キラーレンズ

Tel-Kilar300mmF5.6 Tele-Kilar300mmF5.6:1970年頃、テレキラー300mmF5.6というアリマウントのレンズが、機材ロッカーにあった。 当時の望遠ズームレンズとしては、35mmにも使えるが重たい25〜250mmのアンジェニューの10倍か、ズームリングがアンジェニューと逆で使いにくかったCANON45〜200mmF2.8があったが、 これらは台座が必要だったので使いにくかった。
アリフレックス16STに標準装備 している12〜120mmF2.2の10倍のアンジェニューと一緒に持っていくには、キラーは小型軽量だったので便利だった。 当時望遠レンズが必要なプロ野球の取材といえば、広島ー巨人3連戦のうちの1回くらいしかなかった。
2003年発行のクラシックカメラ選科No.69に、キルフィット製レンズの特集が載っているが、それを見るとテレキラー300mmは1958年製となっているが、16mm以外にもハッセルブラッドに装着した例の写真が載っている。
そういえば、レンズ後部のマウント部分が外れる構造になっていたのを思い出し、ひょっとするとライカにも使にも使えるたのでは?と思い、知人の持っている物を借用して試す事にした。
アリマウントへの変換部分を外すと、案の定ライカのねじ込みマウントになっており、L-NリングでD800に付けてみた。
木蓮とツグミ 木蓮の花を撮ってみたが、レンズに若干カビがある事もあってコントラストが低いが、何とか使える。 開放値がF5.6と暗いこともあるが、最短距離が10feetになっており、
1964年製のNikkor 300mm F4.5の最短が 13feet
1973年製のsmc TAKUMAR 300mm F4 の最短が18feet
だった事を見れば悪くない数字だ。 コンピュータを駆使して作った最新のAi AF-S Nikkor 300mm F4の最短距離は 1.45m≓4.8feetとは比べようもないが、当時のシュナイダーから選抜した技術者のレベルがうかがえる。
スピグラに装着 6x6もカバー出来そうなので、イメージサークルが見たくてスピグラに付けて撮ってみたが、何とかギリギリ使えそう。
TOYOのスピグラボードに、ライカL-Mマウントでレンズを固定している。
4x5で撮影 その後、TAKUMAR 300mm F4をアリマウントに改造して使ったりもしたが、10〜150mm、12〜240mm、15〜300mmなどの15倍や20倍のアンジェニューズームが発売されるようになると、 単焦点望遠レンズは機材ロッカーの肥やしになっていった。
キラー135mmF3.8のCマウントは、一度も使ったことが無いし、ズ−マー600mmは、星の観察会で金星を撮ったくらいで、ほとんど出番がないままにENG時代を迎え廃棄処分になってしまった。

トプコール

TV TOPCOR 62mmF5.6

4x5フルサイズ
スピグラにつけて
N-Lリングで

長い間、机の引き出しの奥に転がっていたTV TOPCOR 62mmF5.6がやっと使える目処が立った。そもそも、このレンズはTVとあるように、16mmフィルムをテレシネする映写機に付いていたものだ。
同じ目的に使われていたレンズに、Nikkor 105mmF2.5があったが、こちらにE2リングが付けてあった。 目をつけてはいたのだが、廃棄の時には、すでに取り除かれていた。
TOPCORはLマウントの変なレンズだったので、誰の目にも止まらなかったらしく、残っていたので貰って帰った。
このレンズはライカにつけてもピントが合わないので諦めていたのだが、N-Lリングにつけてみたら接写ならピントが合う。 フランジバックが短いし、35mmはカバーできないと思っていたのだが、フランジバックは長かった。 しかもAPS-Cなら充分カバーする。
包括角度が知りたくて、スピグラボードに付けて見る事にする。 ホームセンターで水道パッキンの38.5mmと39mmを買ってきたが、さすがに39mmではストッパーにはならないが、38.5mmならボードの裏側でレンズに押し込むとピッタリ固定できた。
早速、スピグラに付けて覗いてみたが、35mmフルサイズが誠一杯のようだ。

ライカレンズを大判で

カーネーション
スピグラにヘクトールを装着
娘が送って来たカーネーションを、ヘルトール135mmF4.5をスピグラ取り付け、撮影しました。 スピグラはフォーカルプレーンシャッターがあるので、こんな遊びにはもってこいです。

スピグラボードの裏面
上記のヘルトール135mmF4.5はショートマウントにつけた後、ボードに装着したため周辺がケラれてしまった。 そこでレンズ部分のみを、0番シャッター用の穴のあいているスピグラボードにはめ込み、裏側を水道の32mm排水パイプ用のパッキンを押し込んで止めた。 わずか136円で光線漏れも無く、ピタッと止まり、外す時は強く引っ張れば簡単に外れる。
4x5で撮影
4X5のピントグラスで確認してもケラレはない。ライカL、M、ニコンFにも使えるこのレンズの守備範囲の広さには驚かされる。
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