modemlog.txtの解説


 こちらで紹介したmodemlog.txtを取得した後のそれぞれの項目に関する説明です。薄紫色で記述した部分が得られるログです。(ログで半角カナの部分はすべて全角カナになおしてあります。)
 まず、問題ない場合から。

ログの取得開始

03-05-1999 10:50:41.15 - FMV-FX53Z4 は使用中です。

この文章からmodemlog.txtの取得が始まります。

03-05-1999 10:50:41.15 - モデムの種類 : FMV-FX53Z4

ここでは使用しているモデムの種類が表示されます。
※FMV-FX53Z4は富士通の1998年冬型モデルに搭載されているモデムです。Windows95での動作は保証されていません。でも動かしているPCは組立機だしWindows95で動作しています(^^;。

03-05-1999 10:50:41.15 - モデム INF のパス : MDMFJ16.INF

「パス」と出ていますが実際には定義ファイルですね。

03-05-1999 10:50:41.15 - モデム INF セクション : Modem
03-05-1999 10:50:42.75 - 115200,N,8,1
03-05-1999 10:50:42.76 - 115200,N,8,1
03-05-1999 10:50:42.76 - 115200,N,8,1

「(DTE-DCE間)最高速度」「パリティ」「データビット」「ストップビット」が表示されます。
ここでは順に、115,200bps、パリティ無し、8ビット、1ビット、という意味です。

03-05-1999 10:50:42.76 - モデムの初期化中です。

この文章が出ると定義ファイルに記載された記述に従ってモデムが初期化されていきます。

03-05-1999 10:50:42.76 - 送信 : AT<cr>
03-05-1999 10:50:42.76 - 受信 : <cr><lf>OK<cr><lf>
03-05-1999 10:50:42.76 - 変換した応答 : OK
03-05-1999 10:50:42.76 - 送信 : AT&FE0V1S0=0&C1&D2+MR=2;+DR=1;+ER=1;W0<cr>
03-05-1999 10:50:42.77 - 受信 : <cr><lf>OK<cr><lf>
03-05-1999 10:50:42.77 - 変換した応答 : OK
03-05-1999 10:50:42.77 - 送信 : ATS7=58M0+ES=3,0,2;+DS=3;+IFC=2,2;X4<cr>
03-05-1999 10:50:42.77 - 受信 : <cr><lf>OK<cr><lf>
03-05-1999 10:50:42.77 - 変換した応答 : OK

03-05-1999 10:50:42.77 - 送信 : ATl0m0+MS=K56,0,75,33600,75,46000<cr>
03-05-1999 10:50:42.77 - 受信 : <cr><lf>OK<cr><lf>
03-05-1999 10:50:42.77 - 変換した応答 : OK

ここの行は私が初期化コマンドを追加した分です。
[l0]…ネゴシエーション音を出さない
[m0]…スピーカーボリューム0
[+MS=K56,0,75,33600,75,46000]…K56で接続を行い自動モードオフ(1でオン)、最低送信速度75bps、最高送信速度33.6kbps、最低受信速度75bps、最高受信速度46.0kbpsになるようにしてあります。

03-05-1999 10:50:42.78 - ダイヤル中です。
03-05-1999 10:50:42.78 - 送信 : ATDP;<cr>
03-05-1999 10:50:44.63 - 受信 : <cr><lf>OK<cr><lf>

初期化が終わるとダイヤルに入ります。ATDPでパルスでの発信を宣言します。

03-05-1999 10:50:44.63 - 変換した応答 : OK
03-05-1999 10:50:44.63 - ダイヤル中です。
03-05-1999 10:50:44.63 - 送信 : ATDP##########<cr>

電話番号は表示されませんがパルスで発信されています。

03-05-1999 10:51:20.95 - 受信 : <cr><lf>+MCR: K56<cr><lf>
03-05-1999 10:51:20.95 - 変換した応答 : 情報

K56flexで接続しようとしています。

03-05-1999 10:51:20.95 - 受信 : <cr><lf>+MRR: 46000<cr><lf>
03-05-1999 10:51:20.95 - 変換した応答 : 情報

46000bpsにて接続しようとしています。

03-05-1999 10:51:21.22 - 受信 : <cr><lf>+ER: LAPM<cr><lf>
03-05-1999 10:51:21.22 - 変換した応答 : 情報

LAPM(Link Access Procedure for Modem)にて接続しようとしています。

03-05-1999 10:51:21.22 - 受信 : <cr><lf>+DR: V42B<cr><lf>
03-05-1999 10:51:21.22 - 変換した応答 : 情報

V.42bisで接続しようとしています。

03-05-1999 10:51:21.22 - 受信 : <cr><lf>CONNECT 115200<cr><lf>
03-05-1999 10:51:21.22 - 変換した応答 : 接続
03-05-1999 10:51:21.22 - 46000bps で接続を確立しました。

DTE-DCE間が115,200bpsで接続しました。

03-05-1999 10:51:21.22 - エラー制御がオンです。
03-05-1999 10:51:21.22 - データ圧縮がオンです。

呼んでそのままです。前者に関してはエラー訂正機能であるLAPMが、後者に関してはデータ圧縮であるV.42bisが機能しているためです。
これ以降はアクセスサーバーとのやりとりになります。

この間のやりとりはmodemlog.txtには記録されません。Windows98を使用していて、かつppp方式による接続ならばppplog.txtに記録されます。
無手順接続によるものであれば通信ログに順に記録されていきます。

03-05-1999 10:54:58.24 - モデムの切断中です。
03-05-1999 10:54:58.24 - DTR をオフにすることによるハードウェア切断。

回線の切断中です。DTRはモデムの信号線です。

03-05-1999 10:54:58.95 - 受信 : <cr><lf>OK<cr><lf>
03-05-1999 10:54:58.95 - 変換した応答 : OK
03-05-1999 10:54:58.95 - 送信 : ATH<cr>
03-05-1999 10:54:58.95 - 受信 : <cr><lf>OK<cr><lf>
03-05-1999 10:54:58.95 - 変換した応答 : OK

ATH(ATH0)は回線を切断するためのATコマンドです。これでモデム-オンフック、PHONE-オフフックになります。

03-05-1999 10:54:58.96 - セッションの統計情報 :
03-05-1999 10:54:58.96 -                読み取り : 231823 バイト
03-05-1999 10:54:58.96 -                書き込み : 1148 バイト

受信バイト数が以上に多いのはNifty-SERVEへの接続のためです。

03-05-1999 10:54:58.96 - FMV-FX53Z4 が閉じました。

以上でログの取得は終了です。
 



 

問題がある場合


03-18-1999 07:42:18.66 - ダイヤル中です。
03-18-1999 07:42:18.66 - 送信 : ATDP##########<cr>
03-18-1999 07:43:26.66 - 受信 : <応答なし>
03-18-1999 07:43:26.66 - 警告 : 認識不能な応答です。  再試行しています...

モデムに対して信号を送り何の反応がない場合です。
原因としては

  1. 機器がちゃんとつながっていない。
  2. 適切な定義ファイルを組み込んでいない。
  3. ケーブル・電話線が断線している。


などが考えられます。今回の場合ダイヤル以前のモデムの初期化は成功していますので3番目が主な原因として考えられます。これはあながち間違いではありません。この日よりも前に5m/150円ほどの電話線に変えていますから(質が超最悪)。

03-19-1999 07:21:11.85 - リモートモデム切断。
03-19-1999 07:21:11.85 - 受信 : <cr><lf>NO CARRIER<cr><lf>
03-19-1999 07:21:11.85 - 変換した応答 : キャリアなし

これも上記と同じで電話線の質によるものですが信号が途絶えてしまい切断してしまっています。キャリアは電話回線を流れる電波の基準となる電波ですが、当然のことながら回線断を起こしていますので「キャリアなし」で間違いありません。
 

他にもダイヤルトーンがない、回線が使用中などがありますが、これらはモデムのマニュアルに解決方法が書いてあるほど些細なミスによるエラーです。



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