもね。別に後悔してるわけではないんだけれも。しかし、相変わらず非情に徹しきれない自分が歯がゆい。マジな話である。
●レンタルビデオ会員証の更新に行ったついでに前々から見ようと思ってた「女優霊」を借りてくる。一本ただ、と言うことやったし(笑)。

3月27日(月)
●ふと頭の中にアホな替え歌が流れる(笑)←危ない奴かも(うひひ)。それからアイデアが降ってきて、一気呵成にショートショート完成。着想から完成までの最短記録、かも。これでセカンドローテーションの作品送れます(というか送りました)。あとは、31日締め切りの奴だけれども……見送るか?
●図書館に本を返しに行くと同時に、ファンタジー関係の評論書(資料だ)と小説を一冊借りる。最近、本格ミステリが読めないのでそれ以外の作品をよもっと。早く本格ミステリの方に復帰したい……。
●『月の影 影の海』読了。

3月28日(火)
●一昨日かりた「女優霊」を寝る前に見る。
「女優霊」★★★
 映画版「リング」の監督が作ったらしいのであるが、この作品、筋という筋が存在しない。作中映画を作ってて、その制作過程で変なことが起きて、その原因を探ると言う感じなのであろうが、あれがあーなって、こーなってというのがはっきりと感じられない。
 作中ちらちらと見える不気味な怪異がこの「女優霊」の眼目なのか。怪異は「リング」の貞子を思わせる。貞子の原型ここにあり?
 しかし、最後のあの高笑いは夢に出そう……(寝る前に見るものではありません)。
某大学ミス研会員が集まる。無論、主な議題は関ミス連♪ クロスレビューの割り当てをし、細かいところを詰める……はずだったんだけれどもなあ。半ば切れそうになるが、押さえ込む。

3月29日(水)
某大学ミス研の会誌のゲラ校正(小説ではない)。もういっぺんプリントアウトしてから見直して完成、というところか。
●創元の創元推理短編賞におぼろげながら送ろうかなあと思ってたのは現時点で換算十枚程度。創元推理短編賞の最低枚数が(確か)30枚なのであるが、書いてるのはどう見積もっても50枚以上になるし、もうダメだな(泣)。ま、他に使うあてがあるから悲観はしてないけれどもね。目指せ、今月中の完成(あはははは)。
●本が読めない……。やばいかもしれなひ……。今読んでるのはファンタジーに関する評論書。小説ではなかったりする。

3月30日(木)
25日から続きます
 といっても、他にかかなあかんことって……。そうそう。なんやねん、あのコメントは。TK氏のだ。もー少しまじめに書こうよ。北村一男氏のe-NOVELSに関するコメントは興味深いかも。まあ、各コメントに関しては昨年までのような「このミス」的な作品セレクトが無く、良かった。ただ、棄権が多かったのはアレだが。書き忘れるところだったが、二階堂氏『サタンの僧院』(柄刀一/原書房)に対するコメントは同感である。
 そうそう。座談会で笠井氏が綾辻倉知法月の三氏を捕まえて本を出さない三巨頭みたいな言い方をしてるけれども、『オディプス症候群』を出してないあんたが言うなと思ったのは私だけであろうか(笑)。
 『ケイゾク』は会員のお薦めの項で末國氏が勧めているが、『ケイゾク』は角川ホラー文庫から出たノベライズを古本屋で入手し次第山田風太郎の某作品と絡めつつなんか書く予定。しかし、なんでホラー文庫なんだろうか。ドラマに関しては後半はサイコだったが(だからといって最高なんていうべたなネタを使う気はない)、サイコホラーと言う意味では違うしねえ。会員のお薦めに関しては、海外物の『楚留歌 蝙蝠伝奇』と『走り去った女』が気になってます。
 毎年恒例の我孫子氏が解説に噛みつくコーナー(笑)(なんというネーミングの仕方や>自分)。欲を言えば、創元版との解説の比較をやってほしかったかも。来年は……さて、何で書くのでしょうか? やっぱ、自作に関する書評及び解説?
 以上で「2000本格ミステリベスト10」に関することは打ち止め……のはず。
●バイトの帰り。JR長岡京駅から帰るのであるが、駅で電波おじさんと電波お姉さんの二名を目撃。おじさんは妙に怒鳴ってるので「携帯でもかけてるのかな?」と思ってたら手ぶら。イヤホンも無し。電車を待つ間に本を読んで、電車が着いたので乗ろうと思い下車する人を待ってた。すると、一人の女性が前にならえ! の姿勢で飛び出し、直後に右手で階段の方を指さし何かいいながら駆けていく。なにやらぶつくさ言ってたようであるが、聞き取れず。鈴木杏樹に似た結構美人系のお姉さまだったのに……。春ですねえ(実話です)。
●図書館に取り寄せを頼んでいたアンソロジーが届いたので受け取りに行く。遅くまで開いてる図書館は便利です。ついでに、本も一冊借りてくる。本自体は手元にあることが確実なのであるが、発掘が面倒故に(笑)。
『戦争を演じた神々たち(全)』(大原まりこ/ハヤカワ文庫JA)を読む。「天使が舞い降りても」「カミの渡る星」「宇宙で最高の美」読了。

3月31日(金)
●『ブギーポップ・ミッシング ペパーミントの魔術師』読了。
ここで日下三蔵さんが流した情報を見て非情に驚く。何がって、出版芸術社から山田風太郎の未収録短編が出るとか(リレー小説も収録されるらしいので「怪盗七面相」も収録されるのかなあ)、鮎川哲也の三番館シリーズが再編集されて出るとか(未読は今の内に潰しておこうかな(笑))、戸板康二の文庫全集が出るとか……。ああ、長生きはするものだ(って、お前いくつだ)。
 ……でる前に、持ってる奴は読んでしまっておこう。そうでないと、探したのが無意味になると言うか勿体ないし。(注:別段私は復刊するなというような邪悪な意図で書いてるわけではない。三番館シリーズにしても、戸板康二にしても非情に嬉しいのだ。復刊万歳なのだ。嬉しい故に、先に読んでおいて地ならしをしたいとか……ああ、何が言いたい?>自分 要するに復刊するなと言ってるわけではない、とうことだ……って、最初に書いてるか)
●バイトが休みになったのでぽっかり時間が空く。久々にゆっくり寝て、学校へ行き昨日校正した文書を再度プリントアウト。ゲラの校正をするが直すべきところがあるわあるわ(笑)。半分ほどやったところで嫌になったので部屋を出る時間を早める。
 西院まで行き自転車を駐輪場に置き京都駅方面へバスで。新しい旭屋を冷やかし(ポケミスのところで妙齢の女性がカーを漁ってたのが印象的であった。なお、知り合いではない)、バイト代を受け取って(三日分の給料だ)大阪へ。
 19時に待ち合わせであったのであるが、大阪に着いたのは17時(笑)。しょうがないので(?)古本屋を回る。
『幽霊狩人カーナッキ』(W・H・ホジスン/角川ホラー文庫・品切れ?)350円
『名探偵は密航中』(若竹七海/カッパノベルス・帯)480円
 購入。梅田古書倶楽部で某古本屋と遭遇したことは内緒である(笑)。しかし、梅田で会うとは夢にも思わなかった……。第三ビルの地下の古本屋では藤木稟の朱雀ものの新刊とか柄刀一の『400年の遺言』が置いてあり、へこむ(笑)。新刊で買ってまだ読んでへんっちゅうねん。
 19時の待ち合わせに早めに行くと、相手も早めに来て19時前に待ち合わせ場所を動く。散々動いたあげくマックで晩飯というのはなんだが。昨年来抱えてる難題の解消のため或る事をしたいのであるが、それをしても大丈夫か否かのデータ収集の為にわざわざ来てもらったのである。だが、聞き出したのは……。結構面白い状況になってるようだ(無論、「面白い」というのは皮肉を込めてだ)。話したのは電話で良い内容のことだったが、相手の表情が読めないと嘘を言ってるか否か解らない(無論、表情が読めたからって完璧に解るわけではないのであるが)とやばいのでわざわざ来てもらったのだ。表情を見つつ話したところ、まあ、嘘はついてないようであるが。さて。とりあえず、藪をつつける状況であるようである。藪をつついて自分が被害を受けるだけなら良いが、相手は他にも被害を及ぼしそうな輩だからなあ(そもそもくだんの難題の発端は、状況を考えると完璧に私への当てつけである)。
 しかし、まあ、結局の所、藪をつついて蜂を出すか(正確には蜂じゃなくて蛇ね)おとなしく事態を見守るしか無いのであろう。とりあえず藪はつつかないとは言ったものの(結局つつくか否か解らないと別れ際に言った)、どうしたものかと思案中。そもそも、藪をつつこうと思ったのは、別件がかなりひっ迫してきたからなんだけれども(はためには全く変わってないように見えるが、事態を(恐らくは)掌握してる私にはケーキが入ってる箱を360度回転させた状態に見える。その心は見かけは綺麗だけれども、中身はぐちゃぐちゃ……っと)。別件の内容をしゃべらされそうになるが、何とか上手くごまかす(笑)。
 梅田に出たついでということで、猿もといさるものの受け渡しも済ます。結構タイトなスケジュールを組んだので落ち合えるか否か心配だったのであるが、杞憂に終わる。こういうときに携帯欲しいなあと思うが、基本料がバカにならないので導入しないのである私もたいがいな奴だな。
●『太陽黒点』、『月の影 影の海』、『修羅の終わり』、『ブギーポップ・ミッシング ペパーミントの魔術師』の感想は4月に持ち越し。


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