1999年12月

12月1日(水)
●突発的アンケート、全然来ない。来たのはまだ三通のみ。ちと寂しいので今年いっぱいに延期することにしよう。
●バイトに行く前に縄張りの(笑)古本市場とブックオフに行く。収穫は
『ヘルバウンド・ハート』(C・バーカー/集英社文庫)95円
『流氷民族』(山田正紀/ハルキ文庫)200円
の二冊。新刊書店で『ブラディ・ローズ』(今邑彩/創元推理文庫)購入。
●ダブりを買う理由ですが、私の場合は関ミス連のオークション用(笑) オークションに出すことで入場料及び交通費を稼いでたりします。もっとも、今年はオークションがなかったので知り合いの古本屋に売って処分しましたが(笑) 最近はダブり本は買わないようにしてます。
 安く買えたと大はしゃぎする方ではありますが、逆に高く買ったのを直後に安く見かけたら悔しくないですか? ってそういう趣旨じゃなかったか。

12月2日(木)
●大根シチューは、作るとき水を減らさないとえらいことになります。水っぽくなったりするんですよ。それで去年泣きながら(笑)水っぽいシチューを延々食べました。しかし、もうシチューの季節なんですねえ。
●『ブラディ・ローズ』(今邑彩/東京創元社)、『N・Aの扉』(飛鳥部勝則/新潟日報事業社)読了。後者ってミステリなのか? なんか小説の体裁を借りたエッセイのような気もするが。感想は後日「ML別館」にて。

12月3日(金)
『MISSING』(本田孝好/双葉社)を寝る前(1時)に読む。「眠りの海」「祈灯」読了。寝る前(23時頃)に残りの「蝉の証」「瑠璃」「彼の住む場所」も読了。
●製本紙折り作業である。色々言いたいことはあるが、欠席裁判にしかならんので割愛。

12月4日(土)
●昨晩は23時過ぎにねて、起床は9時半。ここ最近、みょーに疲れてたのであるが、これで疲れは一旦抜けたか?
●一日中家を出ずにひたすらパソコンの前でさまざまな文章と格闘する予定だったのであるが、なにをトチ狂ったか本の整理をおもむろに始める。結果、綺麗に片づいたと書きたかったが、さほど片づいてない(爆) こりゃ、引っ越しでもしない限り綺麗にはならないなあ(泣)かなり収拾がつかなくなってるし(笑) 漫画を一部処分することを決意。
 つまらない日誌で済みません>読者の方々
●『七週間の闇』と『ブラディ・ローズ』の「ML別館」更新分を書き上げる。

12月5日(日)
●『N・Aの扉』と『MISSING』の「ML別館」更新分を書き上げる。って、最近「ML別館」にかかりっきりだなあ。
●私が安く買うことに異様こだわる原因は、よくよく考えたら三年前に遡る。
 まだ純粋な心があった頃(笑) 関ミス連のゲストがこの人だったときのオークションでのこと。前々からずーっと探し続けたにもかかわらず見つからなかった『弁護側の証人』(小泉喜美子/集英社文庫・絶版)が出たのでがんばって競って400円で落とし、喜色満面で居たところ、「それ、わざわざ400円もださんでも100円であるよ」との一言。かなり傷つきました(笑) それ以来、安く買うことに執着するようになったような気が。太秦の古本市場の場所を教えてもらって以来拍車がかかった気もしないではない。ちなみに、だれが心ない一言(笑) を言ったか覚えてるが、それが誰かということ言っても意味がないので、心に秘めておこう。というか、絶対に言った本人は忘れてるだろうし。ていうか、人のせいにするなよ>自分
 というわけで(どういうわけだよ)、古本おばちゃん系サイトと呼ばれようが、安く買えたことを嬉しがるだろうね。ホントに嬉しいから。まあ、ジグソーハウスでの値段を参照するのはやめにしよう。もっとも、11月17日の分は運が良かったことを強調するためだったんだけれども。それと11月3日分は……何も言いません、言えません(苦笑)
●そういえば、ここでの書評に対するスタンスについて。落ち着いてきたので触れます。私が現在のようにかなり分量を使って書いてるのは松本楽志さん同様「書評は書いて記録しておきたい」から。私の場合、読書記録をつけ始めたのはページ開設前、三年半前である。当時はワープロで、大体「書庫1」にはいてるくらいの分量で書いてたけれども、後で読み返してみて本の内容が全然思い出せない(笑) それ故にもっと詳しく書こう、詳しく書こうとして気が付いたら今のスタンスになってしまった。後は半分意地になってるところもあるかも(苦笑) 最近かなりの負担になってるので、結構悩んだりもするんだけれども。苦肉の策として日誌内の簡易書評(索引では「K」と言う印がある)を混ぜたりしてるんだけれども。なんか、焼け石に水のような気も(はぁ) まあ、無駄にはなってなく、ちとは身になってる部分もあるのでいいかな? と思ったりしますが。さてさて。楽しみにしてくださる方も多数おられるようですしね。当面の間がんばります。
●ぶらっと外出して『凌辱の魔界』(友成純一/幻冬舎アウトロー文庫)購入。
●『パーミリオンの猫@殺戮のための超・絶・技・巧』読了。

12月6日(月)
●深夜『凌辱の魔界』読了。うーむ。
●「ダ・ヴィンチ」の今月号が出てる。王様の耳はロバの耳、ってね(意味不明)。
●「メフィスト」が出てたので買おうとしたら薄くてビックリした(笑) 今まで厚いのばっかだたからねえ。
●そういえば、ハルキ文庫は少々値が張るものの良いものを復刊してくれるので大助かりなのであるが、下手したら第二のサンリオSF文庫状態になる可能性があるのでは? なんて非常に不埒な事を考えてしまう。そうなる前に欲しいものは買っておかないと(って、何言ってるんだよ)
●図書館で本を借りてくる。しかし、こんなところで運を使って良いのか?
●「ダン」で「ダカーポ」の京極特集が載ってるのを今更買う。「メフィスト」が思ったより安かったからなんだけれども。

12月7日(火)
『幻獣遁走曲』(倉知淳/東京創元社)収録の「猫の日の事件」「寝ていてください」「幻獣遁走曲」読了。
●『ポジオリ教授の事件簿』(T・S・ストリブリング/翔泳社)を何故か今頃買う。今月中に読み出せるか疑問(と前月も『くだんのはは』(小松左京/ハルキ文庫)に対していってたので(笑)、今月中に読み終わるでしょう)。
●『タナトス・ゲーム 伊集院大介の世紀末』(栗本薫/講談社)読了。

12月8日(水)
『幻獣遁走曲』(倉知淳/東京創元社)収録の「たたかえ、よりきり仮面」「トレジャーハント・トラップ・トリップ」読了。「ML別館」に格納。
●バイトが早く終わったので京阪三条のブックオフに行くが、収穫ナッシング。

12月9日(木)
●『王の眠る丘』読了。
●角川ホラー文庫の新刊が出たので二冊買う。
『お葬式』(瀬川ことび/角川ホラー文庫)収録の「お葬式」「ホテルエクセレントの怪談」読了

12月10日(金)
『お葬式』(瀬川ことび/角川ホラー文庫)を寝る前に読む。「十二月のゾンビ」「萩の寺」「心地よくざわめくところ」読了。
『象と耳鳴り』(恩田陸/祥伝社)をようやく読み出す。悪い評判はまったく聞かず、ほとんどの人が絶賛しまくるので勿体なさ過ぎて手をつけられなかったのだ(笑) とりあえず「曜変天目(ようへんてんもく)の夜」読了。一編一編なめるようにして読んでいこう。
●製本所から某大学ミス研のメンバーの何人かが会誌を盗ってくる。もとい取ってくる。関ミス連で配る予定。「伝統(トラディッション)」の傍点部分のHTML化をし(斜体プラス強調)UP。ここです。

12月11日(土)
●寝る前に「メフィスト」を麦酒をかっくらいながら読む。
「曾我佳城の華麗なる推理」(泡坂妻夫★★★☆
 『天井のとらんぷ』、『花火と銃声』(共に講談社文庫・絶版)と二冊曾我佳城のシリーズは出ているらしい。今回「メフィスト」に掲載されたのはシリーズ完結編のようである。もしかして、泡坂妻夫という作家はシーズは三冊で完結、と言うポリシーを持ってるのか?
 「百魔術」、「おしゃべり鏡」、「魔術城落成」の三編を収録。三編ともマジックに関するミステリ。「魔術城落成」のネタは、シリーズ完結に伴い興奮してる方が居たので、おぼろげながらに予想が付いてしまった。まあ、新手というわけじゃないけれども。
 今回「メフィスト」に載った以外にも何編かこのシリーズの短編は書かれているらしいので、近いうちに本になるかもしれない。
●『イツロベ』読了。
『象と耳鳴り』(恩田陸/祥伝社)収録の「新・D坂殺人事件」「給水塔」読了。勿体ないので本日分はここまで(笑)
●11月分の日誌にあった簡易書評を別項に移す。「ML別館」に「閉架」として近日置く予定。

12月12日(日)
春都さんの所のネタばれチャットを早めに切り上げ、寝ようとしたが眠れない(笑) 寝る前に「メフィスト」を読む。
「人形は楽屋で推理する」(我孫子武丸)★★★
 人形シリーズ完結? 朝永とおむつの恋の行方は? なんて思いながら読んだ(笑) 今回は園児の失踪。いわば人間消失なのであるが、はじめのプロポーズが伏線となり面白い結果が生まれる。まさに脱出魔術の大定理。×××ければ×××ない。
「幻視路」(西澤保彦)★★★☆
 チョーモンインシリーズである。今回は聡子が主人公なのであるが、問題になるのは予知。この「幻視路」では超能力が謎解きに密接に関わっていると言うことではない。そこが残念。しかし、キャラの性格がそのまま伏線になっているところは西澤保彦の面目躍如というところか。
『象と耳鳴り』(恩田陸/祥伝社)収録の「象と耳鳴り」「海にゐるのは人魚ではない」読了。
●関ミス連への行き帰りの電車の中で、『妖奇切断譜』読了。
●というわけで、関ミス連である。今回の主催は阪大ミス研である。ゲストは昨年『邪馬台国はどこですか?』(創元推理文庫)で話題になった鯨統一郎氏。ホェールウオッチング((C)極楽橋水軒)の為に朝8時起床。うーん、久々に早起きした(って、普段どんな生活してる>自分)。着替えて自転車に乗り、西院まで。西院のマックで朝食。9時過ぎに梅田行きの急行に乗る。
 10時前に梅田着。本屋をぶらりとして谷町線で阿倍野ベルタ迄。11時過ぎに会場に着くが、誰も居ない。うーん、おかしいなあと思いつつ待つ。しかし誰も来ない。この時点で開場時間を勘違いしていたことに気が付く(爆) 開場時間11時半と思ってたのだ。気が付いたところで近所の喫茶店でコーヒーを飲む。で、11時50分ぐらいいなったので会場に。某大学ミス研のメンバーが何人か居る。知人たちも続々到着。ネット関係で来てたのは、私が知っているのは順不同でにっきーさんFOOLさん極楽橋水軒さんらじさん三澤さん、藤沢澪さん、えりさん、月の子さん、ゆーりさん。抜けてる方がおられたら申し訳ありません。あとは各大学ミス研の方々。作家の先生は城平京さんに光原さん、遅れて有栖川さん。
 今回は、はじめの方は会誌のはけ具合はあまりよろしくなく、メンバーの何人かが営業(笑)に回ったようである。その甲斐あってか、結構はけたようであるが。
 阪大の寸劇は前のような犯人当て形式ではなく、入場時点で配られた問題の解答を劇で行うというもの。5問問題が出たのであるが、……(以下略)。結果発表では、某大学ミス研の会員二名が表彰される。商品が小道具(笑) 時刻表、鎌(無論玩具です)、熊のスリッパ。某大学ミス研の会員がもらったのは時刻表と鎌。
 企画のあとは講演会。鯨統一郎氏は実直なおじさんという印象で、失礼ながら、ぱっと見作家と見えない。どこの会社にでも居そうな、損な役を押しつけられそうな人(済みません)。
 別名義で今は亡き「SFアドベンチャー」(同期に井上雅彦など異形コレクションで活躍中の方が居るようである)や、「ショート・ショートランド」などに書いてたらしい。『邪馬台国はどこですか?』収録の作品は、本になる当てもなく書かされていたとか(可哀想に)、松本清張は全部読んでる、作家になるまでに17年かかった、結婚式で夫を作家にしますと宣言した奥方、あたりが印象に残っている。しかし、『邪馬台国はどこですか?』って偶然の産物なのね。日本ファンタジーノベル大賞に応募した作品の邪馬台国に関する部分を再合成したのが「邪馬台国はどこですか?」らしい。
 サイン会も終わり、大会議室のメンバーが関ミス連のあとに集まるらしいので集合場所に顔出しに行く。参加したかったのであるが、4000円は痛い(泣) 返す当てがあれば借りるのであるが、今のところ無いので泣く泣く初顔合わせの方に挨拶してから帰る。調整して、忘年会には参加したいとは思いますが……
 天王寺から東梅田に行き、堂島のジュンク堂に赴く。資料を探すためである。目的のブツはあったことはあったんだけれども、4000円台という法外な値段であったために諦める。その代わり『夜宴』(愛川晶/幻冬舎ノベルス)購入。
 帰り太秦の古本市場に寄るものの。収穫ナッシング。
●疲れていたのか、23時前に就寝。

12月13日(月)
『象と耳鳴り』(恩田陸/祥伝社)を相も変わらずちまちまと読む。「ニューメキシコの月」読了。

12月14日(火)
●寝る前の「メフィスト」。「双頭の鷲の旗の下に」(森博嗣)読了。
「双頭の鷲の旗の下に」(森博嗣)★★☆
 うーん、この作品はなんかなあ。全然面白くなかったというわけではないのであるが、もの足らない。まあ、久々の犀川ものということで(どういうこと?)
『象と耳鳴り』(恩田陸/祥伝社)を読む。残り二編。「誰かに聞いた話」「廃園」「待合室の冒険」「机上の空論」読了。
●日誌内にあった感想は、全て「閉架」に移動しました。今後、「ML別館」に収録しないで日誌で触れるのはすべて「閉架」に入れる予定。索引で「」となってるものです。

12月15日(水)
●最近恒例の(笑)寝る前の「メフィスト」。「虹北みすてり商店街 透明人間」(はやみねかおる)読了。
「虹北みすてり商店街 透明人間」(はやみねかおる)★★★
 うーん、なんというかミステリの所よりもむしろ某M賞をもじったネーミングセンスが一番面白かったりして(笑)。半分冗談だが(とうことは、半分本気か?)、ミステリ的には可もなく不可もなくと言ったところか。この「虹北みすてり商店街」のシリーズ、近いうち日本になるのか?
『象と耳鳴り』(恩田陸/祥伝社)収録の「往復書簡」「魔術師」読了。すなわち、『象と耳鳴り』収録作全部読了。んでもって、「ML別館」には後日格納予定。
●三条京阪のブックオフ。
『碧い眼の封印』(朝松健/中公C☆NOVELS・絶版)100円
d『トランプ殺人事件』(竹本健治/角川文庫・品切れ?)250円
 購入。『トランプ殺人事件』は土曜に会う人用。しかし、切れてたのねえ。
●バイト代が入ったので『忌まわしい匣』(牧野修/集英社)、『屍島』(霞流一/ハルキ文庫)、『異人館の妖魔』(井上雅彦/ソノラマ文庫NEXT)の三冊購入。

12月16日(木)
●昨年今の時期に独り言の間(今年いっぱいで閉鎖ます)に「このミス」について書いたので、今年もなんか書こう。
 ベスト10に関して言えば、上位5作、特に1、2位はさほど意外ではない。案の定入ったな、と言う感じだ。投票者もっと捻らんかい! とつっこみたくなったりして。まあ、良い作品だったので異存は無し。ただ、今年は新人が頑張ったな、というのが率直なところか。中堅、がんばれ。
 20位以内に入った作品で読んでるのは、『青の炎』『盤上の敵』『ハサミ男』『バトル・ロワイアル』『蘆屋家の崩壊』『永遠の仔』『プリズム』『法月綸太郎の新冒険』『この闇と光』『白夜行』『三人の名探偵のための事件』『MISSING』『高く孤独な道を行け』、『巷説百物語』、『クリスマスに少女は還る』、『自殺の殺人』(順不同)あたりか。結構読んでるなあ。読んでないので読もうと思ってるのは国内では『ぼっけえ、きょうてえ』(近いうちに借りれると思う)だけか。後は金と暇次第。海外はクックの記憶三部作は古本屋待ち。『悪魔に食われろ青尾蠅』、『この町の誰かが』はお金があれば、『ポジオリ教授の事件簿』は近々読む予定。あと、ウィンズロウの角川文庫から出てた奴も早く読みたいなあ(未購入)。『ボーンコレクター』、誰か貸してください(買えよ)。
 今年は昨年と違って覆面座談会はなく(正確に言えば無くなったわけではないのだが)、すこしアレだなあ(アレって何だ)。問題発言はこれと言ってなかった気がする。それどころか、ホラー大賞や直木賞の選考委員に噛みついてくれてありがとう♪ と言う感じ。あ、これが問題発言?(笑) うーん、全体的に丸くなったような気がするねえ。(煽るな)
 しかし、「隠し球」のコーナーにこぞってe-NOVELSを宣伝してるのは笑えるかも(笑うな)。笠井氏は『オディプス症候群』に関しては「オ」の字も触れてねえし。後楽しみなのは芦辺氏の『怪人対名探偵』かなあ。『時の密室』とか、『切断都市』も楽しみ。
 しかしまあ、他に面白かったところと言えば新人賞受賞作家三人の鼎談あたりか。ホラー文庫受賞が幻というところは結構笑えたかも。
 とりあえず、「このミステリーがすごい!2000」は無難なもんだと思います。
 また思いついたらなんか書きます。
●知人がやってる古本屋の目録を見る。滅茶苦茶安い。ていうか、採算あうんかいな、ってなほど(採算は合うと言うことは解ってていってるんだけれども)。某SY文庫最大の効き目本『●×△□読本』が1000円もしないなんて。もしかして、値段の付け間違えなのであろうか(ゼロ一個抜けてるとか。それならあり得るか(笑))。何冊か買いたいのがあるので、年末はバイトに暮れるか。新刊でも買いたいの山ほどあるし、何かと物いりだし。しかし、この目録での最大の不満(笑)は『楡の木荘の殺人』(鮎川哲也/河出文庫・絶版)が700円と言うところか。他のところで1280円で買ったのに〜(届くのはまだ)。悔しいからついたらさっさと読んだろ(笑) 表題作は最近「鬼面警部全事件」の叢書で復刊されたから良いとして、連作「ジュピター殺人事件」はこの版を手に入れないと読めないだろうなあ、と言う読みがあったからなんだけれども。とかいってるうちに「本格推理マガジン」の叢書のラインナップにはいったら嫌だなあ。入らないことを祈ろう(やな奴じゃ>自分)。

12月17日(金)
●『夜宴』読了。
●某大学ミス研例会最終日。というわけで近くの飲み屋で忘年会である。一つ、興味深い事実を聞いてかなり唖然とさせられる。

12月18日(土)
●ファイルを転送たあとで16日の日誌を読んで、思ったこと。「ホラー文庫受賞」ってなんやねん(笑)。ホラー大賞の間違いです。面白いから(ホントに面白いか?)残しておこう。
●昨日の忘年会で聞いた事実の衝撃で買った本を忘れてた。
『追跡者』(パトリック・クェンティン/創元推理文庫・品切れ?)100円
 そして、本日は某畸人郷例会の前に淡路の本の森へ行く。そこで
「海燕・ミステリ特集号」200円
『星虫』(岩本隆/新潮文庫・帯)150円
『赤毛のレドメイン』(フィルポッツ/集英社文庫・帯)250円
 購入。そして新刊で『世紀末サーカス』(井上雅彦監修/廣済堂文庫)購入。方々で「新・異形コレクション」というフレーズを眼にしてた故に、新たなるシリーズで再開かと思ってたが(前回の『俳優』が13という黄金ナンバー)、問題なく(問題?)番号は続いていくようである。
●19時から某畸人郷例会の忘年会。19時の集合には予定人数の半分も来ていなかったが、続々と登場。館の掲示板の常連で某畸人郷メンバーとも被ってる人もいて一角は「ミニ嵐の館オフ」状態(笑)。×△の□さん全壊とか(伏せ字になってない?)、▽▽▽さん○○ぶり発揮せずとか、○○さんいつもよりテンション高い、いや高過ぎ、××○○さん□□□さんラブetc……伏せ字無しには書けない。私は潰されないよう適当に逃げました。しかし、近いうちに「嵐の館」オフ、やりたいですねえ。京都におもしろい店がオープンしましてね(その名も監獄食房)。やるならばそこで……。
 半年間音沙汰無くて、生きてるか否か確認できなかった人が出てきて生存を確認できたことが最大の収穫だった、かも。もっとも、入れ替わり説とか死亡説とか、半分ぐらい私が流したものだったりして(をい)。
 買った本プラスα借りた本三冊というおもーい荷物を抱え、えっちらおっちらと帰る。当面新刊は買わんでいいかも。

12月19日(日)
●寝る前にえいやっとばかりに『屍島』読了。
●消化したビデオの感想。とりあえず、数日前に見た「隣人は静かに笑う」から。
 「隣人は静かに笑う」★★☆
 うーん、サイコものと警官ものの組み合わせは面白かったけれども、いまいちのような。個人的には、高木が所属する県警が「神奈川県警」というのがツボ。ていうか、やばくなのか?(笑) 警官の犯罪というのは、最近妙にリアリティが有りすぎて逆に面白くない。狂気の演技は堂に入っていて思わず「地か?」なんて思ったりする。毎週見るまででも無かったなあ。
 「サイコメトラーEIJI2」★★★
 原作がまだ完結していない故にどのようにしてドラマの物語を閉じるかがポイントだった。最終回に関して言えば、終わり方が中途半端な気がする。やはり、続き物の漫画は映像化には不向きのような気が。とりあえず、CGを使った解説が面白かったかも。全体的に中途半端になっている感じが否めない。
 「ゴジラVSキングギドラ」★★★☆
 最後に見たゴジラは「ゴジラVSビオランテ」だったと思ってたが、どーもこの作品も見たような気が。定かではないが。海の底に沈んでいたゴジラを復活させるために原子潜水艦をつっこませるわけだが、一つ疑問。ゴジラってエラ有るの? ゴジラって爬虫類とばかり思っていたが、両生類だったのか。数年前の特撮故に若干泥臭いところがなきにしもあらずであるが、問答無用の戦闘シーンはやはり面白い。劇場で見たかった気もしないではない。
●「メフィスト」を読む。「今昔続百鬼/岸涯小僧(がんぎこぞう)〜多々良先生行状記〜」(京極夏彦)読了。
「今昔続百鬼/岸涯小僧(がんぎこぞう)〜多々良先生行状記〜」(京極夏彦)★★★
 『塗り仏の宴』に出てくる多々良先生が主役のシリーズ。「ダカーポ」のインタビューに寄ればかなりの数の連載になるようである。うるさい変人もいなければ、理屈をこねる古本屋も、角刈りの刑事も情けない作家先生もいない。多々良先生にのみスポットを当てた作品である。一回目は河童である。まあ、一回目はこんなもんかというところである。であるばかり使ってるようである(いい加減にしましょう)。

12月20日(月)
●寝る前に『忌まわしい匣』を読むつもりだったが、表題作を読んでてかなり気が滅入ってきたので『クロへの長い道』を読む。あっちゅう間に読了。感想は後日。

12月21日(火)
●日付変更前に友人から久々に電話が。どうやら、無言の留守電のメッセージのいくつかがその友人のものの模様。かなりの時間話し込む。
●「氷の世界」★★★
 ビデオに撮ってたのです。まあ、こんなもんかという最終回。ミステリ的には△かも。所謂意外な真犯人が用意されているわけであるが、伏線ってあったっけ。きちきちと見たわけでなく、BGM代わりに聞いてた回があったからなあ。その回に張られていたのかも。無理矢理ミステリ仕掛けにする必要はさほど見られない。乱歩賞を受賞した脚本家故に、ミステリを求められるのであろうか。そういえば、野沢尚の乱歩賞受賞作『破線のマリス』(講談社)って、映画になったんだったっけ。
●で、復刊問題。今月の16日の表記でかなり嫌な奴系の表現をしたが、復刊賛成派。高い値で買って、読んでなくて、それでいて復刊されたらくやしいけれども。というか、私は復刊の恩恵に思いっきり浸ってる人間なので、復刊するなとは口が裂けても言えない。まあ、何千円も出して買った本が復刊されたなんて目にあって無いからこんなことが言えるのであろうか。

12月22(水)
●『ボーン・コレクター』、『不思議の国のアリバイ』読了。「ML別館」更新分、溜まってるなあ。明日はこれに専念しないとね。
●極鬱状態、かも。片づいてたと思ってたと思ってた事が全然片づいてなかった、というのが原因の9割だけれども。1割は二年前の意外な事実。前者は年内に一気にケリを付けたいところだけれども。
 早めに出さねばならないメールが十通近く溜まってるのに……。済みません>該当する方々
●18日にしばらく新刊は買わんでもええかも、と書いてたが『細工は流々』(エリザベス・フェラーズ/創元推理文庫)購入。

12月23日(木)
●半年近く放って置かれていた非常口を大幅に改装。「嵐の館」のリニューアルのコンセプトは、この非常口の壁紙みたいな感じ、ということになるかも。未定だけれども。かなりの数のリンクを張ってますので、是非一回お立ち寄りを。ミソは専門系のセレクト、かも(んなわけないか)。加えて様々なところを直したりする。ML別館壁紙つけました。
●気分転換にカレーでも作るか♪ と思い買い物に行くが……こける(笑)。派手にこけて、めちゃ恥ずかしい
●買った材料を元にカレーを作る。チキンカレーを作ったのであるが、嵐山風チキンカレーのミソは水の代わりにトマトジュースを入れることであろうか。トマトジュースを入れた分水を減らしてやるわけであるが、酸味が出て飽きが来なくなる(はず)。水とトマトジュースの割合は半々ぐらい、かなあ。是非おためしあれ。

12月24日(金)
●寝る前に半日がかりで書いた「ML別館」更新分をUP。ページリニューアルは着々と進んでおります。
『忌まわしい匣』(牧野修/集英社)を読む。「おもひで女」「瞼の母」「B1公爵夫人」「グノーシス心中」読了。結果、かなり気が滅入る(笑)

12月25日(土)
●バイト、バイト、バイト♪
●「ケイゾク/特別編 PHANTOM」★★★★
 昨日リアルタイムで途中まで見てたが、電話が相次いだために後半部はビデオで。評価は単発のドラマなら★★★☆だけれども、懐かしの面々が出てたので。いよいよ映画化を控え、盛り上がりムードの「ケイゾク」。史上最悪のサイコキラー朝倉復活編の意味合いを兼ねる(?)ドラマスペシャルであるが、朝倉ってもしかして化け物? 人間じゃねーぞ。というのはさておき、『×××△△△人』ってミステリ系の連ドラのスペシャルで応用っつーのは流行(はや)りなのか? 今回は、私的にはミステリ的なプロットはさておき、死んだはずの人間がどうやって生き返るんだろうというのが最大の興味だったして(笑)。んな無茶な、というつっこみがおーいにあるけれども。
 しかし、呪いの木の事件の幕切れは凄惨で、如何にも「ケイゾク」的。本放送最終回の裏返し的なラスト(正確にはラストシーンではないが)は、映画への期待を持たせるには十分、いや、十三分である(一個多いぞ)。「ケイゾク」の映画は何が何でも行きまっせー。

12月26日(日)
●昨日見た変な夢。若手評論家のS氏と初対面(現実では会ったことありません)。Sさんなにやら不機嫌。よせばいいのに、誰かが「なんで不機嫌なんですか?」と聞く(私ではなかった。誰かも不明)。Sさん「僕ねー<ジュクちゃん>って呼ばれるの嫌なんだよねー」/誰か「何でですか?」/Sさん「<ジュク>ってのは、「みじゅく」のじゅく」の事なんだよ!」といって自分でキレて、何故か私が殴られる(笑)。うーん、意味不明だ。
日誌のトップに壁紙を張りました。トップから直接来た人は、一編見ていってね。こっち用の壁紙探さないとなあ。
●今日の仕事は引っ越し♪ その結果……。腕がだるい。痛い。力が入らん(泣)。まあ、現場の人々がみな良さげな人ばっかだったのが救いか。
●リニューアルトップページ完成。公開は1月2日の更新にて。
『忌まわしい匣』(牧野修/集英社)を読む。「シカバネ日記」「甘い血」読了。うう、気が滅入る(笑)
『ポジオリ教授の事件簿』(T・S・ストリブリング/翔泳社)を平行して読む。「警察署長の秘密」読了。う〜ん、ミステリ(笑)
「警察署長の秘密」
 盗まれたお金は返ってくるものの、貴金属類は返ってこない、肝心の盗んだ人間は捕まらない。それ故に、市政委員会は警察署長を罷免しようとしていた。一方、ポジオリ教授は、弟を捜して欲しいと言う依頼を受ける。しかし、くだんの人物はすでに死んでいた。
 『カリブ諸島の手がかり』(国書刊行会)収録のアンチシリーズ探偵短編「ベレナスへの道」で(当時)最終作と思われていたポジオリ教授ものの復活編。何故お金だけ返ってくるのか? という謎に対する解答は割合予測がつくが謎解きへのもって行き方のプロセスが面白い。結末も見事、か。

12月27日(月)
●試行錯誤の結果この壁紙に決定。壁紙はいいとして、他に考慮の余地があるので何とかしないと。何はともあれ、新年のリニューアルは予定通り行きそうである。
●予定外に時間があいたので、『楡の木荘の殺人』(鮎川哲也/河出文庫・絶版)のお金を振り込みに行く。
●『異人館の妖魔(ファンタズマ)』(井上雅彦/ソノラマ文庫NEXT)読了

12月28日(火)
『忌まわしい匣』(牧野修/集英社)を読む。「ワルツ」「罪と罰の機械」読了。

12月29日(水)
●バイト帰りに縄張りの(笑)古本市場へ。
『架空幻想都市』(上・下)(めるへんめーかー編/ログアウト冒険文庫・絶版?)各二百円
 あと、資料一冊。
『忌まわしい匣』(牧野修/集英社)を読む。「蜜月の法」読了。

12月30日(木)
e-NOVELSの末國氏による『象と耳鳴り』の書評を読んで、目から鱗がぼろぼろと落ちる。思いっきり。「ニューメキシコの月」と笠井氏の『探偵小説論T・U』(東京創元社)のバックボーンである大量死の呼応性、「机上の論理」の証拠の恣意性等々。既読の人は、是非見てきて欲しい。
●「傷だらけの女 スペシャル」★★★☆
 これもビデオにとってたやつ。年末はスペシャル番組多いねえ。本放送では前半部分を見ていないので、再放送もしくはビデオ化を切に願ってるがどーなんだろう。今回は復讐鬼のお話かと思いきや……。本放送は広義のミステリー系の話であったが、今回はミスディレクションの使い方(?)、人物関係のずらし方などは狭義のミステリーの感じも。話自体は単発で本放送を見ていなくても十分に楽しめる内容だったと思うが、なんだか本放送の延長線上にあるような(ていうか、当たり前か)。終わり方は高く孤独に夜の街を彷徨う、という感じだが今一映えない。
●縄張りのブックオフに(笑)堀川五条店で
『碑文谷事件』(鮎川哲也/出版芸術社)900円
 を買う。『夜の訪問者』もブックオフで探すか?
●新刊書店で『白い館の惨劇』(倉阪鬼一郎/幻冬舎)、「KADOKAWA ミステリ」(角川書店)購入。今年の締めは『白い館の惨劇』の予定。
●30日の日誌ですが、1999年最後の更新なのでここに書きます。1998年は或る意味激動の年だったと独り言の間収録の1998年も……で書きましたが、1999年はこれから何百年生きるか解りませんが(何年生きるつもりだ?)、今まで以上に激動の年だったと思います。特に下半期。ここ「嵐山薫生涯最大の事件」と書きましたが、実は、これは誇張でもなんでもなくホントのことです。この「生涯最大の事件」は前半後半に別れていて、前半部分は渦中にいるにもかかわらず「はた目に面白い構造だなあ」と半分人ごとのように見てました(笑)。事件構造はあまりにも面白すぎるので(半分皮肉)、骨組みだけ取り出して何らかの形で使うと思います。が、後半部分は最悪の一言。後半部分はまさに最悪を絵に描いたような事態。後半部分に関しては恐らく、一生口を閉ざすでしょう。表に出すにはあまりにも凄惨すぎるというかなんというか。しかも、まだ継続中。残念なことに年内に一気に解決、と言うことには至らなさそう。さらに言えば、後半部分は或る意味私は無関係。半ば意地で関わってる面もあるんだけれども。プライドの問題かな。なにはともあれ、いい形で着地すればいいんだけれどもね。
 99年もまた色々あったけれども、(現時点での)生涯最大の事件のインパクトが強すぎて他のことはほぼ飛んじゃったに等しい、かも。すみません。
 とまあこの手の話はさておき(じゃあするなよ)、新コーナーであるこの「館の日誌」は来年も継続。「独り言の間」は閉めますが、その代わりに別のコーナーをオープンする予定。オープンは1月中旬以降。あと、「今月のBM」のコーナーも閉めます。誰も見てねーだろーから。99年の読了本は一括してから圧縮して置く予定。98年の分も。閉鎖した項は「過去の遺産たち」というコーナーに圧縮して放り込む予定です。「嵐の館の歴史」はキリ番と節目節目の記録を除き、削除。日誌のトップに置いておく予定です。
●ふう。この更新が1999年最後の更新です。2000年の世紀末もこの「嵐の館」をよろしくお願いします

12月31日(金)
『忌まわしい匣』(牧野修/集英社)を読む。「翁戦記」「<非−知>工場」「電波大戦」「我ハ一塊ノ肉塊ナリ」読了。
●わったんさんの家で年越しオフである。参加メンバーはFOOLさん、つかさん、にっきーさん、わったんさん、月の子さん、藤沢澪さんそして私の7人。本来はちやさんも来られるはずだったのであるが体調を崩して来られず。
 とりあえず、家でとわったん邸迄の道のりで、1999年の締めの本『白い館の惨劇』読了。鶴橋に着いたらわったんさんの携帯に電話をかけるようにと言う指示だったので、鶴橋に着くやいなや電話をかける。首尾よくかかったが、「今八尾にいます」と言ってしまう(笑)。だーかーらー、鶴橋やっちゅうねん。
 八尾駅に着き、少々戸惑ったがなんとかわったんさんと出会いいざわったん邸へ、と思いきやにっきーさんと月の子さんがブックオフに行っているというのでブックオフへ。店に入り、うろうろしてると月の子さん発見。挨拶をして、「にっきーさんはどこかな」と思い探そうとすると……目の前にいた(笑)。後ろを向いてたんだけれども、加えて髪型がいつもと違ってて中学生みたい。だから月の子さんが「にっきーさんです」と言わなかったら、絶対に「にっきーさんは?」と目の前で聞いてる。オフ会参加者の中では年長の方なのであるが、知らない人から見たら最年少、かも。ブックオフでは
d『鬼火・蔵の中』(横溝正史/角川文庫・絶版)100円
 購入。本自体は持ってるけれども、実家に置いてあり、なんか読みたくなったため。
 そしてわったん邸へ。三階建てだったのであるが、三階の一室が書庫兼パソコンルーム。広さは、私が今住んでるところより広い(笑)。かなりの量の蔵書に圧倒されつつ、他のメンバーが来るまで漫画を読む。澪さん、FOOLさん、つかさんが順次来る。
 揃う前から用意をし、全員揃ってすぐして宴が始まる。飲めや歌えや踊れや壊れや(誇張)。私は腹一杯たらふく食べる(二重表現)。酒もかなり飲む。うい〜。
 紅白をBGMに宴は進む。ミステリの話はあまりなかった(笑)。小林幸子は、今年は地味だったかも。デザートを食べた後、横になってたら寝てしまう(笑)。いびきがうるさかったとかうるさくなかったとか。


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