検討第三号議案      1997年度の事業計画(案)

 なかなか予測のむずかしい変化、そして困難で重大な問題がいろいろお
きている状況のなかで、世界と日本の生活協同組合は岐路にたたされてい
ます。
 いまの困難をどのよう方向できりぬけていくのか。それによって、生協
は21世紀に生き残れるのかどうかがきまる、ということがヒシヒシと感じ
られ、身に迫ってくるなかで、グローバルな視野そして地域の実践をふま
えた研究活動がいよいよ強く求められています。

1、調査研究プロジェクト
 「生協運動の現状分析」(代表野村、事務局久保建夫)は、「コープこ
うべの創造的復興」に続いて日本の生協運動の再生をリードする「コープ
かながわ」と「コープさっぽろ」の調査研究をすすめます。あわせて「K
ネット」をはじめとする事業連帯の調査をはじめます。
 「組合員調査」(代表浜岡、事務局藤田実)は、京都生協の組合員調査
を受託してすすめます。下期もう一つ受託を追求します。
 同時に、調査主体の形成支援という立場から、協同の分析活動や共有の
ための活動をすすめます。9月には、生協しまねにおいて、中四国協同で、
「中山間地における生協の役割」(仮)をテーマにしたシンポないし研究
集会の開催をめざします。
 「協同組合間協同研究」(代表藤谷、事務局久保建夫)は、年度内出版
をめざします。


2、研究会
 事務局態勢も確立し、参加メンバーもひろげる努力をしながら、自主的
研究を活発にします。
 くらしの研究については、「くらし発見の旅」サロン(代表浜岡、事務
局西山功)活動を2ヶ月に1回程度開催しながら、各論化できるテーマに
ついては随時研究会等にしていきます。
 「職員論」(代表戸木田、事務局久保建夫)は、出版にもとづく公開の
座談会や、他研究所、労組、職員などとの討論会などを開催します。
 「生協の事業・商品」(代表若林靖永、事務局金山修)は、今年度より
活動を開始します。今年度は、「共同購入」と京都生協の店舗「メイティ」
の調査、研究を実施します。
 「アジアの地域社会と協同組合」(代表中村尚司、事務局小林治子)も
再開します。
 その他常設の研究会については、事務局活動をつよめるなど、強化しま
す。
 各地の研究会は、今年も地域、くらし、協同運動や協同組合の現状につ
いての認識を深め、課題を共有化する研究、調査講座などを行います。
 そのなかから、いくつかの地域で、『協う』の地域版が刊行できること
が課題です。


3、委託研究
 従来2件としてきましたが、地域研究、農産物流通など4件程度にふや
します。その成果を『協う』や年報への掲載だけでなく、公開の研究討論
会などを開催します。


4、自主研究
 今年度も、組合員、職員の方を中心にした自主研究、自主講座の募集を
行います。(公募開始5月、締切 7月末 、報告書提出締切98年5月末)
 同時に、合同発表会などを追求します。


5、シンポジュウム、公開講座、講演など
 総会記念シンポジューム(6月28、29日 立命館大学)は、テーマを
「アイデンティティークライシスと生協再生の条件」として、全国の女性
理事長等からの問題提起をうけて討論し、「生協の店長論」など7つのテ
ーマにわかれたミニシンポを行います。
 公開講座については、従来型をやめて、サロンや研究会を公開して座談
会や討論会などをおこないます。また、会員内外の(出張)講座や講演の
要望に応えます。そのため、研究員名簿の再整理・再登録をおこない紹介
活動を強めます。研究委員のみなさんの、論文や講演記録、著作などを収
集整理しますので、ご協力をお願いいたします。


6、『協う』、年報、『ホームページ』開設その他
 『協う』は、編集委員をふやし態勢を強化します。年6回の発行を編集
委員で分担するなど、計画性をつよめます。『協う』地域版については、
「こうち」版に続いて各地の応募、発行が期待されます。
 『年報』は、3号『生協像の再生』(編集委員長川口清史)がまもなく
刊行できます。第4号の準備をすすめます。
 『ワーキング・ペーパー』については、随時発行しますが、今年度より
インターネットによる「研究所のホームページ」を開きますので、それと
の連動を考えます。


7、交流、提携など
 コープこうべ生協研究機構、地域と協同の研究センター、生協総合研究
所との交流・協力・提携活動を引き続き重視してすすめます。
 今年度より、かながわCRIの「生協組合員研究会」へ参加(井上英之
他)し、協同研究を追求します。


8、事務局体制
 今年度、京都生協派遣の事務局は、事務局長西山功、主任研究員久保建
夫、事務局近藤祥功の3名となります。
 『協う』編集委員は、小林治子のほか補充します。
 また、将来的なことも考えて、研究会や事務局補佐としての大学院生を
増やします。藤田実、赤澤清孝、高山一夫、山本桂子です。
 さらに、中期的には、他生協からの派遣人事受け入れなどもします。


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