2002年2月

2月1日(金)〜3日(日)
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これ最高(笑)
●1日、飲み。徹夜で、帰宅は2日の7時過ぎ。で、寝たら二日酔いで、目が覚める(笑)。ゲロゲロ。当初、二日酔いだけ、と思ってたら風邪を併発しており(と言うより寧ろ風邪が主で二日酔いはおまけみたいなもんだと思う)、もう寝まくる寝まくる。2日と3日の睡眠時間の総数は、30時間以上あったかも。食料の買い置きはなかったが、食欲がなかったのでその辺は不幸中の幸い。疲れがたまっていたのであろうか。
●3日。結局起きたのは16時。完全回復である。この予定外の体調不良のせいで(というより、体調不良とはそもそも予定を組んで来るものではない)やろうと思ってたことが……(泣)。

2月4日(月)、5日(火)
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●4日。『風来忍法帖』読了。ノリの良さは抜群。
5日。『道化たちの退場』読了。多岐川恭ファンは必読。
MYSCONのオークション、ないんですか。残念。いや、買うと言うより売る予定の本がぎょうさんあった故に。

2月6日(水)
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●『牙王城の殺劇』読了。鰐に彩られた一冊。贅沢である。
●『道化たちの退場』の感想UP

2月7日(木)、8日(金)
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●京極夏彦出演の「トップランナー」を見る。前回見たのが鬼束ちひろ出演の回だからだったのか、どことなく違和感が(笑)。開場の笑い声の間合いとかさ。情報自体はいままで雑誌とかで読んだものと大差なく、ま、こんなもんか、と言う感じ。ていうか、痩せたよなあ(笑)、髪切ったんだ(笑)、って、どうでも良いですか。
 結論。あの書斎は羨ましい(脈絡無し)。
●と言うことを考えつつ、『パタリロ!』完集。ああ、最新刊が待ち遠しい(笑)。そのうち、気が向いたら全作品レビューに手をつけるかも知れません。
●古本屋で
『剣鬼喇嘛仏』(山田風太郎/講談社ノベルス・絶版)450円
 入手。

2月9日(土)
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●『幽霊船が消えるまで』読了。某ミス研的には必読かも(笑)。『三月は深き紅の淵を』再読完了。「物語」の理想の形がここにあるのかも知れない。
●某所へ本を搬入。ついでに
『偽りの墳墓』(鮎川哲也/角川文庫・絶版)600円
『牝』(多岐川恭/ケイブンシャ文庫・絶版)400円
 購入。前者は光文社文庫の《鬼貫警部事件簿》のラインナップに加わったら泣くぞ(笑)。
MYSCONのオークション、未定ですか。良かった。ていうか、私自身の参加も未定なのだが(6:4で行く、と言う感じ)。

2月10日(日)、11日(月)
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●NHKで漫画『生存―Life―』(かわぐちかいじ×福本伸行/講談社)のドラマ化が始まった。どのように料理するのか楽しみである。
●感想を二本ほどUP。

2月12日(火)
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●『ハリウッド・サーティフィケイト』読了。意外と面白かった。続いて『忍びの卍』も読了。山田風太郎のミステリ的テクニックが巧く使われた作品だろう。
●もうそろそろ12万アクセス突破する模様。日頃のご愛顧、本当にありがとうございます。

2月13日(水)
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●「大時計の美女」★★★
 原作は乱歩の『幽霊塔』(創元推理文庫他)。この『幽霊塔』は黒岩涙香の翻案を更に翻案したもの……だったと思う。なお、原作は未読。
 今回明智小五郎役は彼しかいない! と言われる天地茂の明智小五郎を初めて見たが……。あれ、誰? と言うくらい私的には違和感ありまくり。浪越警部役の故荒井注は結構あってたきがするが。結論としては、陣内の明智が一番。あのわざとらしさが名探偵らしさというか(笑)。
 ドラマ自体の内容は可もなく不可もなく。原作も気が向いたら読みます(いつになるやら(笑))。
●『殺人鬼の放課後』読了。可もなく不可もなく。

2月14日(木)
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●『翳ある墓標』読了。ラストの余韻が好み。続いて『超・殺人事件』も読了。純粋に笑えます。
●先日「TRICK2」のエンディングである「流星群」がリリースされた。放送中にも思ったのであるが、なんか、丸くなったなあ、というのが率直な感想。鬼束ちひろの曲の魅力の一つにとんがったところが挙げられると思うけれども、「流星群」に関して言えばとんがったところは無いように思える。「月光」の「I am GOD'S CHILD」とか「眩暈」の「残酷に続いていくこの路で 例えば私が宝石になったら その手で炎の中に投げて」などに匹敵するフレーズがないような。メロディもなんか、丸くなったなあ、と言う感じだし。「流星群」は従来の鬼束テイストから外れた曲のような気がする。
 え、「鬼束ちひろ『インソムニア』を巡って」はどうしたかって? しらん(をい)。

2月15日(金)
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●『インキュバス』読了。思ったほどではなかったが、或る意味良くできたフーダニットだと思う。『人魚とミノタウロス』読了。肝心なところがもの足らない。
●早川のSFベストがでた様子。明日あたり買う……か否かは不明。
●しかし、寒いねえ。

2月16日(土)、17日(日)
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●『信玄忍法帖』読了。戦国時代を舞台にした謀略小説、と言う所か。
●「SFが読みたい」の2002年度版を購入。順位を見てみると……国内は20作品中7作読んでました。もしかして、私、SF読者だったんですか?(笑)。ただ、野暮を承知でつっこむと、『黒い仏』『ペロー・ザ・キャット全仕事』『ペニス』の三作品はSFらしいSFなのか疑問。『ペロー・ザ・キャット全仕事』はSF新人賞こそ受賞しているが、完全にノワールなハードボイルドだし、『黒い仏』はあんなだし(笑)、『ペニス』に至ってはSF的な要素ってあったっけ? と首を180度ひねってしまう。読んだ残り4作品はどうなん? という問いもあるだろうが、私は基本的にミステリ読みなので……と逃げておく(笑)。まあ、上記三作よりはSFらしいSFと思うが。ジャンルって難しいですね。ま、そんなこといったらミステリはどうやねん! と胸ぐら掴まれて小一時間ぐらい問いつめられそうなのだが。
 ていうか話は変わるが、、表紙の『ΑΩ』を読んであげようか、と言ってるお母様、教育上よろしくないからやめとこーよ(笑)。小さい子供に読み聞かせたらトラウマになりそう……。
●「TRICK2」の今週分の放送、どうなんねん、アホ! と思った週末だった。マル。

2月18日(月)
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●先日の、土曜日の話。某畸人郷例会の前に何人かで集まってバイキング→古本→茶店→古本とうごいた。茶店で本の値段の話になったんだけれども、結論を最初に書くと、まだまだ本って安いよなあ。
 コストパフォーマンスを考えたら、或る意味、漫画以上に安いと思う。大体、新刊で文庫を買えば、ほとんどは1000円以下で買えますよね。文庫の価格って、平均7、800円くらいでしょうか。で、バイトの時給って平均すれば1時間7、800円は少なくとももらえますよね。本って、読むスピードが異様に速い異常者(?)はともかく、大体文庫一冊読むのに2〜3時間はかかる。ね、安いでしょ? 漫画はかかっても2、30分で1冊だし。尤も、漫画は読み返しやすいというメリットはあるけれども、無論、全部が全部読み返すわけないだろうし。本のコストパフォーマンスの良さはもっともっと喧伝すべきではないのではなかろうか。もしかしたら、読書人口は1割は一瞬にして延びるかも……しれない。
 あと、書店。有り体に言えば、売り方が異様に下手くそだと思う。本をただ単に並べてるだけにしか見えない(無論、計算された並べ方、と言うのをしているのかも知れないけれども、素人にはわかるわきゃない)。ほとんどの書店は殿様商売もいいとこ。オリジナルのポップとかガンガン造って少しでも売り上げを伸ばそう、と努力してるのは京都ではdanしかないような(それでも、ミステリだけなんだが。担当がマニアックなだけかも(笑))。数々のベスト10フェアなどの他にもやるべき事は色々あると思うし。本の価格を下げることが出来ないのは解ってるが、それならそれなりに、努力しないと売れない気がする。殿様商売で売り上げが伸びる時代はとうの昔に終わってる(というか、そう言う時代はあったのか?)。いくら版元や作家がいい本を作っても、肝心の売りサイドが売る努力をしないと売れるものも売れない。本が売れないのは不況やブックオフなどの問題もさることながら、こういう根本的な問題もあるのではなかろうか。
 ……とド素人がこんな事言っても、もしかすると、既に解りきったことで、水面下では上記のことを推進する計画が着々と進んでたりしてね(笑)。
●上記のことと微妙に重なり合ってる余談。図書館問題は、われわれ素人が思ってる以上に深刻な問題なようだが、貸本屋全盛期の時はどうだったんだろう。レンタルCD屋が払ってる著作権使用料みたいなものを払っていたんだろうか? 図書館のヘビーユーザーとしては、結構申し訳ない気持ちがあるんだが。図書館で借りて読んで、文庫落ちで買い直す、というのは今ではもうほとんどやってないしなあ……。
 ……結局、何が言いたい?>自分

2月19日(火)
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●ミステリ系サイトに於ける辻・加護論争(?)もそろそろ下火になってきた今日この頃。私は当然ながら区別つきません(笑)。この二人、同時期にモー娘。に入って、年齢もほぼ一緒、背も変わらない、キャラが被ってる……それだけ重なれば、区別というのは結構容易でなくなるわけで。というか、この二人の区別つく人、或る意味凄い……と思う。
●と言うことを考えつつ終日寝てたり(笑)。

2月20日(水)
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●『不死の怪物』読了。オカルトミステリの秀作。
●『怪奇映画ぎゃらりぃ』(菊地秀行/小学館文庫)★★★☆
 ホラー界の第一人者菊地秀行がホラー映画に関して書きまくった一冊。読んでいて有栖川有栖の『有栖の乱読』を思い出した。『有栖の乱読』の方はミステリに限らずホラー、SFへの愛もあったが、本書はホラー映画のみ。
 私は最近来たもの(つまり、見始めた)であるが、ここ二、三ヶ月、ビデオを借りても三十分で観るのをやめてしまうのが少なくない。愛がない故なのか否かはよーわからんが、少なくとも、私の何百倍もの愛をホラー映画に持っているんだろうな、というのがよくわかる。菊地秀行の作品は《異形コレクション》に掲載されてる短編しか読んだことはないが、下手するとそれらより生き生きしていたり(笑)。
 圧巻なのは語り下ろし「怪奇映画ベスト100」。何千本もあると思われるコレクションから100本セレクトしたもの。あら、これって「怪奇なん?」と思うのもあったりして面白い。
 怪奇映画ファン必読の一冊。
 余談だが、誰かミステリ映画でこういうの書かないかなあ。『パズルみすてりぎゃらりぃ』とか言うタイトルで。

2月21日(木)
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●『玩具館』読了。異形の冴えは今回も冴え渡ってる気がする。『殺人症候群』も読了。テーマとプロットが渾然一体となった傑作。
●しかし、最近は布団干しても思ったより効果は少ないなあ。皆無ではないけれども。

2月22日(金)
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●夜、20時半過ぎ、西大路通りを登っていると、円町を過ぎたあたりから観光バスがズラララッッッと30台ぐらい鈴なりに並んでて、爺さん婆さんがわしゃわしゃと歩道を埋め尽くしていた。ありゃ、なんだったんだろうか。日常の謎。
なまもの!の「隠し日記」で知って死ぬほど驚いた(大げさ)。くろけんさんの新刊が白泉社My文庫で、しかも、イラストが魔夜峰央!? いいなあ……。今年は年頭から飛ばしてますねえ。

2月23日(土)
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●『図書室の海』を買いに河原町へ。ブック1stでは残り二冊。私が一冊買ったので残り一冊……かも。売れてるんですねえ。
●小ネタ。べたなドラマで失踪するとき「探さないでください」という置き手紙が残ってる場合があるが、置き手紙に「探してください」と書いたら探す気も失せるのではなかろうか(笑)。かくれんぼかよ! とつっこみが入ること請け合い。本気で失踪したい人は試してみてください。で、成果を報告してね(をい)。
●『図書室の海』読了。バラエティ豊かな作品集。

2月24日(日)
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●大阪府某所にて。バイトの研修だったのであるが、話の中で夜間に片側交互通行をしながら立ち小便をする人の話が。想像するだけで爆笑。というか、これだけしか今日の記憶はないかも(笑)。って、ええんか?>自分
●バイトネタ、楽しみにされてる方が多数おられるようですが、最近大ネタがありません(今までのがどうだったかは検証しないように)。近々小ネタを蔵出しする……かも。
●今日は5時起きだったのでさっさと寝ます。

2月25日(月)〜27日(水)
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●この間は『怪奇探偵小説名作選1 小酒井不木集 恋愛曲線』『黒い白鳥』『柳生忍法帖(上)』読了。
●バイトネタ。1日で大ネタ三連発(笑)。小出しにはせず、大盤振る舞いします。
 京都市内某所に於いて工事現場での車両誘導、という指示を前日に受け、住所で地図を検索。……。ない。地図を見るが、地名がない。おかしいなあ……と思いつつ、今度は検索エンジンを使い探すと、……あった。安堵。で、それでよくよく見てみると……指示された住所が間違ってました。左京区には京都駅無いんだよ!(キレキレ)。現場は京都駅付近の公園。指示はWEBサイトにてされるので、聞き間違いと言うことは絶対にないこれが一個目(笑)。
 二個目は大物の犬の話。食事中の方はご注意を。工事現場の前は車道で、裏道ながら結構車が通る。車の流れが一旦止まったとき、ふと正面を見るとおばはんが犬の散歩を。犬が急に立ち止まり、同時におばはんがささっと訓練された兵士の如くチラシを地面に。犬が○コしてました。堂々と道の真ん中で。思い出しただけでも笑える。そこ、子供言うな。
 三つ目はMK5(ふっるー)寸前、というか、ここまで腹立つ人間は久しぶり。出入り口に業者(鈴木宗男とオランウータンと阿刀田高のキメラという感じの顔)が車を停めようとしたので、動かして別の所に停めてくれるようお願いする(少々離れたところに駐車場があったのだ)。すると、「ここやったら大丈夫やろ!」とほんの少しだけ移動しただけでいけしゃあしゃあと言い放ち、鼻を鳴らしてさっさと過ぎ去る。あかん、って思いつつも、すぐ戻ってくる口振りだったので大丈夫だろうと高を括ってたら現場監督に「この車動かしてくれんか」と言われる。言わずと知れたキメラの車だ。しょうがないので現場を走り回ってキメラを探し出し、再度言う。そうしたら、キメラは「動かしてやるからそのケース持ってこい」とのたまう。何様のつもりだこの野郎。あまりにもの常識の無さに文句言う気も失せたし、さっさと車を動かして欲しいので黙って持っていく。ああ、おれって偉い(笑)。最初に停めた場所から50メートル離れたところに移動し、また戻ってくる。私の目の届くところに車があった故に、「安全靴車体でへこましたろうか!」と半分切れつついたら、警察が。駐車禁止車両の取り締まり。そのままほっといてレッカー移動されればいい気味やな、と思い、放置することも一瞬頭をよぎったが、後々面倒なので教えてやる。で、キメラを呼んだのであるが、キメラと警察の会話を聞いて(結構でかい声でキメラが喋っていた)一瞬マジで切れそうになる。キメラは何を言ったかというと、「ここ(註:工事車両停車場所)を追い出されて困ったんですよ」とのたまう。マジで大声で「追い出してません」と叫ぼうかと思った。いやあ、ここまでせこい人間は久しぶりに見ました。前回は……またいつぞやのようにねじ込まれたら面倒なので省略。その後、さっさと逃げるようにどっか行きましたけれどね
 以上。

2月28日(木)
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●『柳生忍法帖』読了。問答無用の面白さがここにある。
●昨日更新の日記が或る意味テンション高かったけれども(笑)、ここ一週間、徐々にテンションが低くなっている(泣)。しかも、原因不明。うう、どうにかしたい。
政宗九さんが「本格と新本格の違いはどこにあるのだろう。明確な答えが果たしてあるのか」と書いている。私の場合、本格と新本格の違いは、私の場合は前者はミステリの内部ジャンル、後者はただのラベル、という認識。ここで言う新本格は、綾辻行人『十角館の殺人』を嚆矢とするミステリ群。《第三の波》と「≒」で結ぶことが可能。「=」でないのに注目、と言う所。
「新本格」というターム自体、今ではほとんど死後と化しつつあるけれども、やはり、昔からの――京極登場以前――の読者には「新本格」という言葉はまだまだ思い入れのある言葉なんだろうか。


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