EDIUS編集の実際

ediusx2.jpg ノンリニア編集機は、元々は映画業界などで始まり、報道では取り込みに時間がかかったので、リニア編集が主流であった。
しかし、テープからメモリー媒体に替わり、取り込みに時間がかからなくなったので、報道などでもリニア編集に変わった。
編集ソフトさえあれば、一般家庭でもビデオ編集ができるようになったが、パソコンはキャッシュメモリーの大きな物が必要ではある。

初期設定
edius1080i.jpg 新規作成でのフォーマットの選択は全部選択してもよいだろうが、一般人には、重くなるので4Kは必用ないだろう。
日本のデジタル放送は、1080 60iが基本なので1920x1080。
アナログ放送時代の走査線の数は525本だったが、初期のハイビジョンでは1035本というのもあった。
縦が1080だと、横縦比は16:9なので縦は1920になる。
フレームレートは59.94i、必要ならば59.94pと39.97pも選ぶ。
iはインターレスの飛び越し走査で日本のテレビは方式、Pはプログレッシブの順次走査でパソコンなどの方式。
映画をやるなら24Pなので23.98pを選ぶが、普通はいらない。
ビデオ量子化は、どちらもチェックしておいても問題ないだろうが8bitで充分。
オーディオチャンネルは、4chくらいあれば良いだろう。
私は 5.1サラウンドは使わないので6chは使わない。
TCは、一般的にはドロップフレームを選ぶ。
1秒は30フレームだが、正確には30フレームよりわずかに多いので、何秒か毎に減らさないと全体の時間が狂ってくる。
ただし、CMなど全体の秒数が少なく編集上1フレームが重要ば場合などはノンドロップフレームを選ぶ事もある。
TCのスタート時間は、通常は00:00:00:00で良いが、放送用などでカウントリーダーを入れたりする場合は、23:58:59:28を選ぶ事もある。

映像の取り込みと白編集
ediusx3.jpg 一番手っ取り早いのは、使いたい映像をまとめたファイルを作っておいて、ドラッグ&コピーで貼り付ける。
まずは不要なカットを削除し、映像の順番を入れ替え、カットの長さを調節し、空白を削除する。

音声加工
audiofilter.jpg トップカットの頭を丸め、エンドカットをお尻をフェードアウト。
ハードディスクに収録している音楽などの中から選んで、2chに貼り付ける。
EDIUSでは、基準が-20dBになっているので、音声lineのカットを右クリックしてノーマライズの音量レベルを調整する。
必要に応じてピンウィンドウを表示し、エフェクトの中からオーディオフィルターからトーンコントロールやグラフィックイコライザーを選んで音質を調整する。

速度変更
edius11.jpg HDD編集でのフリーズ機能は欠かせない作業で、リゾルブなどのエフェクト機能を使う際に、いわゆるノリシロが無い場合でもフリーズを足して無理やりリゾル事も出来る。
タイムラインを右クリックすると時間エフェクトあり、簡単に速度の変換やフリーズができる。
速度を変更するとインタビューの声のピッチも変えられる。
もちろん映像もスローになったり、早回しになったりするが、どうせ声変えるくらいだから、顔も隠していることが多いので、そのあたり大丈夫だ。
ビデオフィルターのパレットの中に、モザイクやディフォーカスもあり、トラッキングもできる。

インサート編集
vinset.jpg インタビューのカット替わりなどに、映像をインサートする。
手っ取り速いのは、インサートする映像の音声を選択削除し、上書きモードで貼り付ければOK。
インサートVの音の残したいなら、いちど別のLineに貼り付けてから作業に入るほうが良いようだ。
一般的なインタビューなどへのインサートに音は必要ないが、カープ選手などへのインタビューにバッティングなどの映像をインサートする場合は、打球などの音も欲しい。

ピクチャー in ピクチャー
pinp.jpg EDIUS上級編、ピクチャー in ピクチャーに挑戦してみた。
自己流で色々やってみたが、レイアウターでサイズ変更まではできるが、2画面にできない。
静止画をスーパーすれば何とか2画面にできたが、動画ができない。
頭を冷やして、パーファクトガイドを読んでみると、小画面のほうを上段のLINEに置くことがミソ。
これまでは、小画面を下にしてやっていたのでできなかったが、逆にするといとも簡単にできてしまった。
エフェクトを使えば、スライドインもできる。
エッジを付けて色も変えられたが、実際に使うことはほとんどないかも。

pinp2.jpg 大画面のほうのアウターを使って画面を小さくすれば、2画面を並べて表示できる。

pinp3.jpg またVのLINEを右クリックしてLInE追加し、クリップのカラーを貼り付けてベースカラーに2画面を貼り付けられるし、もちろん動画にすることもできる。

テロップを打ち方
terop1.jpg 何枚もテロップを打つ場合、文字をを整えることが難しい。
最初に打ったテロップを呼び出して、その上に新しい字を打ち込んでいけば、何枚打っても字が揃う。
本職のテロップ打ちも、この方法で作業している。
放送局では、テロップ文字の統一のために、白編集までとHDD編集以降は兼務しない事が多い。

DVDダビングの不具合原因
ediusdvd1.jpg ediusdvd3.jpg データを入れたHDDをUSB分岐アダプタなどを介していると、読み込み速度が遅くて書き込みが追い付かなかい。
素材が長すぎると、DVDの容量が足らず途中で止まる。
DVDダビング用アイコンが消える事がある場合は、LINEの上部のどこかに意図しないIN点OUT点が入っている事が多い。

データが読めなくなる
ediusdvd2.jpg データの読み込み間違いがあり、関係無いファイルを読みに行く事がある。
編集を終えた後に、別の編集をすると起こりやすい。
データのあるHDDを繋がずにEDIUSを立ち上げると、素材の場所がわからず、エラーを起こす。
復旧するには、1カットづつデータの場所を再指定しなくてはならない。
SDカードなどのデータは、一度データをパソコン内に取り込んだ後に、タイムラインに貼り付けるほうが安全。
EDIUSには編集データしか残らず、素材は入っていないので要注意。
デスクトップだと、HDDを外す事は考えられないが、ラップトップだと、ついつい忘れる。

原因不明?
ediuserrer3.jpg ediuserrer2.jpg 編集点と編集点の隙間に、1フレーム入っていて削除出来ない事がある。
良くみると、わずかに黒くカスのような状態で残っている。
新たなシーケンスにデータを貼りつけ直しても、ラストカット後に数フレーム残骸が残っている。
このシーケンスを一度出力すると、何も残っていない。
本来は映像と音声はリップシンクロしているのだが、何故かズレる事がある。
Altをを押しながら操作すると映像と音声が別々に動いて調整できるはずだが、完全に誤差0にはなりにくい。
何もしていないのに、再生速度が勝手に変更になって、キュルキュル回しになってしまう。
速度変更でも直らないので、データを新しいシーケンスに貼り付け直す。
一度問題が起こると、熱くなって直そうとするとどんどん深みにはまって抜けられなくなり、あっと言う間に時間だけが過ぎていく。
早めに諦めて、最初からやり直すほうが早い事が多い。
バグらしいので、バージョンアップすれば直るかもしれない。

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