2004年5月−6月

5月1日(土)4日(火)
http://ha1.seikyou.ne.jp/home/arasiyama/diary0405_06.html#a1_4
●『パタリロ西遊記!』(魔夜峰央/白泉社)【bk1】★★★☆
 パタリロ孫悟空が活躍する、魔夜峰央版西遊記。
 原典にどの程度忠実に作ってるかはわからないが、悟空がパタリロなだけにハチャメチャのギャグ攻勢は予想するまでもなく。所々爆笑ポイントがあり、往年の切れ味が戻ったか? と思わせてくれる。マライヒが三蔵法師を、バンコランが羅漢盤古になってたり(これはパタ西遊記のオリジナルだろう)、盤古がプレイボーイだったりと『パタリロ!』そのまんまだろ! と言うところも幾つか。
 天上で悟空が大暴れしてお釈迦様にあぼーんされるところや三蔵法師との邂逅、八戒沙悟浄との出逢いあたり原典に忠実だと思う。一番気になるのは結末が原典からの引用なのか、はたまた魔夜峰央オリジナルなのか、と言うこと。それを知るには岩波文庫版全10巻読めば良いんだろうけれども(笑)(ダイジェストでしか原典を知らない故に)。
 最終巻は物語を畳むのにドタバタし過ぎて物足りない。出来れば全10巻くらいにしてもうすこしのんびりとやってほしかった。
『パタリロ西遊記!』で一番笑ったギャグは「怪しげなパンチパーマのヤクザです!」と言われた人物の正体。何度か読み返したが、少なくとも3回くらいは死ぬかと思うくらい笑った(笑)
 掲載誌では既に『パタリロ源氏物語!』が始まってるようで、どの様になるのか楽しみなこのごろであります。

5月5日(水)〜7日(金)
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●躾がなってない子どもは基本的に嫌いなのだが(だれでもそうか)、G-STYLEと言うサイトの3歳シリーズフラッシュを見てると傍観者でいるだけなら躾がなってない子どもも悪くないな、と思ったり(笑)。つっこみの間合いや言葉が絶妙なんだけれども、実際に子どもにこう言うこと言ってつっこんでたらそれはそれで……アレかな。まあ、内心思ってるのが大多数なんだろうけれども。と言うわけで、子持ちの方もそうでない方も、是非どうぞ。
●最近秋田書店から魔夜峰央の文庫が立て続けに出てるけれど、なんでだろ。先日出た『魔ジャリ』の感想は明日以降に(コレを呼んだからG-STYLEがつぼに嵌ったのか? 『魔ジャリ』は子どもの中に爺さんの魂が入ってるという珍妙な設定)。『妖怪始末人トラウマ』も出して欲しいところ
●『黒い遊園地』【bk1】読了。

5月8日(土)9日(日)
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e-NOVELSの作品書評という企画始めました。詳しい経緯は「e-NOVELS書評」及び「政宗九の視点」の5月9日付日記「UNCHARTED SPACE」の5月9日付雑記で。
●『霧舎巧傑作短編集』【bk1】読了。

5月10日(月)〜11日(火)
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●2ちゃんの邦楽板にある鬼束ちひろスレでNHKで放映中の「火の鳥」のエンディングが鬼束ちひろの「Castle imitation」だと知り、チト落ち込む。なんで見るのをやめたとたんに変えるんだよ(笑)。来週もやってくれれば良いんだけれども。と思ってソースを確認したら、声優として出てた様子。で、一応「火の鳥」の公式サイトを確認したら……。orz
 ネタと気づかなかったわたしがアホでした(笑)

5月12日(水)〜14日(金)
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●本格ミステリ大賞は本家は予想通りだったけれど、ネットの方は意外。本家の方では評論の『中国ミステリー探訪』に入れた人のコメントが気になる。
コレを見て原作J・P・ホーガン? と思ったミステリ及びSF読者ってどれくらいいるんでしょうね
●『試験に出るパズル』【bk1】読了。

5月15日(土)〜17(月)
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●そーいえば『コミックバンチ』で山風の『伊賀忍法帖』の漫画化作品の連載が始まったけれども、山風スレでは大不評の様子。『甲賀忍法帖』の漫画化作品『バジリスク』の出来があまりにも良すぎるからなんだろうけれども。
●『闇のなかの赤い馬』【bk1】『帝都探偵物語E』【bk1】読了。

5月18日(火)〜20日(木)
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●『魔ジャリ』(魔夜峰央/秋田文庫)【bk1】★★★☆
 主人公は生まれたばかりの赤ん坊。だがしかし、中身は齢105歳の陰明師(原文ママ)。彼が死ぬと同時に生まれた孫に乗り移ったのだ。その孫は死産になるはずだったので、最初の子供が死産では息子が不憫だと魂だけ子供に乗り移る。それから1年半後に物語が始まる。
 見た目は子供、頭脳は大人(爺さん)と言うことで『名探偵コ○ン』の元ネタ……と言うわけではない(本書の雑誌連載は1991〜1992)。『コナ○』の連載開始が1992年秋、『魔ジャリ』最終回掲載が1992年10月号。元ネタではないとは書いたものの、案外ヒントにはなってるかも知れない。
 連作短編形式だが、1〜4話迄は元弟子とか、自分が書いた本絡み(陰明道の本)のドタバタ。5〜9話、巻末の特別編は魔道士との死闘を描くものになっている。
 作者のストーリーテラーとしての資質は割と出てるが、小出しになっており、結果物足りないものになってるのは残念。特に後半部分はもっと書き込んで長編化すればさらに面白くなるのに……と思うだけに。
 厚さの割にはさっと読めるので、一見さんにもいいかもしれない。
2ちゃんで単独スレが立つとは……。案外来年の協会賞の候補に挙がったりしてね。
 で、今年の協会賞。順当と言えば順当か。とりあえず『ワイルドソウル』が「このミス」入りして以来気になってるので機会があれば読もう(実は、初刊当時帯の文句を見た時から気になってた)。
欲しいかも……

5月21日(金)〜24日(月)
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●さて、このサイトの検索語句の1位は「嵐」、2位は「嵐の館」である。「嵐」に関してはジャニ○ズのそれで勘違いして来る人と言うのは容易に想像できるが、「嵐の館」である。いくならなんでも毎回このサイト名を検索して来るやつはそんなにいねぇだろう。でも、なんでだろう、と思ってたら、同じ名前のサイトがありました(笑)。こちら。もしかして、毎回検索エンジンで検索してウチに来る人もいるのかな? 「嵐山薫」での検索も割とあるし。
 いずれにせよ、ジャニーズの嵐で検索してウチに来てがっかりした人にはチト申し訳ない気もする。といっても、サイト名を変える気は毛頭ないんだけれども(笑)。

5月25日(火)〜28日(金)
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●『天城一の密室犯罪学教程』【bk1】重版がかかったらしい。と言うことは、以降私家版で出た長編が合本で出るか? というか、こういうのに重版がかかるとは思ってもいなかったので結構ビックリ。世の中何が売れるんかよくわからん(とはいえ、この手の本にしては売れてと言うレベルで他からすればそんなに売れてないのかも知れないが)
●『未来警察殺人課』『黄金蝶ひとり』【bk1】『はじまりは青い月ブルームーン』【bk1】読了。

5月29日(土)〜6月1日(火)
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●「パタリロ活殺拳 パタリロ6」
 夢遊病の発作が起きたパタリロ。とりあえずは衛兵隊長が犠牲になったところで目が覚める。一方、マリネラのダイアモンドを密かに持ち出そうとする陰謀が裏で着々と進められる。その首魁は旅の雑伎団に扮したものども。果たしてパタリロは陰謀を阻止することが出来るのか。
『パタリロ!』に限らず魔夜峰央作品にはギャグを全部抜かすと全然面白くないという作品が少なくないが、本編はその最初期の例かも知れない。こう言うのを読むと『パタリロ!』の本質がギャグなのか、それともプロットなのかわからなくなる(中にはギャグ抜きでも大傑作というのが少なからずあるので)。
 文庫版1巻、単行本3巻収録。
●『平井骸惚此中ニ有リ』【bk1】『名探偵 木更津悠也』【bk1】読了。

6月2日(水)〜4日(金)
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●『マルドゥック・スクランブル The Third Exhaust――排気』【bk1】の表紙を見る度に「コマネチ!」と思うのは私だけでしょうか……。
●『いつか、ふたりは二匹』【bk1】読了。

6月5日(土)〜7日(月)
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●戴いてから結構長い間放置プレイになってしまってた「山風ファンへの50の質問」の回答。トップからごらんになってください。余談だけれども、巡回サイトの幾つかで山風がプチブームになってるようで。とりあえず徳間の続刊が待ち遠しいこのごろ(第3期で出る予定になってるらしい『幕末妖人伝』や『東京南町奉行』が楽しみなものでして)。
●しかし、熱を出すわ、肩の痛みで5時半に目を覚ますわとここ数日散々な目に。私、何か悪いことをしたのでしょうか(泣)。
●『平井骸惚此中ニ有リ 其貳』【bk1】読了。

6月8日(火)〜11日(金)
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●『地獄の読書録』(小林信彦/ちくま文庫・絶版)★★★
《オヨヨ大統領》シリーズや『超人探偵』『神野推理氏の華麗なる冒険』(新潮文庫・絶版)で知られる小林信彦(と言うのはミステリ読みの間か。最近は、一般的な話になると、「週刊文春」に於けるコラムが有名でしょうか)。本書は旧「宝石」に連載していた時評「みすてり・がいど」(1959年1月〜1963年12月)、隔月誌に掲載した時評「ブック・ガイド」(1965年9月〜1969年9月、掲載誌廃刊によって中絶)、「海」と言う雑誌に1983年に連載した「ミステリの手帖」で構成されている。「ミステリの手帖」はちくま文庫版のみにのってるもので、この前の版である集英社文庫版には載ってないらしい(加えて記憶が確かなら、単行本版には誰かとの対談が載ってたらしいが、本書には未掲載)。
 時評というのは時と共に風化してしまい、歴史の証言と言う意味では貴重なものの、歴史の証言というフィルターというのを外すと面白くないものが多いと思う。本書にもそう言う箇所が散見される。とはいえ、総じて面白い読み物であることは確か。ボアナルの『私のすべては一人の男』をけちょけちょにこき下ろしてたり、山風忍法帖をSFとして捉えてみたり。時代小説観に於いて司馬遼太郎と山風忍法帖を両極に於いて対比するものがあると思うがもしかすると、その原点は本書かも(本書にはそう言う記述がある)。ブレドリック・ブラウンやクリスティ、ロス・マクの新作が訳出されている時代――つまるところ結構昔――は一人で出てる本全てを読むことが可能な時代だったんだな……と思うと、昨今の出版事情はチョット哀しい。
 全ミステリファン必携、とは言いませんが、図書館古本屋で見かけたら読んでみるくらいの価値はあると思います。
●『仮題・中学殺人事件』【bk1】読了。

6月12日(土)〜15日(火)
http://ha1.seikyou.ne.jp/home/arasiyama/diary0405_06.html#b12_15
●『金田一耕助 the Complete』(メディアファクトリー)【bk1】★★★
 日本三大名探偵の一人、金田一耕助ガイドブック。
 本書を読んで一番驚いたこと。黒背表紙の角川文庫横正全集の表紙絵師の杉本一文って思ったより若いのね。もっとお歳を召した方と思ってたので(20代後半から30代の頃の作品が多いと思われる)。
 金田一耕助解題有り、事件簿紹介有りと盛りだくさん(コレのおかげで金田一もの読み返したくなった)。映画版のスチールもあったりと結構嬉しい造りになっている。角川春樹インタビューもあり、時代の証言という意味では興味深い(しかし、角川文庫横正全集の1冊目である『八つ墓村』を出す前に横溝正史宅へ行った際、遺族に会いに行く気持で行ったと言うのは笑った。というか、この前後は乱歩賞の最終選考委員を横溝正史はやっていたわけで、この当時角川春樹には乱歩賞は眼中になかったのかな。というか、正確には誰が選考委員をやってるかは全く興味がなかったと言うことだろうが)。
 とは言え、文句がないかと言えばそうでもない。豊川悦司金田一原作が『八つ墓村』ではなく『悪霊島』になってたり、著作権継承者の方の了承を得てるとは言え主要作品のネタバレを袋とじでやるとか(はっきり言って意味がない)首をひねるところが。前者はゲラ段階で監修者が読んで気づかないものか……と思うのだが。この辺はご愛敬といえばご愛敬だが(重版以降は直るらしいが)。後者はただばらしただけで終わってしまい(つっこんだ批評があるならまだしも)、なんだかな、と言う気になる。
 とはいえ、こういうガイド本――キャラに特化したもの――が出ること自体は良いことだと思うし、金田一耕助ファンとしては嬉しい。同じコンセプトで明智小五郎を造って欲しいと思うのは私だけでしょうか。
●掲載誌では『甲賀忍法帖』の漫画化作品『バジリスク』完結。他にも忍法帖の漫画化が検討されてる様子で、何が漫画化されるか楽しみ。
●『悪魔はあくまで悪魔である』【bk1】読了。

6月16日(水)〜17日(木)
http://ha1.seikyou.ne.jp/home/arasiyama/diary0405_06.html#b16_17
●『空の境界』、bk1では品切れ状態の様子。滅茶苦茶人気あるんだな……。あ、私は既に初期入荷当時bk1で入手してるので、高みの見物です(笑)。読むのはまだ先。
●《都筑道夫恐怖短篇集成》の2巻目の『阿蘭陀すてれん』(以下ちくま版)を購入し、なにげなく解説を読んだらショッキングなことが。光文社文庫の《都筑道夫コレクション》の『血のスープ<怪奇篇>』収録作の一部とちくま版の元版である『阿蘭陀すてれん』『十七人目の死神』収録が重なってる為、ちくま版では重なった分が割愛されてる様子なのだ。解説を読むと、『阿蘭陀すてれん』はともかく、『十七人目の死神』は各編ごとに挟まれた「寸断されたあとがき」によって(元版を読んでないので想像でしかないのだが)或る意味緊密な1冊になってたんだろうことが伺えるので残念。余談ながら、最近都筑道夫がプチマイブーム。

6月18日(金)〜22日(火)
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●まだ手元にはないのだが、八尾の猫さんより
『十七人目の死神』(都筑道夫/角川文庫・絶版)
 を戴く。ありがとうございます。
芦辺倶楽部掲示板より『妖奇城の秘密』書影。イラストの上にある一文は「こんな妖奇城の秘密は解決できない」なのだが、「解決できない」と言うより寧ろ、「解決したくない」だったりして(笑)。
●『本格ミステリ04』【bk1】『蹴りたい田中』【bk1】読了。

6月23日(水)〜24日(木)
http://ha1.seikyou.ne.jp/home/arasiyama/diary0405_06.html#b23_24
●先日「クローズアップ現代」で電子書籍に関する特集をやってたんだけれども、携帯で本が読めるとは知らなかったよ(そういや、仲間由紀恵がauのCMで本読んで……ってやってたな)。角川がやってるところでは売り上げベスト10の中に『魔界転生』や『人間の証明』なんかが見えてビックリ。今後デジタルコンテンツは今以上に進んでいくんだろうな。と言っても、紙の媒体は出ていた評論家先生も言ってたけれども、無くなることはないだろうと思う。たぶん、ビジネス書関連はデジタル化が進んで紙の媒体が無くなってきて、小説あたりは半々の棲み分けになったりするんだろうな……と予測してみる。専門書はやはりデジタルが主流になるのかな? この辺の答えは10年後くらいには出てそうな気もする。1、2年前はもう2、30年は紙の媒体が主流であり続けるだろう、と思ったけれども、技術の進歩は思ってた以上に早いようで。テレビで見た感じでは、デジタルコンテンツを見るためのハードは大きさや解析度は――文字に限っては――あと一歩まで迫ってるし。あとは、ハードの価格次第か。
 所で、若者の本離れが言われて久しいが、その原因の一端は明らかに国語教育もあるよなぁ……と言うのは今更私が言うべきものではないか。教科書に載る小説は抜粋とかじゃなくて、ショートショートを入れたらいいのにね(そういえば、小学校の教科書で星新一のショートショートを読んだ覚えがある。確か、宇宙人が古代にやってきて、「人間がこのカプセルを開けられる頃には云々」という話の奴)。
●そういえば、講談社文庫から再刊開始した『ヴァンパイヤー戦争』って、記憶が確かならば元々ハルキ文庫から再刊の予定じゃなかったっけ。なんで講談社になったんだろ。
●『妖奇城の秘密』【bk1】読了。

6月25日(金)〜28日(月)
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●25万アセス突破。皆様、本当にありがとうございます。
●阪大での関ミス連に行って参りました。午前中所用を片づけてから会場に向かう。会場阪大豊中キャンパスで、キャンパスまでは前に阪大であった時と同じ道なので迷わず行けたのだが、キャンパスについてからチト迷った(笑)。ぐるっと回ってからアレ? アレレ? と思ってスタッフの人に聞く。というか、最初から聞いときゃよかった(前にやったときと同じ場所だろうと思って動いてたので)。
 私がついたときには企画が終わって会場内がまったりしてた時。最初からいた人によれば阪大名物の推理劇ではなかった模様。フクさんに挨拶をしてたりすると、講演開始。事前に募集した質問をベースに話は進む。
 和やかに質疑応答の後、サイン会。私は以前戴いてるので今回はパスしたのだが、今回もらった人によると普通のサインだったらしい(笑)。久しぶりの人何人かに挨拶したり。
 なにはともあれ、阪大ミス研の皆さん、お疲れさまでした。
山風スレより。コレが実現すれば、入手難は『海鳴り忍法帖』『笑い陰陽師』『忍法双頭の鷲』『忍者黒白草紙』『忍法剣士伝』『秘戯書争奪』となるか。……って、改めて忍法帖長編の入手難に思い至りビックリする。某社ってどこだろ? もし某社がK談社なら、『バジリスク』の次は『信玄忍法帖』もしくは『忍者月影抄』が漫画化されるとか? それはない?
●「オール讀物」の協会賞の選評読んでて気づいたのだが、『本格ミステリ04』収録の「走る目覚まし時計の問題」って協会賞の候補になってたのね。
京極ではなく逢坂剛でした

6月29日(火)〜30日(水)
http://ha1.seikyou.ne.jp/home/arasiyama/diary0405_06.html#b29_30
●『紙上殺人現場 からくちミステリ年評』(大井廣介/教養文庫・絶版)★★★
「EQMM」に連載された国産ミステリ時評。1960から1966までの7年分を収録したもの。この間には中井英夫の『虚無への供物』や高木彬光の『白昼の死角』等旧「宝石」以降の作品の中で重要なものもいくつも出ている。
 本書を通読して笹沢佐保や松本清張、都筑道夫、陳舜臣が新人作家だったことがあるという当たり前の事実に驚かされたり(笑)、ミステリのめぼしい新刊が月に5冊も出てない時期があったりしたらしいと言うのに「へ?」となったり歴史の証言と言う意味で興味深い。
 とはいえ、やはり40年前のものと言うことで古さは否めず、所謂本格氷河期直前という時期が悪いと言うこともあって(この本格史観に関してはとりあえず放っておく)物足りない所も多々ある。
『地獄の読書録』と時期的に重なるところもあり(ん、全部被ってたっけ?)、平行して読むと面白い発見もあるかも知れない。
 社会思想社が倒産したと言うこともあり、本書が再刊されることはまず無いと思うので、興味があるならば図書館なんかを漁ることを薦めておきます。
●『レイニー・レイニー・ブルー』【bk1】『名探偵は千秋楽に謎を解く』【bk1】読了


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