2008年9月−12月

9月1日(月)〜12日(金)
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●『スパイラル・アライヴ』(城平京原作、水野英多画/スクウェア・エニックス)【bk1】★★★☆
 ようやく完結した『スパイラル―推理の絆―』外伝作品。単行本1巻が刊行されたのが2002年だから6年かけての完結である。とはいっても、年1冊の刊行ペースではなく本編完結後の連載再開とか色々あったんだけれども。
 時系列は本編より前、ブレードチルドレンによると思われる殺人事件から幕が上がる。登場するのは本編でブレードチルドレンとして登場した面々+鳴海清隆に変な女子高生とか。読み進めるうちに、確かにこれは本編完結させないと書けないよね、という本編のネタに抵触するところもあったり。単純に作画スピードの問題ではなかった、と言うことで。
 最後は完結を急いだような気がしなくもないのであるが、だらだら続けるよりは良かったような感じである。見方を変えれば収まるべき所に収まり、本編に続く! というラストなだけに巧く着地していると言うことも出来るし。まあ、全体的に読んでいて面白かったことは確かなのでこの『スパイラル』の世界が終わりというのは寂しい気もする。余談だが、着ぐるみの戦闘って原作者と作画、どちらのアイデアだったんだろう。結構この辺の微妙なネタがツボだったので。
●『エコール・ド・パリ殺人事件』【bk1】『きみとぼくが壊した世界』【bk1】『ケンブリッジ大学の殺人』【bk1】『夢は枯れ野をかけめぐる』【bk1】『オフェーリアの物語』【bk1】『ディスコ探偵水曜日(上)』【bk1】『ディスコ探偵水曜日(下)』【bk1】『黄昏たゆたい美術館』【bk1】『しらみつぶしの時計』【bk1】読了。

9月13日(月)〜19日(金)
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●『ミステリ交差点 博覧強記の現代エンターテインメント時評』(日下三蔵/本の雑誌社)【bk1】★★★★☆
「小説現代」(講談社)に連載されていた新刊書評68回分をまとめたもの。取り上げる範囲はミステリ、ホラー、SFと多岐にわたる。取り上げる新刊は必ず2冊で、しかも何らかの関連がある作品でなければならないという縛りが。探偵小説研究会が「ジャーロ」(光文社)で連載した『ニアミステリのすすめ』(原書房)が新刊ではない繋がりを見出すものであったがこれより更にきつい連載を毎月こなしていたのだから頭が下がる。それ故に、同じ作者の新刊2冊という奇手があったりするのはご愛敬、と言うところか。余談だが、取り上げられるのは小説だけではなく、時には評論関係もあったりする。それらが全て日本推理作家協会賞を受賞しているのはチョット驚きかも。
 言及冊数が2000冊以上と言うから驚きで、実のところ、本書で言及された作品前部を読んでいる人は著者以外居ないのではなかろうかと言う勢いだ。それ故に、新刊書評をまとめただけではあるものの比類無き、破格のガイドブックになっているのだ。連載時は毎月立ち読みするのを楽しみにしていただけに、終了時はかなり寂しかったがこうして本になったのでよしとする。連載の書籍化を企画した編集者には感謝するしかない。ついでに、と言うのも何だが昔「週刊宝石」でやっていた「永遠のQ盤」も書籍化されると嬉しい。「永遠のQ盤」に関してはこちらで不完全ながらリストがある。
 付記でいくつか復刊予定が記されているのも嬉しいところ。ただ、何冊かは文庫化されているのにその表記がなかったりしているので、その辺はチョット惜しいかも。とは言え、先にも述べたように比類無き、破格の、そして最強のブックガイドになっているのでミステリファンは必読どころか必携の1冊という事が出来る。と言うか、この連載、どこかでまた再開しないかなぁ。
●『星野君江の事件簿』【bk1】『警察庁から来た男』【bk1】『タナスグ湖の怪物』【bk1】『せつないいきもの』【bk1】『人くい鬼モーリス』【bk1】『本格ミステリ08』【bk1】読了。

9月20日(月)〜26日(金)
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●『パタリロ源氏物語!』(魔夜峰央/白泉社)【bk1】★★★☆
『パタリロ西遊記!』(白泉社文庫)に続く古典リメイクハチャメチャワールドの第2弾。
『パタリロ西遊記!』に比べると原作キャラの原作への忠実さが減じていて残念。と言うか、女性とエッチするバンコランは嫌だw まぁ、原典の性質上致し方ないが、それでもマライヒを女性化させたりはしているのでまあ、努力の跡は見られると言うことで。また、なにげにアスタロトの方のシリーズともリンクさせており、むしろそっちがメインかと言うくらいの勢いも。
 とは言え、パタリロ殿下はどこへでても殿下というのがこの『パタリロ源氏物語!』最大の収穫か。って、まあ、今更なんだけれども。それにしても、全5巻で終わってしまい、どこか中途半端になってしまったのは否めない。尤も、長くなって間延びしたらアレなので、これはこれで良いのかもしれないのであるのだがなんか残念である。
●『まごころを、君に』【bk1】『絞首人の手伝い』【bk1】『妃は船を沈める』【bk1】『鬼蟻村マジック』【bk1】『ワトスンの選択』【bk1】『七番目の仮説』【bk1】『不連続の世界』【bk1】読了。

9月27日(月)〜10月3日(金)
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●「33分探偵」★★★☆
 普通なら5分で終わる事件を放送時間ギリギリの、33分持たせる名探偵(迷探偵?)鞍馬六郎。系譜としては東野圭吾の『名探偵の掟』(講談社文庫)の天下一大五郎。或いはバークリーが描いた名探偵ロジャー・シェリンガム。とにかく暴走すること。或る意味ドラマのお約束というか制限である33分を逆手にとったこの設定に脱帽。
 とにかく笑うしかない推理の数々。お約束のように出てくる情報屋とか(なんでこの段階で事件を知ってる? と思う回もある)、色々と設定そのものも笑えるところ多々。また、毎度毎度名作ミステリのネタバレをかますのもご愛敬。余談だが、BGMとして流れている「Secret Code」はレトロっぽくて非常に好みだったり。
 脱力系サスペンスというジャンルを確立したかに見えるが、恐らくはに追随者は現れないと思うw この作品しかこの手のものは出てこないのではなかろうか。とは言え、絶対に何年後かに「ああいうのあったよね」と語り継がれる作品であることは確かで、本放送で見てない人はDVD化の際は是非見てみることをオススメしておく。しかし、よくもまあこんなアホな企画が通ったもんだと感心してしまうのだけれども。放送時間帯がよかったんだろうなぁ。
●『モンスターズ』【bk1】『ガーディアン』【bk1】『めぐり会い』【bk1】『Snowblind』【bk1】『遠海事件』【bk1】読了。

10月4日(月)〜10日(金)
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『黒い仏』の、ごく真っ当な反応と思うw(リンク先ネタバレあり)
●10月からは気になるドラマのスタートが多いかも。そう言えば、島田荘司原作の吉敷もののドラマ化は結構続いてるなぁ。このまま『奇想、天を動かす』とか迄突っ走って欲しいものです。
●『浮遊封館』【bk1】『百物語』【bk1】『爆発的』【bk1】『誘拐児』【bk1】『屈折光』【bk1】『十三の呪』【bk1】『肺魚楼の夜』【bk1

10月11日(土)〜17日(金)
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2ちゃんミステリ板、海外クラシック新刊スレッド3より
 
756 :名無しのオプ:2008/10/15(水) 18:15:19 ID:+qdWMrya
サイモン・アークの事件簿1キタ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━!!!!!

12月以降って、いつよ?

757 :名無しのオプ:2008/10/15(水) 19:22:51 ID:TWOdb4qc
>>756
東京創元社「早く出せとうるさいので、とりあえず予告してみました」

758 :名無しのオプ:2008/10/15(水) 19:28:53 ID:+qdWMrya
  _, ._
(;゚ Д゚) …
 
 かなりウケてしまったw 早く出て欲しいです。
●『クラスルーム』【bk1】『カラスの親指』【bk1】『紙の碑に泪を』【bk1】『ミステリクロノV』【bk1】『ハナシがはずむ!』【bk1】『ウォリス家の殺人』【bk1】『ペガサスと一角獣薬局』【bk1】『別冊 図書館戦争T』【bk1】『ジョーカーゲーム』【bk1】読了。

10月18日(土)〜24日(金)
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かなり将来有望w
●『腕貫探偵、残業中』【bk1】『人魚は空に還る』【bk1】『死墓島の殺人』【bk1】『トスカの接吻』【bk1】『青銅の悲劇』【bk1】読了。

10月25日(土)〜31日(金)
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●某県庁所在地の、2番目くらいに大きい書店にて。結構前に撮影したもの。規模というかレベル(?)はその店の店員が文春のベストなんかで投票しているくらいのところなんだけれども、ノンフィクションではなくフィクションであるというのに気づかなかったのだろうか(それとも、知っててわざと?)。

●『踊るドルイド』【bk1】『きのうの世界』【bk1】『十三回忌』【bk1】『生還』【>bk1】『月蝕姫のキス』【bk1】『モザイク事件帳』【bk1

11月1日(土)〜7日(金)
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●地味に50万アクセス突破。
●とりあえず、しばらくはのんびりと読んでいきますorz 連城三紀彦の長編が心残り。
●『八一三号車室にて』【bk1】『真夜中のタランテラ』【bk1】『カラット探偵事務所の事件簿@』【bk1】『キッド・ピストルズの最低の帰還』【bk1】『彼女らは雪の迷宮に』【bk1】『七つの海を照らす星』【bk1】『聖女の救済』【bk1】『黒百合』【bk1】読了。

11月8日(土)〜14日(金)
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●「プレステージ」★★★★
 クリストファー・プリーストの『奇術師』(早川文庫FT)を映画化したもの。綾辻行人や歌野晶午、千街晶之と言った面々が絶賛した映像作品である。映像化にあたってかなり原作をいじっているが、この映像化に伴う作業がこの映画を傑作に仕上げているのだ。小説の映像化作品の一つの理想として挙げられて然るべきものと言えるのだ。
 原作をいじっている、と書いたもののいじっていると言うよりこれは解釈した、と見るべきであろう。正直あの原作をどう映像に移すのだろうと思っていたので「プレステージ」のやり方は巧いと思った。まあ、普通に考えればこれしかないのであるのだが。
 映像ならではの伏線及びミスリードという、ミステリ映画の基本(?)を押さえたこの作品。人によっては怒りそうな気がしないでもないのだが、それは致し方ないかも。と言うより、途中出てくるあの小道具によってこれが或る意味真っ当≠ネミステリ映画ではないというのは一目瞭然というか。まあ、これをミステリ映画としてみる人がいるかどうかはわからないけれども。
 原作と対比したこの作品論としては「ミステリーズ!」(東京創元社)の30号の千街晶之の連載に詳しい。小説及び映画両方にふれた人は是非一度目を通した方が良いかもしれない。
●『告白』【bk1】『忌館』【bk1】『奇術師』【bk1】『石の血脈』【bk1】『闇の貴族』【bk1】読了

11月15日(土)〜21日(金)
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●「THE JUON/呪怨」★★★☆
 傑作シリーズがハリウッドでリメイクされたもの。映画版のリメイクである。
 リメイクにもかかわらず、舞台となるのはなんと日本。オリジナル版と同じ場所が舞台という、或る意味変わり種の作品だ。元版と若干設定が変わっているところがあるものの、概ね元版通り、と言ってもいいかも。井上夢人は「リメイクの誘惑」の第9回でこの作品を取り上げているが、このハリウッド版制作の経緯が興味深い。結局アメリカ人って自分の国大好きなのね、と言うことなんだけれども。
 Vシネマのオリジナル版はやはり及ばないものの、これはこれで面白い作品であることは確かだ。このハリウッド版で知名度を一気に上げたこのシリーズが今後どのようなものになっていくのか楽しみだったり。なんせ、ハリウッドで完結編が出来るらしいし。しかし、日本初の作品がアメリカで完結するって……。もしかすると、完結編は日本版リメイクでるか。
●『うそうそ』【bk1】『未来妖怪』【bk1】『ひかりの剣』【bk1】『黄泉に舞う蝶』【bk1】『倫敦時計の謎』【bk1】『茨姫はたたかう』【bk1

11月22日(土)〜28日(金)
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●「魍魎の匣」★★☆
 オールタイムベスト級の誉れ高い、京極夏彦の代表作を映画化。そもそも映画版「姑獲鳥の夏」はこの映画の布石だったという話も。
 今回は監督が実相寺昭雄の急逝によりより原田眞人へ変更されたためか、特撮色が減っている。原作の様々なエピソードを鑑みると、この「魍魎の匣」こそ実相寺昭雄に撮ってほしかったと思うだけに残念に思えたり。なにより、匣を巡る絵解きのショッキングさが分散されて薄れてしまっているのはいただけないというか。小説は小説、映画は映画と分けて考えるにしても原作に惚れ込んでいる人は不満しか残らないかも、と思う。ただ、原作の冒頭の名シーンを敢えてあの場所に置いたところは評価できるかもしれない。まあ、できれば冒頭に持ってきてほしかったと思わなくもないのだけれども。
 本編に関しては千街晶之が「ミステリーズ!」(東京創元社)の31号で本編へ言及している箇所があるので映画版に不満がある向きは要参照のこと。
●『天才たちの値段』【bk1】『いのちのパレード』【bk1】『λには歯がない』【bk1】『EDGE3 毒の夏』【bk1】『火村英生に捧げる犯罪』【bk1】読了。

11月29日(土)〜12月5日(金)
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●「うそうそ」★★★
 昨年の「しゃばけ」の映像化に続き、累計300万部突破したというシリーズ第2長編のドラマ化。と言うか、この1年で120万部なのか……。原作は先日文庫化されたものである。
 第1弾ではSFXと時代劇の取り合わという組み合わせで視聴者の度肝を抜き、それなりにインパクトはあったが今回はチョット物足りないものが。原作では一太郎を守護する2人の出番が少ないし、妖怪の出番もそうそう無いし。とは言え、若干力業を用いていろいろと出番を増やしていたのはよかったかも(特に屏風のぞき)。また、くいだおれ太郎が特別出演したのは笑った
 原作に忠実足らんとしており、それなりによくできていたのであるが全体的に物足りないのは否めない。とは言うものの、相変わらず鳴家りが可愛かったのでこれはこれでよしとするw 第3弾ではもう少しこの鳴家りの出番を増やしていただきたい(他はいいのか、と言うつっこみはなしの方向で)。まあ、鳴家りが大活躍の話もあるので是非とも次回はそれをメインに。尤も、次回はあるとしたらオムニバスと思うけれども。
●『平井骸惚此中ニ有リ 其四』【bk1】『天才探偵Sen2 オルゴール屋敷の罠』【bk1】 『EDGE4 檻のない虜囚』bk1】『ST 警視庁科学特捜班』【bk1】『ずっとお城で暮らしてる』【bk1】『九月の恋と出会うまで』【bk1】『零崎曲識の人間人間』【bk1】読了。

12月6日(土)〜12日(金)
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●「早ミス」「このミス」「本ミス」「文春」とミステリ系のランキングが出そろう。このなかでちょっと意外だったのは「文春」の結果がが早く出た、と言うことで。「文春」のベストは、昔は年末最後の号に掲載されていた。それ故に、追悼の記事も載ってたからその辺でもその号は便利だったのになぁと思ったり。この辺の感慨は前も書いたと思うけれども。にしても、「早ミス」はもうチョット独自色がでたランキングならばなぁ、と思う。結局、読者投票を組み込んだとしてもあまり変わらない、と言うことか。各ランキングの将来面白くなりそうな度と言えば「早ミス」が一番高い。まあ、これが後どれくらい続くかによると思うけれどもね。
●『別冊 図書館戦争U』【bk1】『ある詩人への挽歌』『奇想、天を動かす』【bk1】『ηなのに夢のよう』【bk1】読了。

12月13日(土)〜19日(金)
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●「流星の絆」★★★★
 東野圭吾の同名原作を宮藤官九郎シナリオでドラマ化したもの。
 印象としてはドラマとしての特異な演出は兄妹たちが行う詐欺に関してのみで、他はかなり原作に忠実に造ってあるように思える。この特異な演出がこのドラマ版の一つのカラーになっており、思うに、原作以上に面白いものになったのではなかろうか。或る意味原作越えをしたドラマといえるかも。元々原作自体がドラマの原作っぽいものだったので映像化に関しての違和感は全くなかったし。この辺がこのドラマ版の成功の一つの要因だったと思うがどうだろう。
 東野圭吾作品のTBS系での連ドラ化としては「白夜行」に続いての作品になったが、昨年ドラマ化された「ガリレオ」に負けてないと思う。まあ、近年の東野圭吾作品の映像化は結構恵まれているね、と言う話なのだけれども。
●『スカイジャック』【bk1】『ラブコメ今昔』【bk1】『フロスト気質(上)』【bk1】『フロスト気質(下)』【bk1】読了。

12月20日(土)〜26日(金)
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●「チーム・バチスタの栄光」★★★
 海堂尊のデビュー作である同題作品を連ドラ化したもの。この作品には映画版もあり、そっちは来年「ジェネラル・ルージュの凱旋」と言う続編公開決定。ドラマ版も続編がつくられないものか。その際は、『ジェネラル・ルージュの凱旋』と『ナイチン・ゲールの沈黙』の2つをセットかつリミックスで(元々第1稿ではこの2作はひと作品だったとか)。
 原作と結構変わっていて、結末で明かされる犯人が原作と違うと言うのが一つの話題だったり。おそらくは映画版との差別化の意味もあってこうなったんだろうけれども、正直この辺は蛇足だったと思う。別のひとだったらもっと驚いたかも(ドラマの犯人は大物、という定石からあの人とかこの人とか予想していたんだけれども)。ただ、主人公の白鳥とか田口先生のキャストは結構よかったかも。特に、白鳥は原作とは全然違うんだけれども、ドラマとしてみた場合は全く問題なし。余談だが、バナナマンの日村あたりやったら嵌りすぎて目も当てられないんだけれども。また、最終回で原作者がさりげなく出てて笑った
 まあ、連ドラとしてみたばあい悪くない作品だったのではないでしょうか。とは言え、この作品のメインであるAiの扱いが少ないのはチョット残念なんだけれども。
●『スナーク狩り』【bk1】『海を見る人』【bk1】『ろくでなし(上)』【bk1】『ろくでなし(下)』【bk1】読了。

12月27日(土)〜29日(月)
http://ha1.seikyou.ne.jp/home/arasiyama/diary0809_12#d20_26
●2008年の更新もこれで最後。復刊関係では来年の大坪砂男全集が目下最大の注目どころ。余談だが、小林信彦の『紳士同盟』『紳士同盟ふたたび』って《昭和ミステリ秘宝》なのね。初刊版の帯に《昭和ミステリ秘宝》の文字が見あたらなかったので違うと思ってた(いや、2ちゃんミステリ板の復刊スレで《昭和ミステリ秘宝》の1冊として出るとは知ってたけれども確信が持てなかったんで)。また、『贋作ゲーム』の増補復刊は非常に喜ばしいことです。
 と言うわけで、来年もよろしくお願いいたします。皆様よいお年を。
●『1/2の騎士』【bk1】『神の狩人』【bk1】読了。

12月30日(火)〜31日(水)
http://ha1.seikyou.ne.jp/home/arasiyama/diary0809_12#d30_31
●『造花の蜜』【bk1】『ゆめつげ』【bk1】『京都宵』【bk1】読了。


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