航海日誌第一話 PNG編

パプアニューギニアで思いつくのはやっぱりコレ!

パプア君に会いたい!

 これは昨年の11月から12月の間の約一ヶ月,家主がパプアニューギニア(PNG)に行ったときの書記です.


 家主は深海底温泉の調査のため,昨年PNGに行って来ました.家主にとっては2度目,4国目の海外体験でした.でも,そこにたどり着くまでには様々な障壁が... といっても大したこと無いのですが2〜3回に分けてお話ししたいと思います.


海洋科学技術センター(JAMSTEC)主催

BIOACCESS Cruise

「しんかい2000」「ドルフィン3K」マヌス海盆潜航調査

(Biological Investigation of a Chemosynthetic Community: Ecological and Systematical Survey)

太文字部分のアルファベットをとってBIOACCESS航海と命名されました.

 家主は卒業研究およぼ修士研究では干潟の泥を使った研究をしていましたが,以前から深海底に興味があり,特に生命の誕生の場と期待されている深海底の温泉の調査に参加したいと考えていました.しかし,私の属す研究室のボスはNASAには伝がありそうでしたが,船に乗る研究はさっぱり(でも,最近は博多湾の船で研究を始めましたが).そこで,隣の研究室の助教授に頼み込み,人足でいいから航海に連れていってくれる人を捜してもらった(引率教官がいないと乗れない).何度かチャンスは到来したのですが,JAMSTECの船は小さく,研究者は9名しか乗船できず,定員オーバーで涙を流しました.ところがこの航海は,外国であることもあり定員割れし,しかもJAMSTECも予算切れで渡航費など自費負担するなら学生も乗せてくれると言うことになり,参加を決意.結果的には東京大学の海洋研究所の先生が費用を負担して下さってあらゆる面で充実した航海となりました.私の参加にご尽力下さった多くの方に感謝します.


map of PNG 今回行ったのは,世界地図ではビスマーク海と紹介されている海域です.オーストラリアのケアンズからPNGの首都ポートモレスビーに飛び,さらに飛行機で赤点で示したケビエンまで行き,ここから「なつしま」に乗船しました.日本史や第二次大戦における日本軍について詳しい人にはラバウルと並んでお馴染みの地名ですね.当初はラバウルから乗船の予定だったのですが,ここで第一の関門がやった来ました.ラバウル港の代理店から出航1ヶ月前にはいったファックスには衝撃的な内容(?)が示されていました.なんと,ラバウル港の直ぐ側にある火山の活動が活発化し,いつ噴火するか分からない状況だというのです.ラバウル港内の船は既に避難しており,入港はやめた方がいいと言った内容でした.そこで,急遽港がケビエンに変更になったのです.

 コレがその火山です.白煙が上がっているのが分かるでしょうか.詳しくは知らないのですが,3〜4年前に大噴火したらしく,大きな被害を出した火山だそうです.この写真は,潜航と潜航の間の潜水艇の点検日に船長が好意で火山の近くまで船をやってくれたときに撮ったものです.大きい火山ではないのですが,雲仙普賢岳を思わせる実に活動的な火山でした.


第二話 「送迎会直前の不吉な電話」編

第三話 「受難の旅へのプロローグ」編

第四話 「ついに上陸!来いパプア君」編

第五話 「パプア君の居た町は,今」編


家主の部屋の扉へ