2005年1月−2月

2月23日(水)〜28日(月)
http://ha1.seikyou.ne.jp/home/arasiyama/diary0501_02.html#b23_28
●2月は逃げる、3月は猿、いや、去る。来月はもうチョイ更新速度を上げようと思う2月の月末。あ、一部で話題の「明智小五郎対金田一耕助」は録画したままでまだ見てません。ん、なにか年始にUPするのをすっかり忘れてたのがあったっけ。その内こっそりとUPされてるでしょう。
●そういえば、『UMAハンター馬子』ようやく完結しましたね。いやぁ、書き下ろし分が340枚と短めの長編くらいでびっくりです。近日通読予定ですが。しかし、早川で完結という事は去年聞いてたけれども、こうなるとは。加えて2月頭に講談社ノベルスの伝奇学園シリーズが完結したので通読せねば(とはいえ、完結してから読もうと思って積んでるんだけれど捜さないと……(泣))。このあたりが売れれば集英社のスーパーダッシュ文庫から出てたのが早川から再刊されてなおかつ中断していたのが出るのでしょうか。そして『鬼の探偵小説』の続刊も。出ればいいなぁ。
●『キルケーの毒草』【bk1】『帝都探偵物語F水妖の青き唄を聴け』【bk1】『学校を出よう!AI-My-Me』【bk1】読了。

2月17日(木)〜22日(火)
http://ha1.seikyou.ne.jp/home/arasiyama/diary0501_02.html#b17_22
●『古本屋の女房』(田中栞/平凡社)【bk1】★★★☆
 紆余曲折を経て古本屋さんと結婚した1人の女性の年代記……ではなく、セドリエッセイというか、結婚するまでのエピソードというか、その後というか。まあ、この辺のことは一通り書かれてはおります。古本屋経営の裏側も垣間見られて結構楽しい。
 やはり、圧巻はセドリ旅行の記述。京都大阪金沢青森と様々なところに行っていてその記述は楽しい。加えて、子連れな為の苦労とか利点とかあったりして参考になる人もいるかも(んなわけないか)。京都編大阪編では知っている店も幾つかあり、その正確さという意味では賞賛すべきであり、畢竟他の都市の記述の正確さも期待できるわけでして。古本者必携かも。
 とりあえず、喜国雅彦の本棚探偵シリーズが好きな人ならば読んで損はない1冊かと。
●『羊の秘』【bk1】『ベアハウス』【bk1】読了。

2月13日(日)〜16日(水)
http://ha1.seikyou.ne.jp/home/arasiyama/diary0501_02.html#b13_16
●「呪怨2 劇場版」★★☆
 やはり、オリジナルビデオ版の怖さ、面白さを知るものとしては劇場版のぬるさというのはチョットどうかと思うものがある。いや、たぶん一般受けを狙った結果こうなったと思うんだけれども、だからこそと言うべきか全く恐がれない。加えて、モザイクノベルの手法があまり生きていないような(これなら時系列をきれいに整理した漫画版【bk1】の方がまだ面白い)。所々巧いな、と思わせるストーリー展開があっただけに残念。いや、ストーリーを入れ込んだからなおさら怖くなかったのかも知れない。
 しかし、今回は日も落ちて暗い時間帯に部屋を暗くして見たのに全然恐がれなかった。そう言うところもこの劇場版をあまり評価できない所以かも。
●『やさしい死神』【bk1】『ユージニア』【bk1】『螢坂』【bk1】読了。


1月1日(土)〜4日(火)
http://ha1.seikyou.ne.jp/home/arasiyama/diary0501_02.html#a1_4
●遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。とりあえず、去年のベストとかは明日以降に。しかし、受信したメールの9割がスパムと言うのも切ない話です(おかげで大事なメールを誤って消しそうになったし)。
●予定は未定というか、今日の段階で終わってるはずのものに手をつけてなかったりしているものが幾つか。更に、諸事情で遅れに遅れてるものがいくつか。ああ……。まあ、そのすべてが自己内締め切りで、ホントの締め切りはまだ大丈夫なんだけれども(でも、一個は確実にやばい(笑)←笑い事ではない)
●『リヴィエラを撃て』【bk1】読了。

1月5日(水)〜9日(日)
http://ha1.seikyou.ne.jp/home/arasiyama/diary0501_02.html#a5_9
●年明け恒例になった(?)昨年の新刊及び本格系以外のオススメを。2004年刊行の本格系は日を改めて。
『幽霊人命救助隊』(高野和明/文藝春秋)【bk1
 バカミスすれすれのコミックノベル。幽霊になって人を救うとは、本末転倒というか何というか……(笑)。
 
『西城秀樹のおかげです』(森奈津子/ハヤカワ文庫JA)【bk1
 ご存じSF大賞候補になったバカSF作品集。徹頭徹尾笑いっぱなしです。
 
『お見世出し』(森山東/角川ホラー文庫)【bk1
 ホラー小説大賞短編賞受賞の表題作を含む3編。特に「呪扇」はグランギニョルな大傑作です。
 
『七人の証人』(西村京太郎/講談社文庫)【bk1
『殺しの双曲線』という初期西村京太郎傑作の定石を外してこれを。昨年薦められて読んだら、当たりでした。奇想天外な設定より明らかになる「堅実な」真相はもっと読まれて良いかも。
 
『名探偵は千秋楽に謎を解く』(戸松淳矩/創元推理文庫)【bk1
 昨年も色々と復刊ものがありましたが、読んだ中ではこれと《都筑道夫恐怖短篇集成》に尽きます。《都筑道夫恐怖短篇集成》は、これがきっかけで都筑道夫にちょいとはまったということで、個人的にはメルクマールでした。
 
 と言ったところか。去年は思ったより読めなかったからなぁ……。今年はもう少し積読が減るようがんばる方向で(去年はそんなに買ってない……はずだし)。目標30冊減。
●確実にやばい、と思ってたものは無事クリア。あとはもうのんびりと行きます(とは言っても、昨年渡すと言ってたものなので、今月中になんとか目処をつけたい。まあ、締め切りは4月くらいと思うので、遅くとも来月中に終わらせる予定)。
●『春期限定いちごタルト事件』【bk1】『夢幻地獄四十八景』『BG、あるいは死せるカイニス』【bk1】読了。

1月10日(月)〜12日(水)
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●『エラリー・クイーン Perfect Guide』(飯城勇三編/ぶんか社)【bk1】★★★★
 ミステリファンのアイドルのEQ作品を紹介した本としては本邦最強ではないのか、というくらい充実した1冊。所謂《悲劇四部作》や《国名シリーズ》は言うまでもなく、スタージョンによる代作して知られる『盤面の敵』なども解題が付されている。これらはもう圧巻、としか言いようがなくクイーン作品を読んだ人は元より、読んだことがない人も必読であろう。
 個人的に一番ビックリしたのは『日本樫鳥の謎』の原題の秘密。というか、ええ! とそれまでの「常識」が覆されて驚くこと請け合い。更に、各解題には一コマ漫画があり、『ローマ帽子の謎』や『ギリシア棺の謎』は爆笑もの。EQファンの作家へのアンケートがあったり、パスティーシュやクイーンへのインタビューも訳載されてたりと実に贅沢な造りになっている。クイーンに関する資料としては本書に止めを刺し、各論という意味では本書を越える本は出てこないのではないのか? とうくらいクオリティも高い。
 今年はクイーン誕生100周年らしく、北村薫のクイーンパスティーシュ『ニッポン硬貨の謎』も連載終了後の単行本化が控えていると思う。5、6年もしたら遅れてきたクイーンファンが血眼になって探すであろう事は容易に予想できる故、クイーン作品に1作でも好きなものがあるならば、買って損はないと思う。
●これで去年の積み残しは終了。やれやれ。
●『アシャワンの乙女たち』【bk1】『誰もわたしを倒せない』【bk1】読了。

1月13日(木)〜15日(土)
http://ha1.seikyou.ne.jp/home/arasiyama/diary0501_02.html#a13_15
●昨年は大河ドラマ『新選組!』を通しで見た。アレはアレで面白く、更に脚本家の三谷幸喜らしさも随所にあったりして私は一応満足でした(余談だが、近藤勇と坂本龍馬が友達なのはおかしい、といった批判した人に山風の『警視庁草紙』読ませたら卒倒するだろうな、と思ったんだけれども)。たまたま年末に総集編を中盤の芹沢鴨との対峙あたりから見たんだけれども、なんか、総集編って大長編のはしょりまくった映像化みたいで気持ちが悪いと思ったのは私だけでしょうか。私の記憶が確かならば、大河ドラマの総集編は2日間にわけるものだったと思うんだけれども、『新選組!』の総集編は途中のニュースを挟んで1日だけ。視聴率が悪かったのか、それとも2日間にわけるというのは私の記憶違いだったのか……。
●『1001秒の恐怖映画』【bk1】『殺意は青列車ブルートレインが乗せて』【bk1】読了

1月16日(日)22日(土)
http://ha1.seikyou.ne.jp/home/arasiyama/diary0501_02.html#a16_22
●e-NOVELSの特集、「川に死体のある風景」の黒田研二参加の回の特集、「オススメの黒田研二作品」にe-NOVELSモニターの1人として寄稿させていただきました。
●『QED 鬼の城伝説』【bk1】『ほうかご探偵隊』【bk1】『殺しはエレキテル』【bk1】『雪崩蓮太郎全集』【bk1】読了。

1月23日(日)
http://ha1.seikyou.ne.jp/home/arasiyama/diary0501_02.html#a23
●先日映画「ローレライ」の予告編を見たのだが、原作を読んだ身としてはアレとかソレとかあんなのとか予告段階で出してええの? とおもったり。いや、あの厚い上下巻(文庫では4巻)をさくさく削って巧く映像にしようとしたらあーいうのになるのかもしれないのだが。尤も、原作の『終戦のローレライ』は正確に言うとノベライズと言うべきものかも知れないが。とりあえず3月は「ローレライ」を見に久々に劇場に足を運ぶ予定。
 にしても、『クロノス・ジョウンターの伝説』映画化ってマジ? これで今年は「ローレライ」「亡国のイージス」、「踊る」関連2本と最低5本は映画館に足を運ぶことになりそうです(「ハサミ男」と「姑獲鳥の夏」あたりは、ビデオでもよさげなので迷い中)。
●『雨に殺せば』【bk1】読了。

1月24日(月)〜28日(金)
http://ha1.seikyou.ne.jp/home/arasiyama/diary0501_02.html#a24_28
●本格ミステリ大賞の候補作発表されましたね。小説部門は『臨場』以外はまあ予想の範疇内でした。方々でも言われているとおり、『イニシエーション・ラブ』が入ってないのは残念ですが。『天城一の密室犯罪学教程』が評論部門の候補になってたのは或る意味妥当かも。
●『無法地帯』【bk1】『ピピネラ』【bk1】『妖女』【bk1】読了。

1月29日(土)〜2月4日(金)
http://ha1.seikyou.ne.jp/home/arasiyama/diary0501_02.html#a29_4
●2月になってほったらかしにしてた雑誌の短編などちょこちょこ読んでたり、漫画読んでたりで本の方はあまり読んでおらず。あ、西澤保彦及び倉知淳作品の漫画化作品については日を改めます(特に後者は色々と書きたい事あり)。
 しかし、この調子じゃ日誌ならぬ週誌だなぁ……。いや、単にサボってただけです。
●『禁涙境事件』【bk1】『笑酔亭梅寿謎解噺』【bk1】読了。

2月5日(土)〜9日(水)
http://ha1.seikyou.ne.jp/home/arasiyama/diary0501_02.html#b5_9
●河出文庫より《忍法帖シリーズ》の刊行が開始された。これは講談社文庫の忍法帖全集に収録されなかった風太郎忍法帖長編を刊行するのが目的のようで、第1期として『信玄忍法帖』の他は『外道忍法帖』『忍者月影抄』の2冊が予定されているようだ。第1期の売れ行きが良ければ他も出るようで、最終的には幻の『忍法相伝73』も出るらしい。装丁の絵は藤原ヨウコウ改め森山由海が担当しており、この版以外で所持している人も買いたくなるものになっている。
 で、解説を読んでチョットたまげた。『信玄忍法帖』は連載時のタイトルが『八陣忍法帖』なのだが、読んだ人はわかるように、何故「八陣」なのかは謎だったのだ。元々のタイトルが指し示す「八陣」とは何か? というのが長年(大げさ)引っかかっており、或る意味悶々としてた気がしなくはない。その謎の答えが解説に於いて明記されてはいないが明らかにされており、長年の謎に終止符を打つことが出来た。掲載誌まで引っ張り出して連載時の章立てまでフォローするとはさすがは日下三蔵、と感服したのは間違いのない話で。
 と言うわけで、『信玄忍法帖』は面白いんで講談社の全集読んで手をつけてなかったら是非読んでください。謀略系好きならば初忍法帖でもどうぞ。
●『各務原氏の逆説 見えない人影』【bk1】『6ステイン』【bk1】読了。

2月10日(木)〜12日(土)
http://ha1.seikyou.ne.jp/home/arasiyama/diary0501_02.html#b10_12
●『猫丸先輩の事件簿』(原作:倉知淳、画:秋乃茉莉ほか/秋田書店)【bk1】★★★☆
 倉知淳が描く名探偵(≒解釈屋さん)猫丸先輩を漫画化した1冊。通常漫画の単行本は単著が多いと思うが(同人系のアンソロジーは別として)、本書は様々な漫画家が描いた猫丸先輩を堪能できる1冊だ。それ故か、中には「この人誰?」と猫丸先輩と認識できないどころかどうやって猫丸先輩と認識するんだ! と何故か切れてしまいたくなるのも(笑)。とはいえ、個人的には唐沢なをきが描く猫丸先輩がベストイメージなのでもう誰がやっても違和感があるのはここだけの話なのだが(じゃあ読むな、と言うつっこみは無しで)。
 一応倉知淳原作、と言うことにはなってるが中にはこっそりとオリジナルと思しきものも。それらも原作(いや、この場合は原典か)の骨格や発想を血肉としており、「こんな原作読んだ覚えはないけれども……」と検索をしてしまった私の負けである。
 しかし、漫画化作品の中には同じ漫画家が複数の作品を漫画化したものばかりではなく、複数の漫画家が同じ作家の原作たちを寄ってたかって漫画化した例は少なくない。本書が売れれば本書と同じの他の同じ境遇のものも単行本化されるかもしれない。
 余談だが(いや、ホントはこれが書きたかったかも)、本書の中で最も猫丸先輩っぽかったのは扉の原作者紹介で描かれていた原作者倉知淳と思うのは私だけでしょうか。
●『参議怪死ス』【bk1】『愚か者死すべし』【bk1】読了。

2月13日(日)〜16日(水)
http://ha1.seikyou.ne.jp/home/arasiyama/diary0501_02.html#b13_16
●「呪怨2 劇場版」★★☆
 やはり、オリジナルビデオ版の怖さ、面白さを知るものとしては劇場版のぬるさというのはチョットどうかと思うものがある。いや、たぶん一般受けを狙った結果こうなったと思うんだけれども、だからこそと言うべきか全く恐がれない。加えて、モザイクノベルの手法があまり生きていないような(これなら時系列をきれいに整理した漫画版【bk1】の方がまだ面白い)。所々巧いな、と思わせるストーリー展開があっただけに残念。いや、ストーリーを入れ込んだからなおさら怖くなかったのかも知れない。
 しかし、今回は日も落ちて暗い時間帯に部屋を暗くして見たのに全然恐がれなかった。そう言うところもこの劇場版をあまり評価できない所以かも。
●『やさしい死神』【bk1】『ユージニア』【bk1】『螢坂』【bk1】読了。

2月17日(木)〜22日(火)
http://ha1.seikyou.ne.jp/home/arasiyama/diary0501_02.html#b17_22
●『古本屋の女房』(田中栞/平凡社)【bk1】★★★☆
 紆余曲折を経て古本屋さんと結婚した1人の女性の年代記……ではなく、セドリエッセイというか、結婚するまでのエピソードというか、その後というか。まあ、この辺のことは一通り書かれてはおります。古本屋経営の裏側も垣間見られて結構楽しい。
 やはり、圧巻はセドリ旅行の記述。京都大阪金沢青森と様々なところに行っていてその記述は楽しい。加えて、子連れな為の苦労とか利点とかあったりして参考になる人もいるかも(んなわけないか)。京都編大阪編では知っている店も幾つかあり、その正確さという意味では賞賛すべきであり、畢竟他の都市の記述の正確さも期待できるわけでして。古本者必携かも。
 とりあえず、喜国雅彦の本棚探偵シリーズが好きな人ならば読んで損はない1冊かと。
●『羊の秘』【bk1】『ベアハウス』【bk1】読了。

2月23日(水)〜28日(月)
http://ha1.seikyou.ne.jp/home/arasiyama/diary0501_02.html#b23_28
●2月は逃げる、3月は猿、いや、去る。来月はもうチョイ更新速度を上げようと思う2月の月末。あ、一部で話題の「明智小五郎対金田一耕助」は録画したままでまだ見てません。ん、なにか年始にUPするのをすっかり忘れてたのがあったっけ。その内こっそりとUPされてるでしょう。
●そういえば、『UMAハンター馬子』ようやく完結しましたね。いやぁ、書き下ろし分が340枚と短めの長編くらいでびっくりです。近日通読予定ですが。しかし、早川で完結という事は去年聞いてたけれども、こうなるとは。加えて2月頭に講談社ノベルスの伝奇学園シリーズが完結したので通読せねば(とはいえ、完結してから読もうと思って積んでるんだけれど捜さないと……(泣))。このあたりが売れれば集英社のスーパーダッシュ文庫から出てたのが早川から再刊されてなおかつ中断していたのが出るのでしょうか。そして『鬼の探偵小説』の続刊も。出ればいいなぁ。
●『キルケーの毒草』【bk1】『帝都探偵物語F水妖の青き唄を聴け』【bk1】『学校を出よう!AI-My-Me』【bk1】読了。


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