「世界のみなさん、平和を築くため、できることから始めましょう。」
堀越千尋です。今年から大学生となり、京都で歴史を勉強しています。 |
平和へのメッセージをアップしたきっかけ 1998年8月6日、小学校6年生のとき、大谷快くんと一緒に平和記念式典で、平和への誓いをよみあげました。式典が終わったあとアメリカからいらしたイシイ牧師さんと息子さんに禎子さんのことを書いた英語の本を頂きました。弟と私は、それぞれ自分で描いた絵をプレゼントしました。平和を祈るきもちはどこの国でもおなじだとおもいました。それから毎年記念式典に出席して、広島の様子をお届けしています。 昨年は平和記念式典には出席しましたがHPのアップも出来ませんでした。今年は式典には参加できませんでしたが大学生という立場から私の今年の思いをつづってみました。 2005年8月6日 わたしの平和への思い 平和記念式典、平和宣言より・・・ 私たちは、核兵器の非人間性と戦争の悲惨さとを、特に若い世代に理解してもらうため、被爆者の証言を世界に届け、「広島・長崎講座」の普及に力を入れると共に、さらにこの一年間、世界の子どもたちに大人の世代が被爆体験記を読み語るプロジェクトを展開します。 この部分では、これまでになかった、具体的方針がはっきり明示されていると思います。 これは、これまで理念として平和を捉え、はっきりと平和に向けて具体策を練ることを避けてきた社会の性質に対し、市長自ら打破して推進活動を進めていくという意思表示が伺えます。 これはかなり勇気のいることで、これを全世界に発信したことは平和への勇気ある大きな一歩であると私は考えます。 これまでの私の経験と、大学での学業をふまえてみてみると、理念から実践へ進めることこそが大きな課題であるように感じています。もちろん、それにはまず理念というもののはっきりした理解が必要不可欠で、多くの人にこれをしてもらうべきです。幸い、今の若者たちの間には、平和の大切さは理念としてはわかっていると思われます。しかしこれを実践に移すにはまだまだ多くの努力が必要です。被爆後60年も経過すると、被爆者の方々が高齢化し、当時の生々しい体験を伝える人が少なくなってきました。そんななかで平和について自分で出来ることを実践することは難しいかもしれません。 これからも継続して、平和の理念の継承と理解の推進を行い、それと同時に、被爆者の証言等を無駄にしない具体的な広報活動への実践力を身につけるための指針を、ヒロシマ市民は示していくべきであると痛感しています。わたしも、微力ながら平和への実践的な取り組みをしていくつもりです・ こちら京都では、原爆の広報活動と街頭募金は盛んで、市内ではよくみかけ、写真展のために旧家を提供するところもあります。京都における原爆への意識は高いといって良いと思います。ひとりひとりの小さな取り組みがいつか平和への大きなちからとなって行くことを願っています。 2003年8月6日の広島の様子 今年2003年のこども代表による平和への誓いで、峠三吉の詩を読んでくれました。とても感動しました。いつも本当にすばらしいメッセージを発信してくれます。秋葉広島市長は、平和宣言の中でイラク戦争によるアメリカの行動を堂々と批判しています。そしていかなる理由があろうとも戦争をやめるべきだと世界中の人に呼びかけました。数日前、平和公園のさだこ禎子さんの像にある折鶴が放火されました。平和の願いをこめて作られた鶴にどうしてあんなことができるのでしょうか?今年はその痛々しい様子をお届けするのがとても悲しいです。 2000年8/6の広島の様子 この年は特別な年になりました。8/6のTSSテレビの平和の特別番組で、祖母と私のこと、私の家族のことが紹介されることになりました。広島での平和への意識を風化させないように、皆さんが一生懸命であることがわかりました。 2001年、8月6日の広島の平和記念式典の様子 今年も平和記念式典に参列いたしました。今年も多くの人が参加され、平和を祈りました。被爆者の方が高齢になられ、当時の様子を語る人が少なくなって来ています。広島の原爆の惨状を伝えるために、これからを生きる私たちもなにかしなければいけないとおもいます。 私は、被爆した祖母から当時の様子をしっかり聞いて、そしてそれをわたしより若い人に伝える努力をするつもりです。また広島県以外に住んでいる人には、まだまだ原爆のいろいろな情報が十分伝わっていません。だからこれからも、ホームページを通じて、私なりに原爆の悲惨さを伝えて行こうと思っています。 2002年夏の広島の平和公園の様子 今年の夏私は、8月3日からニュージーランドの姉妹校の家庭にホームステイすることになり。8月6日の様子はお伝えできませんが、事前に広島の平和公園の様子を写真に取りました。広島の人は50年以上も一生懸命平和を訴えているのに、昨年はテロ事件、アフガニスタンの攻撃、核実験、まだまだ信じられない悲しい出来事があとをたちません。一日も早く平和な世界になってほしいと願っています。 |
5万人の人が祈りを捧げました。 この広島の祈りが世界じゅうにに届きますように。 |
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![]() 大谷快くんと一緒に読んだ平和への誓い98’をのせました。 大谷快くんと私が6月14日の子どもピースサミット98 意見発表会で述べたことものせています。 *このままじゃいけない* 大谷快 *平和な世界を願って* 堀越千尋(意見発表の時の作文) *平和な世界を願ってオリジナル* 堀越千尋(10枚の応募作文)
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平和に関するページへのリンクです。 こどもピースサミット97意見発表会 松本ゆめかちゃんの意見 平和の誓い97’96’など ABOMB博物館 原爆に関する意見や様々情報が載っています。 |