フィッシュアイニッコールオート16mmF3.5:1973年に77,000円で発売。
黄、橙、赤のフィルター3枚が内蔵されている事からも、まだ白黒が全盛だったことがわかる。私は、後にAi改造している。
これ以前のニッコールの魚眼レンズは、7.5mmF5.6、OP10mmF5.6、6mmF5.6(220度)のミラーアップして別ファインダーで覗きしかも円形の180度で、作画的には使いにくいレンズで、しかも高価であった。
対角線180度のこのレンズが発売になったと知って、すぐに飛びついた。
会社の創業25周年用パンフレットもこのレンズで撮影した。bell206の後部座席の床板をめくり、そこから真下に向けて原爆ドームを上空から撮影した。
その写真は表紙に使われたが、そのパフレットが今も資料室に残っているかどうか知らない。
当時は、魚眼レンズは珍しく結構多用したが、今となっては円形になる魚眼レンズを買っておけばと悔やまれる。
私が外付けフィルターを付けない数少ないレンズであるが、本当は付けたくても付けられない。
NEWニッコール20mmF4:ニッコールの20mmと言えば、UDオート20mmF3.5(1968年1月発売)が最初だが、フィルター径が72mmもあり形が気に入らなかった。
1974年11月にフィルター径が52mmになったNEWニッコール20mmF4(50,000円)をすぐに買えばよかったのだが、社用で買ったので私用には買わなくて済んでしまった。
ぐずぐずしているうちにねじ込みフード(HN-14)がなくなり、変更になったかぶせフード(HK-3)が格好が悪いので買わずじまいになっていた。
D200を買ってからワイド側が足らなくなり、大阪の八百富で見つけて中古で購入。
専用フードはすでに発売中止で、中古市場にもほとんどないので、流用できるものを探していたら、Aiニッコール20mmF3.5用のHK-6が当時はまだカタログに載っていた。
20mmF3.5と20mmF4を比べたら、F3.5ほうがレンズ前面がちょうどフィルターの厚さ分だけ厚くなっているのでUVをつければF4も同じ全長になることが判明。
どうせUV1枚は常につけているので、HK-6がピッタリ使えた。このHK-6も今はカタログから消えている。
今は、フォクトレンダーに20mmF3.5用フードLH-20Nを使用しているが、これもすでに製造終了している。
ニッコールNCオート24mmF2.8:1967年8月に発売され、1972年12月にはNCオート(30,000円)になった。
このレンズは、大学の同級生が持っていて、当時ミノルタしか持っていなかった私はうらやましかった。
多分、最初に買った交換レンズではないかと思う。
トライXを詰め、オレンジフィルターをつけて近所を撮り歩いた。
フィルター径が52mmに押さえてあるのがうれしい。当時のニッコールは20mm〜200mmまでは、ほとんどフィルター径が52mmに設計されていて使いやすかった。
28mmよりやや広く、どうやって撮って絵になる使いやすい玉である。
フィルター径も52mmで汎用性にも優れ、薄っぺらいフードがかっこよかった。
ただ、28mmより広いために35mmも買わなければいけなくなったのが、欠点といえるかもしれない。
ニッコールNCオート28mmF2:
ニッコールの28mmは、1960年3月発売のHオート2.8cmF3.5が最初だが、1971年4月にはNCオート28mmF2(55,000円)が発売された。
このクラスで1絞り2/3明るいと相当使いやすく、狭い室内での撮影が楽であった。
Fブラックに付けて、SB-2と共に何処に行くにも持ち歩き、家族の写真は、ほとんどこれで撮った。
最近はズームレンズを使うことが多くF3.5前後なので暗い感じるが、このレンズを使っている時は不満はなかった。
28mmという焦点距離は、かつては超広角とも呼ばれたが、高層ビルが増え、室内が狭くなった現代では標準レンズと言っても過言ではない。
私は、Minolta時代から使っている焦点距離で、歪みが少なくパッと構えればほぼ思ったとおりの構図に入る便利なレンズである。
使いやすいのだが、特徴がないのが欠点と言えなくもない。
Nikon-E 35mmF2.5:ニコンEM用に作られた小型軽量も目的に作られたレンズで、銅鏡にプラスチックが使われている。
ニコノス用のW-Nikkor35mmF2.5と同設計と思われる。
GNオートニッコール45mmF2.8:1969年3月発売(16,500円)。になっているが、ストロボのガイドナンバーをセットすると距離に連動して絞りが動くようになっている為、唯一ヘリコイドが逆になっている。。
45mmという中途半端な焦点距離と、フォーカスが重くなるという欠点があり、オートストロボの普及とともにともに売れなくなった。
しかし、パンケーキタイプの薄型レンズが一部マニアに受け、一時は中古価格が5万円を越えた事もあった。これにはなべの蓋?のようなフードが設定されているが、これも中古市場では珍品で高価である。
私は、知人がニコーマートにつけていたのを見て、安いこともあって購入したが、使ったことはほとんどない。
ある医学学会で、白衣を着た女性がマニュアルストロボにこれをつけて撮影しているのを見かけたのが1回だけあった。
オートニッコール50mmF1.4:1962年3月発売22,000円に発売されている。私は、多分Fのボディと一緒に購入した。
このレンズは、ニコンのサービスマンがカメラの調整をする時に、ボディにつけていた。
普段はほとんど使わないが、新しいボディを入手した時などにテスト撮影に使用したりする。
買って間もない頃に、マツヨイグサの花粉をレンズ表面につけてしまい、未だにこれがこびりついている。
スプリングフードが一般的だが、落ちやすいのでねじ込みフードをつけている。もちろん、Ai改造している。
マクロ55mmF3.5を入手して以後の出番は少ない。
ニッコール50mmF1.2:F2を買った時に付いてきたが、生憎Ai化してなかった。純正のねじ込みフードを探したが入手できない。それで売り払ってしまった。
マイクロPニッコール55mmF3.5:1970年に27,450円で発売され、接写専用のレンズで性能が良いので一般撮影にも使用されるらしいが、私は接写にしか使わない。
これを買ってからは、接写リングやクローズアップレンズは使わなくなった。
6x6や4x5のポジをデジタルにしたいのだがスキャナーがないので、これで接写してD200に取り込んでいる。 デジタルになってからのほうが出番が多いようだ。
きちんと三脚をつけて充分絞り込んで使えば良いのだが、ついつい横着して手持ちで撮ってしまう。
昔はスピードマグニにつけてポラロイドで接写するのに仕事で、このレンズを使っていたが、このとには、絞り開放で撮っていた。
レンズ前面がかなり奥まったところにあるので、フードの必要がなく、フィルターも付けていない。
ニッコール50mmF2(Sマウント):小ぶりでバランスの良いレンズだが、私の黒銅鏡は、1956年の発売でS2ボデイ付で68,500円となっているが単体価格は不明である。
内側のマウントを使うので、地獄バネにはまることない。
白銅鏡のものに比べ、黒銅鏡のもののほうが少ないようだ。ラッパ型の純正フードは、中古市場で8,000円くらいするらしい。
50mmF2:1959年に14,500円で発売されたが、入手したNikkor-H auto50mmF2は1964年からの発売になっている。
1965年発売のNikomatFS22,300円と組み合わせると、当時最も安いニコンカメラが入手できた。
入手した固体は、Nippon kogakuと表記されており、Nikon表記になる以前の第2世代のものでAi改造が可能なものであるので1960年代末の頃のものであろう。
運良くUVフィルターとフードも付いたので、結局フードは2個に増えてしまった。
フードをよく見るとf=5cm 1:2 NikonFと50/2 F NIKKOR と表記が違い、のちにHS-2となる。
基本的にスプリングフードしかなく、ねじ込みが使いたければ50mmF1.4用のHN-5を流用するしかないが見た目は今一つになってしまう。
1972年にCタイプになり、1974年に最短距離が60mmから45mmに変更になり、1977年にAiレンズなっったあと1978年にはF1.8となって50mmF2レンズは無くなってしまう。
ズームニッコール43mm〜86mmF3.5: 1963年に32,300円で発売されたニコン初の標準クラスのズームレンズで使い便利は良かった。
60mm程度が最も解像度が良いと言われたが、それでも切れは悪かった。
「やっぱり単焦点が良い」という原因を作ったレンズでもある。
ズームだけは絶対買うまいと心に誓っていたが、昭和40年代に見たニコマートに付いていた、ヨンサンハチロクの被写界深度目盛の赤・黄・青・緑の曲線 (通称ヒゲ)が頭の隅から離れない。
すでにニコマートはFTNとFSも中古で手に入れているので、「もう時効」だと勝手に決めて、梅田の八百富で6,000円でゲット。 フォーカスリングの故障していたレンズからAiリングも移植した。
めったに使わないが、低速度シャッターで露光中にズーム移動させると周辺部が流れて面白い。フードは35mm用を使用する。
ニッコールHオート85mmF1.8:1964年の発売で32,700円。85mmという焦点距離はポ−トレートに最適といわれ明るいF値でもあり、贅沢なレンズであった。
35mmを標準レンズにすると、ちょうど2倍程度でもあり違和感なく使える。ずんぐりむっくりした形で、50mmよりちょっと長い程度のフードがが良く似合った。
これで証明写真をよく撮った。このレンズを入手した日は、撮影するあてもないのにカメラにつけて持ち歩いた。
Ai改造したが、F3以降のカメラにはF2以上に絞って取り付けないといけないので注意が必要。一時は中古市場で高値が付いていたが、最近はだいぶ落ち着いてきた。
ただ、純正フードはレンズよりも数が少ないので、高値が付いている。
ニッコールPオート105mmF2.5:1971年に30,000円で発売されたものを所有しているが、この最初の設計は、1954年のSマウント用に作られ、
Fマウント用は1959年に発売されている。
この銅鏡がすべて黒になったレンズを入手したのは、少し後のことである。もとの所有者は、F2を持っていた先輩で、私がカメラもレンズも斡旋した。
そのいきさつで、私が買い取ったわけである。85mmと200mmをすでに所有していたので、新品の購入に踏み切れずにいたので、ちょうどよかった。
このレンズはニッコールクラブの氏家氏が、アサヒカメラにポートレートをこのレンズで何度も賞を獲っていたので、高校生の頃から欲しかった。
石川文洋氏もベトナムで、黒のFに105mmを付けて使っていたし、市ノ瀬泰造氏は、F2に後期型の黒銅鏡のものを付けていた。
私が入手した時は、茶色の革ケースにスプリングフードが付いていたが、ねじ込みフードに買い換えた。
ニッコールT10.5cmF4(Sマウント):マウンテンニッコールとも呼ばれ、1960年 15,500円で発売され、2,000本ほど販売された。
当時は人気がなかったが、現在は希少性があり、10倍近い値も付くようになった。1996年に、浅草のカワマスで、エルマリート21mmF2.8と交換してしまった。
ニッコールQオート135mmF2.8:1965年に27,400円で発売された。
ニッコールの135mmはQオート135mmF3.5が最初で、1959年6月にSマウント用に改造され発売された。
そもそも135mmという焦点距離は1眼レフ用としては中途半端な長さで、なぜこの焦点距離があるのかわからなかった。
距離計カメラに興味をもちはじめて、やっと距離計が連動する最長のレンズのだとわかった。
F3.5のほうがスマートで昔は好きだったが、やや暗いのでずっと買わずにいた。105mmと200mmの中間に位置する中途半端な長さが嫌でもあった。
オートフォーカス時代になって、マニュアルレンズが安くなってから中古で買った。
嫌いだった組み込みフードも今になって見れば、実用性も高く格好も良いと思えるようになった。D200に使うと実質200mmになるので、出番が出てきた。
Nikkor135mmF3.5(Sマウント):1963年に21,000円で黒塗装の銅鏡は#264000以降と言われている。
フィルター径は43mmで、黒のプラスチック製のフードが別売りになっているが、いまさら入手難しいだろう。
F用の135mmF3.5と同設計のレンズだが、後部を取り外しF用に変換できるファーカシングアダプターが販売されていたが、未だに本物を見たことがない。
ニッコールQオート200mmF4:200mmの一歩手前のPオート180mmF2.8は1971年にはすでに発売されていたが、72mmのフィルター径と75,000円の高価格でもあり目もくれず、
1969年に34,500円で発売されたこれを入手した。
初期のQオート20cmF4は1961年7月発売に発売されているが、同級生が持っていてその特異な形がおもしろくて、2本目に買った交換レンズだった。
ベトナム戦争では105mmF2.5とともにFに付けられて活躍した。
1976年2月に発売になったニューニッコール200mmF4では、シンプルな形になってデザイン的には良くなったかもしれないが、面白味もなくなった。
24mmとともによく持ちあるいて撮影した。minoltaの200mmが62mmフィルター径を採用している時期に、フィルター径52mmと組み込みフードが便利だった。
しかし報道現場では、1973年発売のズームニッコールCオート80-200mmF4.5に取って代わられ、急速に人気が衰えていった。
ニッコールHオート300mmF4.5:1964年に47,000円で発売され、1969年に新型になっている。
新しいものより、白い銅鏡を持っているこのタイプが好きで随分さがしたが、なかなか見つからなかった。
たぶん2006年9月に、高松の駅前のカメラ屋でAi改造したものを見つけて入手したと思う。オートフォーカスが全盛になり、買い換えた人が手放したのだろう。
これは、私が入手した初のフィルター径72mmのレンズだと思う。
すでに持っていた500mmに比べ、これは虹彩絞りが付いているので、被写界深度が期待できるのがうれしい。
場合によっては、X1.4のエックステンダーを付けて使うこともある。
手持ちでは1/500秒以上でないと不安で、1/250以下では三脚までとは行かないまでも1脚か立ち木にすがるかしないとブレることが多い。
不満なのは、純正のソフトケースがないことだが、仕方ないのでエツミのケースに入れている。
レフレックスニッコール500mmF8:1961年に手持ち用と呼ばれた反射望遠型のニッコール500mmF5が発売され、1969年に500mmF8が65,000円で発売された。
フードは88mmねじ込みだが、フィルターは39mmを後玉に付ける。反射鏡があることで、ボケがリング状になるのが好きで逆光での花のアップなどの撮影に使用した。
もう1本の手持ち反射望遠レフレックスニッコール1000mmF11は、1966年に発売されているが、127,000円もしたので、使用頻度を考え購入せずじまいになったので、
1000mmが必要な場合はX2のテレコンバーターを使用している。
画質はかなり落ちるが、どうせ空気が厚く映りこんで切れは悪くなっているので、作画上の表現のひとつとして使用している。
場合によってはx1.4もあわせて使用することもあるが、月面を撮影する時くらいしか役に立たない。
ズームニッコールオート80〜200mmF4.5:1970年に79,000円で発売。
大きくて重かった85-250mmF4の後継として200mm単焦点とほぼ同じ大きさで80mmまでをカバーできることから報道はもとより、アマチュアまで広く使われた。
しかし、沢山売れたことから中古価格は10,000円以下になってしまっている。私も横浜で中古で買った。フードは85mmF1.8と兼用なことから品数が少なく、
レンズと変わらない価格になっている。
ニッコール85〜250mmF4:日本初のスチ−ル用ズームレンズで大きく重く、1.9kgもある。
田中長徳氏が所有している1959年に発売された初期型は、ズームとフォーカスが別になっているが、これは1969年発売の最終型で、F値の変動もなくAi改造もしてある。
野球取材などのスポーツ取材で活躍した。フィルターはシリーズIXを使う。
昭和46年のカタログを見ると、価格は11万円となっており、80〜200mmF4.5とともに載っている。
あまりの重さに、殆ど使われることなく、死蔵されていた。
Fボディとともに収納できる専用ケースもあったが、今は行方不明になっている。
AiAFズームニッコール24-50mmF3.3-4.5S:1987年に、51,000円で発売されている。前年にF401が発売され、翌年にはF4が発売されている。
中古価格は15,000円以下で手に入りやすい。レンズがやや暗いのと、望遠側が短いのが欠点だが、D200の常用レンズとして使っている。
広角側が足らない時のみ20mmF4を使用、接写には55mmF4を使っているが、ほとんど場合はこれ1本で充分足りている。
AiAFズームニッコール28-70mmF3.5-4.5D:1992年に49,000円で発売。
1991年発売のS型の後継として誕生した、AFの第2世代というべき非球面をつかったDタイプのレンズである。
F5などの銀塩カメラにしようすると、ほぼ標準ズームとなる。中古価格は15,000円以下で入手できる。
24-50mmF3.3-4.5Sに比べやや細身でフィルター径が52mmになっているので使いやすい。F3につけてMFにしても使いやすい。
AiAFズームニッコール35-135mmF3.5-4.5S:1986年に発売開始され、1988年にNewタイプに変更されて63,000円で発売されました。
今では少なくなった、直進式ズームでやや使いにくいのですが、中古市場価格が10,000円以下というのが魅力で、やや望遠側もカバーできる準標準系ズームです。
24-50mmF3.3-4.5Sでは足りない時に使います。ヒガンバナなどのアップを撮る時、やや離れてバックをぼかしたい時に最適です。
AiAFズームニッコール70-210mmF4-5.6S:1987年に49,000円で発売された。作りやすくて設計に無理がなく、しかも中古市場でも10,000円以下で手に入る。
望遠レンズとしてちょうどいい大きさであるが、やはり今の時代にあっては直進ズームは使いにくい。
Nikkor AF-S 24-85mmF3.5-4.5G ED VR:Z6には、AF Nikkor 28-70mmF3.5-4.5Dを使う事が多かったが、やっぱりオートフォーカスが使いたいので
Nikkor AF-S 24-85mmF3.5-4.5G ED VRの中古をMAPカメラで購入した。
最短距離は38cmで問題ないし、重量も465gと軽い。
HB-63の花型フードが嫌なので丸型のネジ込みフードを付けた。
AF-S nikkor ED VR 24-120mm:AF-S Nikkor 28-300mm F3.5-5.6 (800g)では大きくて重たいし、AF-S Nikkor 24-85mm F3.5-4.5(465g)ではやや足りない。
AF-S Nikkor ED VR 24-120mm F4 (710g)のほうが性能的には良いのだが、その分大きくて重いが、このレンズは575g。
しかし、このレンズ余り評判が良くない。
第1世代(〜2005年):シリアル番号の最初が2
第2世代(2006年〜2007年):シリアル番号の最初が4
を避けて 第3世代(2008年〜):シリアル番号の最初が5のを選んだ。
旧タイプという事で、リーズナブルだ。
AF-S Nikkor ED VR 28-300mm F3.5-5.6G:Z6でAFが使えるAF-Sレンズ。
ほぼ10倍ズームなので、動画撮影の場合は便利だが、常用レンズとしてはやや重い。
AF-SレンズのGタイプは、絞りが無いのでNikonのAFカメラでないと使えない。
Nikon F5やF100などは問題ないが、F4では少し使用制限があるようだ。
レンズを外した状態だと最小絞りになるので、それを承知でAF以外のカメラでも使えない事も無いが、明るい屋外でないと無理。
花型のフードが嫌いなので、PC-E Nikkor 24mmf/3.5 D EDにはHB-41という丸形フードを付けた。
W-Nikkor35mmF2.5(ニコノス用):1984年に21,000円に発売されているが、基本設計は、1952年9月発売されているSマウントのW-ニッコール3.5cmF2.5と同じである。
陸上では35mmであるが、水中では水がレンズとなって映像が拡大されるので、焦点距離が延びてほほ標準レンズとなる。
湿気の多いベトナム戦争時代は、澤田教一はニコノス2型にこのレンズをつけて予備カメラとしていた。
私も、ヨットなど海上での撮影では潮風にさらされても良いように、ニコノスX型にこのレンズをつけて撮影したりもする。
これより広角側のレンズは水中専用となり地上での撮影に使えなくなる。
SC-Skopar25mmF4:2001年に70,000円で発売されたコシナ製のフォクトレンダーである。
純正のW-ニッコール2.5cmF4は、1953年11月に29,000円発売されているが、中古価格は30万円以上もするのでとても手が出ない。
純正の28mmF3.5が欲しかったのだが、これも中古で10万円以上もしてとても買えないと諦めていたところ、コシナから25mmが出ると聞いたので、35mmF2.5を売って購入資金にした。
さすがに新品なので、使いやすくて良いのだが、外爪を使うタイプなので、レンズを繰り出した状態でレンズをはずそうとするとギヤがかみ込む地獄バネにはまり込んではずせなくなる。
こうなってしまうと、純正レンズではないのでニコンでは直してくれない。
結局、知り合いのカメラ屋に頼み込んで直してもらった。
その後、カメラはオーバーホールに出したので、問題はなかったが、その費用を捻出するためFを1台売ってしまった。
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