台風豆知識
1、秒速17.2m以上のものが台風、以下が熱帯低気圧
2、台風は、構造上、前線を伴わない
3、台風の年間発生数は平均28個、そのうち日本に上陸するのが平均2.8個
4、広島に大きな被害をもたらした、1991年の19号(リンゴ台風)の農作物の被害は4000億。保険金額は5000億。
5、危険なのは進路の右側
台風のつむじは左巻きなので、進路の右側は進む力と風速が合成されるため、危険半円となる。
6、台風は赤道上では発生しない。
地球自転の関係から、台風は北緯0°〜5°付近では発生できず、海面温度が26〜27°の北緯5°以上の地域で発生する。
台風の大きさ | 台風の強さ | |||
風速15m以上の半径 | 中心付近の最大風速 | |||
大型 | 500km以上 | 強い | 33m以上 | |
超大型 | 800km以上 | 非常に強い | 44m以上 | |
猛烈な | 54m以上 |
フジワラの効果
2つ台風が1300km以内にある場合、お互いに影響しあい反時計回りに進行方向が変わることをいう。日本に接近した台風は、本来なら東に進むのが常であるが、後に発生した台風に追いつかれた場合などには、時折、進路を西に変えたり、南に進む場合もある。対象となる台風が小さくなったり、消えたりすると本来の進路に戻る。場合によっては相手は台風でなくて、寒気でも起こることが有る。予報士泣かせの現象である。中央気象台の藤原台長が発見したのでこの名がついた。
これ以外に、本来は小笠原高気圧の縁を通る台風が、チベット高気圧が強い場合に、チベット高気圧の縁にそって南西方向に移動する場合あるので、フジワラの効果と区別する必要がある。